2010年7月23日金曜日

学びと、就職と、働くことへの動機づけ

WiMAXの入り具合が良いために『銀座ルノアール』ファンになりました。

●初めてのRT(リツイート)

Twitter で、見ず知らずの方が初めてRT(リツイート)してくれた。なんだか嬉しい。
RT してくれた内容は

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恋愛充実男子は、就職に困らないという仮説。「努力は報われないことがある」という経験と「だからといって諦めても何も始まらない」ことを知っているからか。「自分の未来は、自分の手の中にはない」。
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●学びへの動機づけと、就職への動機づけと、働くことへの動機づけ

大学の学生支援課(キャリアセンター)主催で「OBOGを招いて、勉強が就職後にどのように役立つのかを話してもらう」という企画がある。

推測するに、狙いは「自分が今していることと、社会とのつながりを知る」ことだと思うのだが、これって、学びへの動機づけを損なうことにはならないだろうか。

だって、学問と、ビジネスで求められる知識やスキルは、そんなに関係がないだろうから。

学問の、就職後における価値は、学問そのものではなく、学ぶことの意味と、学ぶ姿勢を知る、という点だと思う。その学びの価値が分からないから学ぶのであって「それをやると自分にどんな利点があるのですか?」という問いを立てた途端、人は学びをやめ、成長も止まる。その図式は、社会人になってからも基本的には同じだ。

学びへの動機づけを損ない、就職そのものへの動機づけは高め、働くことへの動機づけはないままに就職していく(入社してから「何で頑張って働かなくちゃいけないんだ」と悩む)、という結果を生むキャリア教育や就職支援は反対である。

そうではなくて「働くことへの動機づけ」に主眼をおき、そのことで、日常への学問・勉強への動機づけにもつながる(相乗効果を生み出す)施策が、大学主導のキャリア教育には必要だと思うのだが、成功事例はあるのだろうか。


●今週の響きフレーズ

「精神的な失業者」


皆さん、良い週末を。