2011年12月27日火曜日

骨太人材

12/26、月曜日。

朝は書類諸々。月曜で月末で年末なのでいろいろと。


午前中はオフィスで企画書作成。

某大学からいただいた宿題「骨太人材を輩出するためのキャリアサポート(主に低学年向け)」の企画素案を何とか提出。そもそも「骨太人材」の定義次第ではあるのだけれど、自分で環境をつくっていくことができる人、どのような環境でも強くたくましく生きる力がある人、という意味で考えている。そのような人になるためには、成功体験と失敗体験を積み重ねることが必要。

1)成功体験では自信が得られる
2)失敗体験では教訓が得られる、そして、失敗した際に逃げないことで強さと人に対する優しさが得られる

だから、成功しても失敗してもいいのだけれど、自ら考え行動し、学問をはじめ、何かに打ち込む学生生活を過ごすことが肝要。

学業、部活サークル、友人、恋愛、家族、趣味……当たり前だけれどひとりひとりの日常があり、キャリアサポートとしてできることは限られている。だから企画としては・・・

というような主旨。さて、どうなるかな。


午後、気分転換に図書館へ行き、大学向けセミナー報告書を作成。
先日もそうだったが、図書館の学習室、集中できる。


夜は楽しく忘年会。

2011年12月26日月曜日

2006年のビンテージビール

12/22、木曜日。

朝イチ新幹線で名古屋へ。名古屋大学さんを初訪問。センター長さんがアポをくださり、大学のあり方、学生の志向性、企業が名古屋大学に求めているもの等々、長い時間、情報交換させていただく。

それにしても知らなかったな、名古屋大学って学校のなかに駅があるのですね。キャンパスのど真ん中に地下鉄入口がある。そう言えば、駅名も「名古屋大学前」とかではなく「名古屋大学」だものな。


わりとぎりぎりに新幹線に滑り込み、車内で昼食をとり、午後は上智大学さんを訪問。学生に対するスタンスがはっきりしている学校、好きだなぁ。勉強させていただいた。


夜、仕事着でおこなうのは今年最後の忘年会。欧州系のビールばかり飲んでいたら、イケメンの店員さんが2006年のビンテージビールを勧めてくれて、美味しくいただく。電車に乗って帰ったはずなのだが、帰宅は3時過ぎ。ふむ。

3日ぶりのギネス

12/21、水曜日。

足裏が痛くて歩くどころか靴も履けない件。今朝はある程度痛みがおさまっている。ジャケパンに革靴という仕事着で、朝イチの整形外科に。月曜日の採血結果を教えてもらう。

……痛風ではなかった。尿酸値は正常。

そう、月曜日の診断では痛風の可能性もあり、お酒はもちろん、牛肉も甲殻類も控えていた2日なのだ(お酒を2日連続で飲まなかったの、2011年最初で最後かも)。

診断結果は「突発性の急性炎症」。お医者さんが人間くさい方で、月曜日の通院時から信頼して話を聞いていたのだが「いやぁ正直ね、人の体なので、われわれ医者にも分からないことが多々あるんですよ。12月になって疲れが足の裏一カ所にドッと出たのかもしれませんね」とのこと。何にしろ、今日から仕事再開できて良かった。


明治大学さんを約10か月ぶりに訪問。情報交換と企画のご提案。

その後、新幹線で仙台へ。東北大学さんを初訪問。構内に理髪店があったり時計屋があったり、大学もホント様々。帰る頃には雪も降ってきて、新幹線ではあっという間だけれど、やっぱり東北だなと感じたり。自然と、仮設住宅で暮らす方々はこの寒さにふるえていないかなと思ったり。


仙台駅にバスが着いてから、帰りの新幹線まで1時間あったので、裏通りを歩く。ギネスの看板が見える。こういう「引き」は強い。1時間、読書しながら3日ぶりのギネスをゆっくり味わい、東京へ。

関西進出は少し延期

12/20、火曜日。

朝5時に起きるが、足裏の痛みがおさまっていない。革靴を履くことすら困難。情けなさと悔しさを感じながら、仕事を一日お休みすることに。

実は今日は、京都大学さん、神戸大学さん、関西大学さんの3校からアポイントを頂いており、一日で訪問するという強行スケジュールを組んでいたのに。年の瀬が迫るなかで時間調整して下っていた皆さまにも申し訳なさでいっぱい。1月以降に改めて関西の大学さんにもご訪問させていただこう。

2011年12月20日火曜日

続・足裏の苦悶

12/19、月曜日。

足裏の痛みが続く。夜中も何度も痛みで起きる。

午前中、病院に行こうとするも、何科が適当なのか分からない。そこで、以前ぎっくり腰(のような状態になった)際にお世話になった整骨院の先生にひとまず電話すると「それならまずは整形外科です。伊藤さんの家の近くだと○○というところがありますよ」と教えてもらう。感謝。

看護師さんが10人弱いる、中規模の整形外科だったのだが、先生曰く「今時点では原因不明です」。レントゲンをとり、採決もしたうえで、2日間は様子見になった。もちろん薬を処方してもらい、アイシングなどの対策も教えて頂いた。で、原因として考えられるのは3パターンだそうで、それぞれ教えてもらったのだが……結果は水曜日に分かる。


夕方、年末調整の準備したり、メールのやり取りでできる仕事をいくつか。

早く治ってくれないだろうか。まさか年末にこんなことが。師走なのに走れない、歩けない。

2011年12月19日月曜日

足裏、苦悶

12/18、日曜日。

秋葉原で、パートナー企業が開催する合同企業説明会の司会。
企業も学生も良縁があっただろうか。

学生の専攻特化型、企業も10社限定の合同企業説明会で、冒頭に各社から全学生に5分間プレゼン。その後、ブース形式の企業説明、最後は立食パーティーの3部構成。

立食パーティーが始まる直前から、足裏の土踏まずの親指側のコリコリしたところが痛み始め、セミナー終了時には激痛で普通に歩けなくなる。足を引きずりなんとか帰宅。指で触るだけで苦悶。うーん、来週は関東以外の大学訪問予定がつまっているのに、困った。

昼前のバスはおじいちゃん、おばあちゃんが元気

12/16、金曜日。

横浜国立大学で、今年度の振り返りと来年度にむけた打合せ。
中央大学で、今年度の振り返りと来年度にむけた打合せ。
明治学院大学に、忘れ物をとりに立ち寄り。


横浜国大からの帰り、バスでおじいちゃんに席を譲ってもらった。「あんた、駅までいくんだろ?わたしゃ次の駅で降りるから」と。せっかくの厚意なので御礼言って座ったのだが、同じバス内で別のおばあちゃん集団は、足を出している20歳くらいの女子に「そんなに足だして寒くないの?ね?平気なの?」と絡んでいる。昼前のバス内はおじいちゃん、おばあちゃんが元気だ。


夜、急きょ、講師やカウンセラー、採用・研修系の社長らが中心の忘年会に合流させていただくことになり、1次会の終わりあたりから記憶がおぼろ。飲みすぎた。

2011年12月16日金曜日

歩く。心地よい疲労。ビールが美味い。

12/15、木曜日。

早稲田大学へ訪問。今年度セミナーの振り返り、来年度に向けた打合せ。
千葉大学へ訪問。今年度セミナーの振り返り、来年度に向けた打合せ。
法政大学へ訪問。会社紹介、全学年対象キャリアセミナーの企画意図と内容紹介。

大学訪問日は、歩く。痩せるかな。そして移動の電車で寝てしまう。うむ。


夕方、人を介してご連絡頂いた方(この10月に起業された方)と渋谷でお会いする。

間をとりもってくれた方は、数年前にお世話になった方で、当時はよくメディアにも取りあげられていて有名な方。その後、キャリアチェンジで数年間、日本を離れていたのだが、日本に帰ってきて私の動向を知り、「人材ビジネス始めるなら、伊藤ちゃんに会っておいた方がいいよ」とこの方は言われたらしい。私よりも学生に対して情熱がある人も、賢い人も、業界の表も裏も熟知している人も、うんといるなかで、どうして私だったのかはよく分からないが、少しでもお役にたてる情報提供できたかな。※Sさん、今度、川崎で飲みましょうね!

そう言えば、この秋冬だけでも、大学関係・人材関係で起業・独立された方や、新規事業で乗り出してきた会社の責任者の方など、数名とお会いしている。狭い世界だし、私自身学ぶことが多いので、こういう出会いは大切にしているのだけれど。


久しぶりに移動が多かった一日なので、体がちょっと疲れる。
ビールが美味い。

2011年12月15日木曜日

オフィスによくあるアレが設置された日

12/14、水曜日。

資料作成と、大学TELアポと、出張準備ほか。

大学さんは、思いのほか皆さんが提案アポをくださり、既にセミナー実施している学校も含めると、来週末までの残り6営業日で、国立大学7校、私立大学6校を訪問することになった。東北も名古屋も関西も行く。けっこう本気で悩んだのだが、今回は前泊も当日泊も無!仕事が決まってからのお楽しみにするのだ。営業時間を目一杯つかうのだ。

そんなわけで、JR東日本のえきねっとに会員登録し、新幹線をバンバン予約。
マスクも買っておかないと。


日中、自宅兼オフィスに飛び込み営業が来る。

ごりごりした感じではなく、優しい口調でさらさらと、お水がどうのこうの言っている。「はあ」と気のない返事をしていたら、というよりも、仕事のことを考えていて完全に聞いていなかったら「ではサンプルのお水、持ってきますね」と言って一度ドアが閉まる。

仕事に戻って数分後。

再びインターホンが鳴って出てみると、彼が持ってきたのは、高さ1メートルくらいの設置台と、12リットル入の水。そう、オフィスによく置かれている、水もお湯もワンタッチで出るアレだった。聞いていなかった自分に苦笑し、せっかく運んできてくれたし無料だし、というわけで、ひとまず置くことにした。こういうのってあると便利なのよね。契約するかは分からないけれど。と言いつつ、アスクルですぐに、1杯単位のドリップコーヒーを大量注文している自分もいるわけで。


さて、師走も後半。走るのだ。

2011年12月14日水曜日

初めての筑波大学

12/13、火曜日。

筑波大学を訪問。

初めて筑波大学に足を運んだのだが…広い!つくば駅からバスに乗り、数分後には「ここから筑波大学敷地内に入ります」というアナウンスが流れたのだが、目的地のバス停まで、それからさらに10分程。アポイントをくださった担当者の方に聞くと、職員や教員の多くは車通勤で、学生の一部(遠くに住んでいる学生)にも車通学を許可しているとのこと。当然のように、学内で学生は自転車移動。

池も広場もいくつもあるのだが、噴水のある広場で、それを囲む芝生のうえで食事している学生を見ているだけで心地よい。

私は学食で昼食をとったのだが、隣席の学生二人組はずっと論文の話をしているし、食事しながら勉強している学生も散見。

うん、伸び伸びと学ぶに素晴らしい環境。


その後、東京大学に立ち寄り。

こちらはこちらで、落葉樹が安田講堂前のメインストリート(?)を真っ黄色に染めていて、自然の色彩に心が豊かになる。夕暮れだったからなおさら。


今日は偶然、国立大学2校だったけれど、今週・来週でさらに国立大学6校のアポイントを頂いている。同じ「国立大学」でも、体制も、キャリア支援や就職支援に対する考え方や取組みも、それぞれ微妙に異なっていて、常に勉強。

2011年12月13日火曜日

気分転換に図書館で仕事

12/12、月曜日。

午後から、気分転換のため図書館で資料作成の仕事。

高校時代は図書館にこもって勉強していたからか(高校へはあまり行っていなかったので「学校の図書室」ではなく「町の図書館」)、とても落ち着く。本屋さんも落ち着くから、本に囲まれている(と思う)だけで体のなかの何かの成分が分泌されてるのかな。仕事が捗る。いつの間にか「PC利用者優先席」も学習室にできていて、カチャカチャというキータッチ音も気にしなくていいから気が楽でもある。

午後イチから閉館の19時までいたのだが、学習室は、中・高生と社会人が半々くらい。意外と社会人利用者多いのかも。

それと、私が行く図書館の学習室は当然「私語禁止」であり、それが徹底されているから好きなのだが(コソコソ話をしている人がいると職員の方や隣席の大人がすぐ注意する)、同時に「飲食禁止」でもあり、そちらも徹底されているわけです。各机の正面にも「ペットボトル等は机の上に出さず、かばんにしまってください」とわざわざ書いてあるくらいなのです。

では喉が乾いたらどうするのか-。

学習室を出て階段付近の廊下に、赤のテープで3メートル四方が囲まれているエリアがあります。正面の壁に張り紙。

「飲み物はこちらでお願いします」

こういう図書館、嫌いじゃない。

2011年12月12日月曜日

大学TELアポ

12/9、金曜日。

大学TELアポ。

巷では「いよいよ就職活動スタート!」という時期ではあるのだが、私の場合、全学年対象のキャリアセミナーであり、2012年の大学内実施セミナーについては、年度末(3月末)までに大学に提案しきる(年間の学内行事日程に入れてもらうため)必要がある。逆算すると、新たな大学には12月中に一度は訪問しておきたい。

そんなわけで、大学職員の皆さんが大変お忙しい時期であることは重々承知のうえで電話アプローチ。

もちろん昨年に引き続きアポイントをもらえない大学もあるのだが(「はあ。別に他大学の動きは気になりませんけど?」という大学も数校ある)、今年の実績があるので、電話がつながった大学さんからはほぼアポイントをもらうことができた。やみくもに訪問するつもりはないので、そうは言っても来週、再来週で10大学。

考えたのだが、今年は一都三県以外の大学さんにも訪問することにした。10大学のうち、4大学が一都三県以外の国立大学。今からワクワク。


夜は忘年会。
飲んだ、飲まれた。
最近にしては珍しく、2次会後半から完全に記憶がない。
一生モノのお付き合いの皆さんと今年もこうして、バカ騒ぎができることに感謝。

さて、来週からは大学訪問!

2011年12月9日金曜日

東京のネオンを見るとやる気がわく

12/8、木曜日。

数日間、休んでいたので、久しぶりの仕事。当然のように朝からバタバタ。

でもこのバタバタ、嫌いじゃない。いや、むしろ好き。

そう言えば、実家の秋田や、嫁の実家の広島から東京に帰ってくる際、都心のネオンが見えてくるとムクムクと「戻ってきたぜ東京!負けないぞ!」とやる気が湧いてくる。早く仕事がしたくなる。歳を重ねればまた変わるのかもしれないが、少なくとも今の私には、夢や希望をもって、あるいは仕事を求めて、一攫千金を狙って、雑多な人が集まってくるカオス・東京が楽しいんだな。幼い頃の育ちがこっちだから単に落ち着く、というのもあるのかもしれないけれど。


夕方、立教大学へ訪問。7月から11月末にかけて開催させて頂いた、全学年対象セミナーの振り返り。

立教大学さんは私が独立してから最初にセミナー開催を決めてくださった大学で、思い入れも強い。来年はもっともっと学生にも大学にも企業にも価値あるセミナーとなるよう、改善すべき点は改善する。


明日は2011年の初、かつ、たぶん一番酔っぱらう忘年会。
帰るのかな、帰らないのかな。お酒、飲むのかな、飲まれるのかな。今から楽しみ。

2011年12月8日木曜日

祖母の訃報

12/2、祖母が亡くなった。享年76歳。

数日間、実家の秋田に帰り、親族と飲みながらばあさんの話をして、伊藤家の家系について教えてもらい、葬式をしてきた。高校時代の友人とも飲んだ。いろいろ思うことがあったのだが、また別の機会にまとめて書き留めておこうと思う。

自分のことは二の次で人のことばかり気にして、いつも笑顔で、朝から晩までずーっと働き続けたばあさんが亡くなる直前に「幸せだった」と言ったとのこと、それが一番心に残る。


※仕事関係者の皆さん、ご迷惑をおかけしました。

13卒者向け初の合同企業説明会

12/3、土曜日。

パートナー企業が主催する、合同企業説明会での総合司会。

今シーズン初の「合説」だったわけだが、熱気あったなぁ。動員数も、企画上の予定数の倍以上。それはそれで混乱(というほどのものではないが)してスタッフの皆さんが急きょ対応に追われたりするわけだけれど、どちらかと言えば嬉しい混乱なわけで。

そうそう、受付でこちらが大きな声で「こんにちは」と挨拶した際の学生の反応。

・学内セミナー(夏休み前):「こんにちは」が50%
・学内セミナー(夏休み後):「こんにちは」が70%
・学外就職セミナー(冬):「こんにちは」が80%、俯きがちに「ちわっす」「こんちはっす」が10%

かな。目があっても一切挨拶を返さない(一見すると学業も友だち付きあいもうまくやってそうな)残りの10%くらいが心配だ。就活するうちに成長するのだろうけれど。


セミナー最中に、実家の祖母の訃報。

腰痛が心配

12/2、金曜日。

明治学院大学で打合せ。来年早々におこなうセミナーについて。
これは他大生も参加できるセミナーなのだが、学生向け正式告知は12月中旬以降の予定。学生の皆さん、少々お待ちを。


午後、健康診断。
体が資本なので、通常の健康診断と人間ドックの中間くらいの検査内容を。
自覚症状としては、やっぱり腰が気になるな。最近も数日に一度くらいのペースで、朝目が覚めると鈍痛を感じることがある。寝相は悪くないと思っているのだが、なんだろうな。


12月の行動計画をまとめ、滞りなく一日終了。

2011年12月2日金曜日

高いぜ、社会保険料

12/1、木曜日。

終日オフィスで仕事。アンケート集計したり、大学向け資料を作成したり、月次の書類仕事したり。

税と社会保障の一体改革が国家的課題だというのは、頭では分かるが実感がない。
それに対して、月次仕事してキャッシュフロー表をまとめるたびに(それと給与を会社から個人に振り込み給与明細をみるたびに。要は月2回)「社会保険料、高いよなぁ」と実感する。会社員の時にはもっていなかった感覚。

いや、必要なのは分かるのだけれど「毎月この社会保険料分の利益を創出するってのはどれくらい大変か、分かったうえで真剣に使途決めてね。賢いんだからさ、官僚の皆さん」くらいの気持ちにはなる。


今年もあと1ヶ月。

「伊藤さん、12月働くの?」とよく聞かれるが、働きます。
あれですよ、就職情報会社の合説司会もあるし、個別企業セミナーのファシリテーター参画もあるし、えーっと、あとは、大学にも訪問するし。それと、えーっと、まぁ、なんやかんやと(ホントに)。

ひとまず、明日は大学での打合せ1件と、健康診断。人間ドックではないのだけれど、細かく体をチェックしてきます。体が資本。

2011年12月1日木曜日

大学共催・全学年対象キャリアセミナー2011 全38回終了しました

大学共催・全学年対象キャリアセミナー(2011年)が、全38回、終了しました。

横浜国立大学、千葉大学、早稲田大学、立教大学、中央大学の関係者の皆さん、参加企業の皆さん、参加学生の皆さん、本当にありがとうございます。改めて御礼申し上げます。


5校38回のセミナーで、延べ6,594人の学生が参加してくれました。

この企画を、大学や企業の皆さんに提案する際にいつもお伝えしていることですが、私は、学生一人ひとりが「充実した(目標と行動ある)学生生活を送る」ことが、本人にとって、大学にとって、企業にとって、大事だと考えています。それぞれ、納得、就職率向上、採用成功、に直結するからです。

もちろん、学生-大学-企業の接続のあり方について、議論し、再構築する必要はあると思いますが、そもそもの「学生自身の力、感性」を引き出し、伸ばし、人として魅力的な学生が増えないとまずい。まずいし、それが大学も企業もハッピーになるための道だと考えています。


私の仕事はファシリテーターです。大学生の前で社会人(主に会社員)インタビューを行い本音を引き出す、という仕事に関しては、知る限りにおいて、日本でトップクラスの実績です(2011年は上記38回+企業セミナーでの25回=計63回、計200~250人の会社員インタビュー。このようなペースで、前職時代も入れると5年以上継続して社会人インタビューをおこなっています)。

その私が、学生一人ひとりが「充実した(目標と行動ある)学生生活を送る」ためにできることは、そのきっかけづくりです。そして、そのきっかけづくりとして、社会人の仕事の話、考え方や思いの話を公開インタビューすることは有効であると考え、本セミナーを企画運営しています。


2011年3月、日本経済団体連合会「採用選考に関する企業の倫理憲章(改定)」が公表されました。2011年3月~8月に、企業100社以上を訪問、本セミナーへの参加を提案しましたが、「今年は12月以前の学生向けセミナーには参加できません」という企業と多数、出会いました。けれど「倫理憲章の趣旨に賛同するから出ません」という企業とは1社も出会いませんでした。業界団体や他社から何か言われるか分からないので、という理由が大半でした。


念のため繰り返しになりますが、私が大学と開催しているのは、「学生生活を充実させるためのきっかけづくりとしての、社会人インタビュー」です。だから全て全学年対象であり、12月以前だからどうこう、という時期の概念がそもそもずれてしまう会話が多くありました。


2012年、新たな大学でのセミナー開催が既に決まっております。
関西の大学からも、お声をかけていただき、開催することになるかもしれません。


2011年の開催が終了したこのタイミングで改めて、本セミナーの趣旨、私が考えていること、現状をお伝えしておこうと思い、ブログに書き残します。

まずは、関係する全ての皆さん、本当にありがとうございました。

11/30・立教大学「面接官の本音」

11/30、水曜日。

全学年対象キャリアセミナー、立教大学「面接官の本音」。アフラック、日本鐵板、ハイマックス、三菱電機ビルテクノサービスの4社。テーマがテーマだけに、3年生・修士1年生がほとんどだけれど、ちらほらと1,2年生も参加してくれた。

以下、参加者の発言内容の一部(順不同、要約)。

・企業にとって人材は多様的である必要があるため、新卒採用でも「こういうタイプの人ばかり採用する」ということはない。あえて共通点をあげるのであれば、自主性と協調性があるか。それを過去の経験、「学生時代に力を入れたこと」という聞き方で確認していく。
・学業でも部活サークルでもいいので、胸を張って学生時代に何かに打ち込んでほしい。コミュニケーション力も頭の回転も、すぐに身につけられるものではない。普段から打ち込んでいるものがあるなかで、それらの力も伸ばしてほしい。
・スキルとしては、コミュニケーション能力と論理的思考力、マインドとしては向上心がある人を採用したい。仕事をするうえで必要となる専門知識や専門スキルは入社後に身につければよい。向上心ある皆さんが入社することで企業は活性化し、2年目3年目社員も成長していく。
・自信のなさが出てしまっている人には、なかなか次の選考に通すことができない。自信は、行動することからしか生まれない。どんどん行動してほしい。
・面接でウソをつかれても、100%ホントかウソかは私は分からない。けれど、現実に起きることは意外性の連続であり、創作した話は意外性がないし、ちょっと突っ込むと整合性が取れていなくて話が詰まる。ウソついて自分をよく見せようとすることのメリットは少ない。
・就職活動はとにかく行動すること。それと、自分なりの楽しみ方を見つけてください。たとえば、知らないオフィス街にいくこともこれから増える。そのときに、近くにある有名なお店を先に調べておくとか、近くにある観光名所を覗いて帰るとか。楽しみながら就活を!
・企業を選ぶこと。どうしてもこれから選考が始まると、選んでもらおう、という気持ちが前に出てきてしまう。でもそうすると、逆にその人は魅力的にうつらない。「この採用担当者を通して自分もこの企業を選んでいいか判断する場なんだ」そういう気持ちを持ち、企業を選ぶということを忘れず、がんばってください。


・・・・・・

2011年の、大学共催・全学年対象キャリアサポートセミナーはこれにて全38回、終了!!
皆さん、ありがとうございました!!

2011年11月30日水曜日

ホント、キャリアなんてどうなるか分からない

11/29、水曜日。

終日、オフィス仕事。アンケート集計したり、グループディスカッションセミナーの資料を作成したり。

そう、年明けにグループディスカッションセミナーを某大学でおこなうことになった。企業の人事担当者に来ていただき(企業の皆様へのお声がけは来週予定)、実際に学生に評価をフィードバックしてもらう、というセミナーなのだ。

先日の「面接官の本音」というテーマのセミナーで、某社の方に「グループディスカッションでは、司会者がいい、とか、書記がいい、とか役割によって損得はありますか?」と聞いたところ「役割自体ではないと思います。それよりも、たとえば誰も司会をやりたがらないときに『なら自分がやります』って手を挙げたとしますよね、不得意かもしれないけど。そうすると『あ、この人は思いやりがある人だな』って意外とそういうところを評価したりします」との回答があった。うん。


夜、個別の企業セミナーにファシリテーターとして参画する企業さんから「泣き言ですが、伊藤さんの○○の資料いただけませんか」というメールが来る。対応。顧客の皆様、私のこと使えるときはいつでも使ってください(セミナーの日はレスがすごく遅いですが)。


それと、中学・高校の同級生がエステを開いたとの連絡。彼女は就職後、病気を患い退職し、その後、介護の仕事をしばらくしていたのだが、先日、自宅兼お店でエステを始めたらしい。ホント、キャリアはどうチェンジしていくか分からない。絶えず努力は必要なわけだけれど。


さて、明日は立教大学・新座キャンパス「面接官の本音」。企業を招いた、私からの公開インタビュー形式の大学共催・全学年対象キャリアセミナー、2011年は5大学38回開催なのだけれど、その最終回。感謝の気持ちを忘れずに、ビシッとやりきる。

2011年11月29日火曜日

11/28・立教大学「面接官の本音」

11/28、月曜日。

立教大学で全学年対象キャリアセミナー。テーマは「面接官の本音」。かなり“就職活動寄り”のテーマではあるのだが、そもそもどうして新卒採用をおこなうのか、どのような学生を採用したいか、学生生活への期待など、低学年の皆さんにも役に立つ(と思われる)プログラム構成。もちろん、面接では何を見ているのかというストレートな話も伺った。参加してくださったのは、アフラック、日本鐵板、ハイマックス、三菱電機ビルテクノサービスの4社。

以下、参加者の発言の一部(順不同。要約)。

・企業が新卒採用するのは、ひとつは組織活性化のため。新入社員が入ると、受け入れる側は皆、嬉しいし、背筋も伸びる。もうひとつは、特に2年目社員が成長するから。入社してすぐに「仕事」ができるわけではないけれど、皆さんが入社してくれること自体に大きな「価値」がある。
・学生時代には、好きなことをやりきってほしい。というと漠としているけれど、自分のために自分がやりたいことを一回やりきってほしい。そうすると「自分の欲を満たすための『やりたいこと』って大したことないな」と気付く。人のために何かをする、それが仕事なので、その意味を考えるために、日々のちょっとした我慢をはずし、自分のやりたいことをやる時間を。
・12月1日以降の、いわゆる“就活”が始まると、インターネットや友人など、いたるところで「あの会社は、あの仕事は、あそこの選考は○○らしい」という噂が出回る。けれど、同じものを見ても、同じことを聞いても、人によって感じ方も評価も異なる。自分が納得できる就職活動をするために、自分で見たことを、感じたことを、考えたことを信じてほしい。
・コミュニケーション能力は、伝える力と聞く力、両面ある。就活でも仕事でも「年齢も価値観も異なる人に対して」伝える力と聞く力が求められる。今のうちから多様な人とコミュニケーションを。
・面接で見ているのは、「仕事ができる可能性のある人か」。仕事ができるためには、意欲も継続しなくてはいけないし、上手くいかないときに創意工夫できる力も必要。学生時代の経験を確認することで、それらができる人か否かを類推している。
・人事は皆さんのことを本当に知りたい。だから話に納得できなければ「なんでなんで?」とつい突っ込んでしまう。選考は騙し合いの場ではない。相互理解の場。
・就職活動では「こうしなければならない」ということはほとんどない。けれど、社会人になるためのステップ。社会人であればNGとされる行為、たとえば遅刻するのに電話一本入れないなど、そういうことのないようにしてほしい。
・企業も選考を通じて合否を決めますが、皆さんも企業を選ぶんです。プライドもって企業を選んでください。


同企業、同テーマで立教大学・新座キャンパス開催は、11/30(水)18:30~20:00・N421教室。新座の皆さん是非。

2011年11月28日月曜日

一橋大学、環境抜群

11/25、金曜日。

一橋大学へ訪問。キャリア支援室の方と打合せ。

一橋大学は昨年から何度もご訪問させて頂いているだが、環境が抜群。今日は西日に照らされる銀杏がきれいで、この環境のなかで勉強ができる、ということひとつをとっても「いいよなぁ」としみじみ思う。それと、正門正面に、学生主催の一橋生向け就職イベントの立て看板が出ていたのだけれど「偏差値だけでは就職できない!」というコピーに笑った。


夜、たぶん5,6年ぶりとなる方と食事をしながら打合せ。この方は前職時代、パートナー企業にいらっしゃった方で、その方自身も転職されていたのだが、facebookで繋がり、仕事の話をしたいとのことでご連絡頂いた。facebookが復活させてくれた縁。


来週は、11/28(月)30(水)と2日、立教大学セミナー。これにて、2011年の大学共催・全学年対象キャリアセミナー全38回がひとまず終了となる。気合入れてやりきる。

2011年11月25日金曜日

11/24・横浜国大(業界編)「独立行政法人」

11/24、木曜日。

全学年対象キャリアセミナー、横浜国大で「独立行政法人」。宇宙航空研究開発機構(JAXA)、国際協力機構(JICA)、住宅金融支援機構(JHF)の3機構にお越し頂き、各20分プレゼン+公開インタビュー+質疑応答。インタビューでは、現在の事業仕分けの影響や捉え方についてもストレートにお聞かせ頂いた。

以下、プレゼンの項目・内容の一部。

【宇宙航空】
・航空:確立した産業。さらなる進化の段階。JAXAはそのさらなる進化のための研究開発を、主に航空機器製造メーカとおこなう(環境に優しいエンジンや、極超音速機の研究など)。
・宇宙:発展途上の産業。未知の可能性。JAXAは業界全体の事業推進を、主に宇宙機器製造メーカとおこなう。
・宇宙業界:産業規模約6兆円。宇宙機器産業、宇宙利用サービス産業、宇宙関連民生機器産業、ユーザー産業。
・内閣-宇宙開発戦略本部、文部科学省、総務省-JAXA。JAXAは、国の政策の実行部隊であり、専門機関として国へ提言する機関。メーカではないので、工場はもっていない。

【国際協力】
・ODAは途上国に一方的に「与える」だけではない。貧困、紛争、エイズ等々、地球的規模の課題解決を通じて、資源・エネルギー、食料、労働力等々を提供してもらい、相互の安定と繁栄を実現する。相互依存関係。
・支援メニュー:技術協力、有償資金協力、無償資金協力など。
・2~4年に一度部署異動。世界約100ヶ所の在外事務所勤務は必須。
・日本の機関として存在するので、国益が常に問われる。人を救いたい、世界の問題を解決したい、という思いがなければ働けないが、それだけでも働けない。冷静な視点、ロジカルに考えられる力が必要。

【住宅金融】
・より良い住生活に貢献するための機関。
・新設住宅着工:H17年度124万戸、H22年度81万戸。
・住宅ローン貸出残高(H22)179兆円。うち、国内銀行104兆円、住宅金融支援機構31兆円。
・フラット35のスキーム。住宅ローンの証券化、MBSについて。アメリカとは異なる、安定したMBS市場の形成が急務。
・災害対応について。融資金利の引下げ、現金据置期間・返済期間の延長、宅地融資の新設。


2011年、春から開催してきた横浜国大での全学年対象キャリアセミナーも、本日でいったん終了。計17回。来てくれた学生の皆さん、毎回アルバイト学生同様に準備も一生懸命してくださった職員の皆さん、きっかけをつくってくれた教授陣の皆さんに感謝。ありがとうございます。

2011年11月24日木曜日

男の服装術への目覚め(になるか)

11/22、火曜日。

某大学から、年明け開催の、2013卒者向けグループディスカッション講座のセミナー依頼がくる。感謝。

私は普段、大学では「全学年対象キャリアセミナー」を開催している。特定学年対象の就職支援セミナーを行うと、私のことを知らない人から「倫理憲章の抜け道として全学年対象にしてるんでしょ?」とか裏でごちゃごちゃ言われたりすることがあるから(実際に言われたことがある。「○○社の人が伊藤さんの悪口言ってましたよ」と、言われた大学の方からすぐに連絡いただいて知ったのだけど)、積極的には特定学年対象の就職支援セミナーを開催してはいないのだが、この大学さんには諸々お世話になっており、もう、即答で「よろしくお願いします」と返信。

私はファシリテーターなので、私がノウハウ・メッセージを発する講座にするのではなく、人事担当者の人たちを巻き込んで、人事担当者の人たちが直接、学生にフィードバックする講座にするのだ。


夜、飲み会。テーマがあって「男の服装術」について。

人前に立つ仕事なので、というかビジネスマンなので、もちろん「不快さを与えない服装」をしているつもりではあるのだが、もう少し先の「ビジネスマンにとって服装はどうあるべきか」みたいな、まぁそういう話。一人の先輩は「これを読め!」とわざわざ本を2冊も事前に購入し、プレゼントしてくれた。どうやら1月に実力テストがあるらしい。ふぅぅ。それまでに「男の服装術」について物申せるレベルになっておかないとな。

女にとって服装は意味であり、主張。男にとって服装は機能であり、手段。そんな感想。

それと「伊藤、間違えるな。俺はファッションの話をしてるんじゃない。男の服装術の話をしてるんだ!」これがこの飲み会での一番の名言かな。


楽しく徘徊し(そう言えば山手線で知らない外国人と盛り上がったが、誰だったんだろう、あれ。どっちから絡んだんだろう。覚えてるのは「おいこら、日本語で話せ」と言ってしまったことくらいだ)、深夜帰宅。

2011年11月22日火曜日

11/21・横浜国大(業界編)「専門商社・流通」

11/21、月曜日。

全学年対象キャリアセミナー、本日は横浜国大の「業界編」第8回。テーマは「専門商社・流通」アイア、髙島屋、日本鐵板の3社に、業界構造や今後の動向についてプレゼンして頂き、私からのインタビュー、学生の質疑応答。

以下、参加企業のプレゼン項目や内容の一部(以下の数値はプレゼン時には全てデータ元有)。

【アパレル】
・2010年の国内アパレル総小売市場規模は前年比98.5%の8兆9,230億円。うち、63%が婦人服洋品、27%が紳士服、10%がベビー・子供服洋品
・アパレルの流通経路(原糸メーカー/商社/テキスタイルメーカー/テキスタイル卸/染色整理業者/縫製業者、ニッター/アパレルメーカー(企画・元卸)/二次卸・地方卸/小売)→アパレル業界の人、と言っても様々
・SPA、OEM、小売店について
・アパレル市場を取り巻く環境(消費低迷、販売チャネルの多様化、ブランドの同質化、海外アパレルブランドの参入、原価・工賃などの高騰)

【百貨店】
・流通業とは:生産者→「卸業→運輸業→小売業」→消費者、という流れの「カッコ」内の業界。小売業は、最終消費者と直接接することができる業界=BtoC。
・百貨店業界の市場規模:6.3兆円
・百貨店が商品の選定を通してお客様に創造・提供する価値は「お客様の豊かな時間」
・百貨店業界の再編、厳しいと言われる百貨店業界における、髙島屋の戦略

【鉄鋼業界、鉄鋼商社】
・世界と日本の粗鋼生産量の長期推移(2008年の世界金融危機が実体経済にも急速に波及し、2009年は大きく落ち込み。しかし2010年には持ち直し、14.1億トンと再度過去最大を更新)。中国の急成長。
・世界の粗鋼生産量上位→アルセロール・ミッタルがダントツトップ。国内企業合併の動き。
・鉄の流れ:製鐵会社・高炉メーカー→鉄鋼商社→加工・住宅メーカー・特約店等→消費者
・商流と物流解説


次回の横浜国大は、11月24日(木)。宇宙航空研究開発機構(JAXA)、国際協力機構(JICA)、住宅金融支援機構(JHF)。そう、『独立行政法人』という括りで、それぞれの機構が税金を使って何をしているのか、教えてもらうセミナーなのだ。私自身もとても楽しみ。横国生ぜひ。

2011年11月21日月曜日

11/18・横浜国大(業界編)「通信・IT」

11/18、金曜日。

全学年対象キャリアサポートセミナー。横浜国立大学で業界編、テーマは「通信・IT」。NTTドコモ、電通、ハイマックス。え?電通?と思われる方もいるかもしれないが、電通さんには、コミュニケーションビジネス(主として広告業界)におけるデジタルソリューションについてお話頂いた。

以下、参加企業さんの話の項目や内容の一部(本文内の数値はすべて、プレゼン時にはデータ元の説明有)。


【モバイル通信】
・スマートフォンの急激な普及。2015年出荷台数予想は世界で9億8200万台。国内でも、2013年には3,200万台の予測。
・世界のスマートフォン市場では「Android」OSが大きく成長。
・スマートフォンの普及に伴い、データ通信量が爆発的に増加している→対応方法:Xiエリアの拡大、通信速度制御、データオフロード (Wifiの活用)
・モバイルの契約数は53億、固定の12億を大きく上回る。新興国(BRICS等)や途上国(アフリカ等)ほど増加傾向が顕著。
・対キャリアの時代から対サービス事業者の時代へ。

【コミュニケーション(広告)、デジタル領域】
・日本の総広告費(2010年)5兆8247億円。日本の市場規模は世界第2位(2009年)/第1位:アメリカ 第2位:日本 第3位:ドイツ  第4位:イギリス 第5位:中国。
・コミュニケーションビジネス(広告)の「グローバル」「デジタル」「ソリューション」への広がり。
・デジタルビジネスの具体例。iphoneアプリ『iButterfly』等。
・広告・プロモーション活用のための様々な機能をスマートフォンに実装。

【システムインテグレーター&SE】
・IT産業:コンサルティングファーム/コンピューターメーカー/システムインテグレーター/ソフトウェアメーカー/通信事業者。
・システムインテグレーション=企業内情報システムの立案から導入・保守まで単一の業者が一括してサービスを提供する。システムインテグレーター:システムインテグレーションを一括して請け負う業者。SIer(えすあいあー)とも。
・SI関連会社分類:メーカー系、ユーザー系、独立系(+コンサル系)。SI業界の構成(超大手:数社、大手・中堅:百数十社、中小:数千社)
・SIの仕事の流れと、利益分配×関わるSEの人数相関。
・SEはなぜ「忙しい」と言われるのか。SEの仕事、キャリアパス。


なんとなく「こういう業界なんだろうなぁ」と思っていても、実際に学生向けプレゼンを聞いてみると、「へぇ今そんなことを考えてるんだ!」と社会人の私も興奮する。特に(上述していないけど)モバイルのこれからの話は興味深かったな。インタビューでは「どうしてドコモさんはiphoneを販売しないか」なんて記者会見みたいなことも聞き教えて頂いた。


さて、4日連続セミナーの今週も終了。5月以降、全34回開催してきた、2011年の全学年対象キャリアサポートセミナーも、残すところ4回。走る。

2011年11月18日金曜日

11/17・中央大学「スタッフの仕事」

11/17、木曜日。

全学年対象キャリアセミナー、本日は中央大学の職種研究会。テーマは「スタッフの仕事」。財務とか総務とか人事とか、いわゆる「スタッフ」と括られる仕事の日常、新卒配属の有無などについてインタビュー。また、せっかく採用担当者が4名揃った回なので、後半は就活系のウワサ話についてもお話を伺った。参加企業は、アイア、アイスタイル、エイベックス・グループ・ホールディングス、三菱電機ビルテクノサービスの4社。

以下、参加者の発言一部(順不同、要約)。

・当社におけるスタッフの仕事は主に、経理・財務、総務、人事の3つ。経理・財務は、たとえば新規事業を立ち上げる際に資金を銀行から融資してもらうための交渉をしたり、社員の給与計算をしたりする仕事。総務は各部署同士をつなぐ仕事。人事は採用から昇進昇級など、「人」にまつわるすべての仕事。
・法務部では、たとえば自社ブランドの著作権について提携先と文書で契約することなどがあるが、専門的な仕事であるため、法学部出身のほうが仕事に馴染みやすいという面はある。
・バブル崩壊以前までは、スタッフ系は会社のなかである種、エリートコースという向きもあったが、バブル崩壊以降は、特にメーカー系では、スタッフをいかに減らすか、という流れになっている。
・それぞれ専門職ではあるのだが、「戦略的人事」などの言葉がある通り、経営的に俯瞰し、周囲を巻き込みながら仕事を進めることも多く、「自分の仕事領域はここまで」という人はスタッフ職には不要。

(学生への応援メッセージ)
・就職活動も学生生活も、自分に素直に取り組んでください。親、友人の話には耳を傾けつつ、あくまで決めるのは自分。自分に素直に。
・せっかくの就職活動という機会、いろいろな人に会い、いろいろな仕事や思いに触れてみてください。感じることがあるはずです。その感じたことを大切にしてみてください。
・悔いのない学生生活、就活を。そして、悩みがあったキャリアセンターに相談するのがいいと思います。毎年たくさんの就職活動生をキャリアセンターの人たちは見ていて、相談に乗っています。
・仕事を始めると、いかに無力で何もできない自分、に気付きます。そこから地道に努力を重ね、仕事ができるようになります。有名企業から内定をもらう、という焦点ではなく、無力な自分に気付いたときに地道に努力を積み重ねることができるだろうな、という企業選びを。



中央大学では、今年からこの全学年対象の「職種研究会」を全4回、共催させて頂いたのだが、終了後「4回とも参加しました。ありがとうございました」と言いに来てくれる学生もいて嬉しかった。私にとっても良い経験になりました。中央大学キャリアセンターの皆さん、学生の皆さん、どうもありがとうございました。


明日は横浜国大(業界編)の「通信・IT」。NTTドコモ、電通、ハイマックスの3社のプレゼン。全学年対象なので、1,2年生や、就職先が既に決まっている4年生なども興味があればぜひ。16:30~教育文化ホール。

2011年11月17日木曜日

11/16・横浜国大(業界編)「素材・エネルギー」

11/16、水曜日。

横浜国立大学で全学年対象セミナー(業界編)。本日は「素材・エネルギー編」。スチールプランテック、日本瓦斯(ニチガス)、リンテックの3社にお越し頂き、業界の仕組み等について20分間ずつプレゼンして頂いた後、私からの公開インタビュー、学生からの質疑応答、の構成。

以下、お話頂いた項目や内容の一部。

【製鉄プラントエンジニアリング】
・「プラント」及び「プラント産業」、「エンジニアリング」とは
・世界の粗鋼生産量:世界で14億トン、世界ダントツは中国(6億トン)。この10年で全体で6億トン伸びているが、けん引は中国。
・プラントエンジニアリング→製鉄会社→家電・建築・輸送機・インフラ・建設機械等
・入札案件、取引は世界各国
・文系、技術系の仕事。駐在は少ないが、数週間単位の海外出張は入社してすぐに当然のようにある。

【エネルギー・ガス】
・エネルギー政策基本法。民主党政権になって転換され、2030年までに原子力発電によるエネルギー率を50%超と計画していたところに今回の事故。見直し議論中。
・分散型エネルギー(燃料電池〔エネファーム〕、太陽光発電等)の注目
・石油というエネルギー資源の地政学リスク
・ガス会社の営業の仕事、当たり前の日常を支えているという喜び

【中間素材】
・素材とは「もととなる材料」。たとえば、自動車は素材がないとつくれない。またその素材は、機械がないとつくれない。
・素材メーカーは「カタチのないもの」を「カタチのあるもの+価値ある創造」することで社会に貢献。
・資源→原材料→素材⇒加工品・加工材→部品・部材→商品
・「⇒」の、要素技術・応用技術(ニーズにあった材料/機械の融合、要素プロセスの解明/設計と応用、最適生産の設計)と、材料設計/開発プロセス(機能高分子の設計/開発、新規/特殊用向け特化型開発)
・技術系、事務系それぞれの仕事


いやぁホントに社会っていろいろな役割を担っている人たち(会社)がいて成り立っているんだなぁ、と本日も感心しきり。社会は皆どこかでつながっている。そう言えば先日お酒を一緒に飲んでいた方からも、「横国で全学年対象の業界セミナーを開催していて、これが知らないことだらけで面白いんですよ」と言ったら「贅沢な仕事してるな!羨ましい!」と言われたっけ。

横国の業界編の次回は、11/18「通信・IT」。NTTドコモ、電通、ハイマックス。横国、ビジネスプランコンテストなんかもやっているようだけど、ビジネスに興味がある1,2年生もぜひ。


明日は中央大学「職種研究会」。16:40~18:10・9号館。テーマ『スタッフの仕事』。アイア、アイスタイル、エイベックス・グループ・ホールディングス、三菱電機ビルテクノサービス。中大では、「企画の仕事」「営業の仕事(BtoC企業)」「営業の仕事(BtoB企業)」とやってきたけれど、最終回はそれ以外のいわゆるスタッフといわれる「法務・総務・人事・経理など」の仕事について、参加企業さんに教えてもらう回。中大生の皆さんぜひ。

2011年11月16日水曜日

11/15・千葉大学「面接官の本音」

11/15、火曜日。

千葉大学で全学年対象キャリアサポートセミナー。

千葉大学ではこれまで「企画」「営業」と職種軸を2回、「知られざるNo1企業」と企業軸を1回開催してきたのだが、最終回の本日は「面接官の本音」。就職・採用というシーンにおいて企業側の窓口に立つ採用担当者(面接官)の皆さんって、学生(生活)に何を期待しているの?面接で何を見ているの?という話を伺った。参加企業は、アフラック、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、日本鐵板、三菱電機ビルテクノサービスの4社。


以下、発言一部(順不同、要約)。


・企業文化、価値観は各社によって異なるので、自社の文化、価値観をまっさらな状態から浸透させたいから、新卒採用を行う。
・バブル崩壊後、多くの企業が新卒採用を控え、結果、企業組織の人員バランスが崩れている。その反省があるから、1年単位の業績如何に問わず、継続して新卒採用をする。
・面接で見ているのは、協調性。仕事は一人でするものではないから。ゼミでも部活サークルでもアルバイトでも、どのような活動であれ、具体的な話を細かく聞いていけば、協調性があるか否か分かる。特別変わった体験や人様に誇れるような経験をもっていなくても良い。
・自分で考える力があるか、と、本当に当社に入りたいと思っているか。考える力は、正直にいって、今ない人がこれから努力しても身につかないと思う。それは20年かけて培ってくるものだから。だからと言ってその人がどこの会社もダメという話ではなく、その人が20年かけて培ってきたものを活かせる企業と出会えば良い。
・コミュニケーション能力、特に違う年代や価値観の人と意思疎通できるか。きちんと相手の話を理解し、相手の欲しているものを伝えることができるか。面接で、知らないおじさんたちに自分を伝えるのは大変なこと。緊張するのも分かるが、緊張して何も伝えられなければ、それはコミュニケーション能力がないということ。普段から違う年代、価値観の人と話し、慣れる訓練を。
・仕事をするうえで必要な能力はたくさんある。それらを入社後に伸ばしていけるか否か、を、学生時代の行動事実を確認することで類推する、というのが面接。どういう経験をして、どういう困難があり、どういう創意工夫をしてきたのか、それを伝えてくれれば良い。判断するのは企業であり、だから面接する側にも高いスキルが求められるのだが、よくある対策本にあるような「こういう言い方をすれば良い」なんて間違いだらけ。自分の行動事実について聞かれたことに分かりやすく答えられるように整理しておくこと、自分自身が納得できる就職活動とはどのようなものかを理解しておくこと、が重要。


上述はあくまで一部だが、学生からの質疑応答も含め、第一印象の話、ESの話、いろいろ伺った。どの企業さんもご自身の言葉で正直にお話してくださり、感謝。

そう言えば「まだ3年の11月です。これから勉強したいこともたくさんあるし、まだ自分は未熟です。どうしてこのような時期(来月12月)から就活をしないといけないのでしょうか?」という質問が学生からあって、その答えが各社おもしろかったな。

「12月スタートというのは全体的な話であって、あなたはあなたの納得するように動けばよい」
「昨年は10月から、今年は12月から、なんて言われるけれど、別に企業側がこの時期から始めてほしいなんて一度も言っていないはず。あまりに皆さんが企業のことや社会のことを知らないから、心配してキャリアセンターの皆さんなどが早くから準備するように整えているだけ」

など、なんだか就活・キャリア支援関係者向けセミナーのような話の展開にもなった(立場が異なれば異論反論も多そうだ)。


千葉大学の2011年開催はこれにていったん終了。来てくれた皆さん、ありがとうございました。

明日は横浜国立大学。

2011年11月15日火曜日

新領域への進出・・・

11/14、月曜日。

「今日中にやらなければならない仕事」が午前中に終わったので、午後はお気に入りの喫茶店で考え仕事(店員さんからも他のお客さんからも全く注目されない壁際のいい席が数席あるのだ)。今後の事業展開について。


私は「キャリア領域に特化したファシリテーター」として活動している。名刺にも「ファシリテーター」という職業を「代表取締役社長」よりも前に書いている。そういえば先日、学生からセミナー後に「どうすればファシリテーターになれるのですか?」と聞かれて「名乗ればなれるよ」と答えたが、「ミュージシャン」とか「作家」とかと同様、名乗るのは自由であり、それでご飯を食べ続けられるか否かがプロとの境目である。


年に数回、講演の仕事もご依頼いただくので、そのときは講師としてお話させていただくこともあるが、あくまで軸足は「ファシリテーション」においていて、いわゆる講師の方々はもちろん、就職/採用支援会社の皆様とは異なるポジショニングで仕事をしている(だから皆さんと情報交換も気軽にできる)。1点突破である。


ファシリテーションスキルには

1)場のデザインスキル
2)対人関係スキル
3)構造化スキル
4)合意形成スキル

があるとされ(『ファシリテーション入門』〔堀公俊・日経文庫〕より)、会議ファシリテーターとか、ワークショップとか、アライアンスファシリテーターとか、活躍の場をどこにおくかでさらに細分化されるわけだが、私の場合は社会人インタビューを、(2)対人関係スキル、特に「受け止め、復唱して承認し、安心感を提供してさらに意見(思い)を引き出す」ことを「まだ働いたことがない、学生の前で」おこなっている。2011年は58回、計200人超の社会人に対して。派生して「キャリアセンターと人事担当者の座談会の仕切りもやってください」というご依頼などもある。


今日考えていたのは、「ファシリテーションスキル」を、学生にとっての「キャリア」-いわゆる「就職」-領域ではなく、全く別の領域で活かせないかということ。端的に言えば、恋愛、結婚領域である。


人生の一大事(キャリアチェンジそのものやキャリアチェンジになる主因)って、進学、就職、結婚、出産、自宅購入、転職、介護、退職(再就職)、死別……まぁいろいろあるだろうけれど、就職と結婚、は様々な面で似ているなぁと思っており、今のスキルとビジネスモデルを結婚領域でできないか、考えていたのだ。



で、暫定結論。しばらくは、大学生の「就職-キャリア」領域に集中します(なんじゃそれ)。

2011年11月14日月曜日

ストーン社のオークト・アロガント・バスタード・エール

11/11、金曜日。

午前中は次週のセミナー準備。


午後、渋谷のタリーズで税理士事務所の担当者さんと打合せ。ビジネスの性格上、半年先くらいまでの売上はある程度見えており、会社は6月決算なので、要は2期の最終損益がほぼ分かったのだが、ふむふむ、というところ。気を抜いてここに甘んじてはいけないな。安定のための最善は挑戦。


少し時間が空いたので、本屋で秋元康さんの『秋元康の仕事学』(NHK出版・NHK「仕事学のすすめ」制作班・編)と、『書くことが思いつかない人のための文章教室』(近藤勝重・幻冬舎新書)購入。秋元さんの本は喫茶店で一気読み。十代からトップランナーとして走り続け「マーケティングはしない」人が、日常で、何を見ているのか、それをどのように企画に落とし込んでいくのか、発想と着想のプロセスが理解できて満足度高し。


夕方、お客様と打合せ。あれこれ雑談もして、1時間以上もいてしまった。お忙しいのにすみません。年明け以降も仕事を一緒にできることがとても嬉しい相手。忘年会も待ち遠しい(そうだ、忘年会の予定も徐々に入り始めた。早いなぁ1年)。


打合せした企業さんから、最寄り駅ではなく、隣の駅まで散歩。隣の駅がもうすぐそこ、というところでギネスの看板を発見し、ビール祭(自分のなかで)。ベルギー、ドイツ、アメリカ……世界中のビールを80種類以上おいている、ビール好きの私にとっては「大正解!」のお店で、カウンターに座り、今まで飲んだことがないビールを堪能させて頂いた。5年以上前、ベルギービールにハマっていたことがあり、その影響で今でもパブなんかでは、濃厚なIPA系が好きなのだが、このお店で初めて飲み、「美味しい!」と思ったのは、ストーン社のオークト・アロガント・バスタード・エール。うん、これを飲みにまたこのお店まで出かけて行きそうな予感。



来週は火曜日からセミナー4連日。体調整えて仕事する。

2011年11月11日金曜日

自信をもてる服選び

11/10、木曜日。

夕方からお客様と打合せ。自社セミナーに私がファシリテーター参画させていただく1社なのだが、それにむけた諸々を。頼って頂けるというのは仕事の喜びのひとつですね、やっぱり。

打合せが終わったのがちょうど18時だったので、「今晩どうっすか?」と気軽に言える相手を誘い、新宿で飲み。ひと回り年上の方なんだけど。世代ギャップっていいよなぁ。服装についてあれこれ。「自信をもてる服選び」をテーマに今度、男3人で買い物に行くことにした。もちろん私が教わる側。仕事の話もいろいろした。役員退職金制度は廃止の方向で制度変更中の企業が多いのね。

だいぶ酔ったので、地元のバーでしめ、帰宅。

2011年11月10日木曜日

11/9・横浜国大(業界編)「インフラ」

11/9、水曜日。

全学年対象キャリアセミナー、本日は横浜国立大学(「仕事研究セミナー:業界編」)の「インフラ編」。日本郵船、野村不動産、ファミリーマートの3社に、インフラとしての社会的役割と自社についてプレゼンして頂き、私からのインタビュー、学生との質疑応答。学生アンケートの満足度が非常に高くて良かった。

以下、お話頂いた項目の一部。

【海運】
・飛行機と船の比較(スピード、積載量等)
・石炭、原油、天然ガスなど、主要資源と輸出入の海運率→99.7%(トン数ベース)→経済活動の大動脈
・一般貨物輸送、バルク・エネルギー輸送それぞれの、定航、不定期、物流
・世界の海運会社との自由競争。たとえば日本の海運会社であっても、日本発着以外の航路もビジネスにする。逆も同じなので、競争は熾烈。
・社員の仕事(売る人、仕込む人、運ぶ人、バックアップの人)

【不動産】
・不動産業界/会社数:297,586社(日本の法人の約10%)、総資産:1,754兆円(国民総資産に対する不動産総資産は20.8%)、生産額:61兆2,900億円(全産業比の13.1%)
・建物分類(マンション、戸建住宅、オフィスビル、商業施設、物流施設、ホテル)、業務分類(仲介、賃貸、販売、運用、開発、保守管理)。この掛け算すべてをおこなっているのが、総合デベロッパー。
・都市の未来を描く仕事

【コンビニ】
・コンビニ全店/売上:年8兆175億円(1日219億円)、来客数:年139億人(1日3,810万人)
・インフラとしてのコンビニ(銀行、商品受取、郵便局、本屋、役場、交番、薬局、ガソリンスタンド)
・フランチャイズ・ビジネスの仕組み
・店舗の経営コンサルティングを行う仕事、加盟店の人生を支える仕事


まぁ、毎度毎度書くけれど、私自身が聞いていて面白い。なるほど~と新たな知識が多数。学生の皆さんにはぜひ多くの回に参加してほしい。


今週は大学セミナーが3日のみ。明日、明後日はお客様や税理士さんとの打合せ等。気を抜かずにいく。

2011年11月9日水曜日

11/8・中央大学「営業の仕事(BtoB)」

11/8、火曜日。

中央大学で全学年対象キャリアセミナー「職種研究会」。テーマは「営業の仕事(BtoB)」。ノバルティス ファーマ、ぱど、理想科学工業、リンテックの4社の(元)営業パーソンに私から公開インタビュー&学生の皆さんからの質疑応答。前回の「営業の仕事(BtoC)」に比べ、学生の皆さんが知っている(目にしたことがある)企業が少ないだろうから、どれくらいの人が来てくれるか心配していたのだけれど(そして開始15分前時点で10名も来ていなくて焦っていたわけだけど)、400名以上が参加してくれた。感謝。

以下、参加者の方の発言内容の一部(順不同、要約)。


(営業するうえで大切にしていること、気をつけていることは?)
・諦めない気持ち。特に営業は、諦めたら何も始まらない。
・自己満足にならないようにすること。お客様と自分で盛り上がっても、その施策はお客様の先にいるお客様のために行うものであり、その効果をきちんと測ることを忘れてはならない。
・物を売るのではなく、自分を売る、ということ。
・優しさをもつこと。

(営業職の喜び、魅力は?)
・数字。数値目標を達成し、自分の給与やボーナスがあがり、さらにお客様から感謝までされる。この爽快感はない。
・工夫できる余地がたくさんある点。
・社内の技術者をはじめたくさんの人たちが思いを込めてつくった製品が、世の中で使われ始めるようになることが喜び。
・自分の色が出せる仕事であること。言われたことを言われた通りにやる仕事では全然ない。


セミナーでは、各社の営業の仕事内容、大変さを中心にインタビューさせて頂いたので、これはごく一部なのだけれど、学生アンケートを読むと「営業」と一口に言っても、仕事内容は大きく異なり、けれど大切にしている考え方や価値観には共通するところが多い、ということが伝わったようで何より。

それと、終了後にセミナー参加してくれた学生と喫煙所で話していたら「親父が営業やってるんですよ。で、毎日疲れてて。ただ、毎日どんな仕事をしているかは知らなかったんですけど、今日話を聞いて、親父もこういうふうに一生懸命、営業の仕事やってるって分かって、参加して良かったです」と言ってくれた学生がいた。うーん、嬉しい。嬉しいと言えば、セミナー中の質疑応答時間で1年生が質問し、会場もちょっとざわついたけど、私としては低学年の参加も嬉しいんだな。終わってから話しかけにいったら「前回参加した友だちが『いいよ』って言うから参加しました」と。これから3年以上ある学生生活を充実させるものとして、本セミナーを活用してほしい。


さて、明日は再び、横浜国大で業界編。テーマは「インフラ」で、日本郵船、野村不動産、ファミリーマート。16時30分~18時30分・教育文化ホール。横国生の皆さん、ぜひ。

2011年11月8日火曜日

11/7・横浜国大(業界編)「レジャー・エンタメ」

11/7、月曜日。

横浜国立大学で、全学年対象キャリアサポートセミナーの業界編。本日は、エイベックス・グループ・ホールディングス、ソニー・コンピュータエンタテインメント、ミリアルリゾートホテルズの3社をお招きし「レジャー・エンタメ編」。

以下、各社のプレゼンや私からのインタビューでお話頂いた内容の一部。

【音楽業界】
・音楽市場の推移(CDアルバム、CDシングル、音楽DVD、モバイル配信、PC配信)、コンサート市場の推移(→入場者数は増えている)→音楽そのものへのニーズは落ちていない
・著作権使用料徴収額の推移
・日本からみた海外市場
・エンタメ領域における360度モデル

【家庭用ゲーム機】
・家庭用ゲーム機の流れ(ビデオゲーム→コンピュータゲーム→ネットワークゲーム)
・日本市場の特殊性
・競合は(余暇)時間を奪い合う企業
・ソーシャル系企業との協業の可能性

【ホテル業界】
・資本別(専業系/鉄道系/不動産系/外資系/旅行会社系/商社系/レジャー系)、立地別(シティ/アーバンリゾート/ビジネス/リゾート)でみたホテル業界マップ
・海外旅行者数と、小泉内閣時代にはじまった政府の「観光大国・日本」の現状(2013年に1500万人の日本旅行客目標)
・ホテルに入社した場合のキャリアステップ
・オペレーションの仕事、サポート部門の仕事。アルバイトとの違い


業界編はこれで4回目になるのだが、各社のプレゼン手法や内容が、業界によって本当に異なるので、それも面白い(参加企業には、本セミナー主旨とプレゼンして頂きたい内容についてまとめたセミナー概要書を事前送付しているが、同じことを書いているにもかかわらず、という意味で)。学生アンケートにもあったけれど、メーカーにもエンタメにも興味をもつ、という学生は少ないんじゃないかな。もちろん「この業界は合わなさそう」という気付き自体に大きな価値があるのだけど。


明日は中央大学で職種研究会「営業の仕事(BtoB)」。ノバルティス ファーマ、ぱど、理想科学工業、リンテック。16:40~18:10、9号館。全学年対象。中大生の皆さんぜひ。

2011年11月7日月曜日

12月も働きます

11/4、金曜日。

久しぶりに、セミナーがない平日。とは言っても、アルバイトの方がまとめれくれたセミナーアンケートをチェックして参加企業に送付したり、来週のセミナー準備したり、一日中セミナー関係の仕事なのだけれど。


新たな仕事をふたついただいた。

ひとつは、某社の早期セミナーへのファシリテーター参画。今年初めて訪問し、その場で大学セミナーへの参加を即決してくださり、大学セミナーで私のファシリの様子をみて「自社セミナーも」とご依頼頂いた。感謝。

もうひとつは、某就職支援会社の合同企業説明会の全体司会。こちらは昨年に引き続きの仕事。社長(創業者)とはプライベートでも懇意にしていただいているのだが(と言いつつ先方が忙しすぎて(あまり日本にいないので)稀にしか会えないのだけれど)、こうして仕事は仕事できちんと繋がっていられるのは嬉しい。感謝。


<年間仕事ボリューム>
・企業説明会へのファシリテーター参画:2月~4月
・大学内セミナー(全学年対象):5~7月、10月~11月
・企業への営業活動:3月~9月
・大学への企画提案活動:12月~2月

このような感じで、12月は割とのんびりの予定で、採用担当者の皆さんに「○○さん、12月からは土日がなさそうですね…」と半笑いで言っていたのだが、どうも人ごとではなくなりはじめた。もちろん仕事で忙しいことに感謝しているのだけど。


来週も大学セミナーは3回。新しいジャケットも購入して気分は上々だし、爽やかにいく。

2011年11月4日金曜日

11/2・横浜国大(業界編)「メーカーⅡ」

11/1、水曜日。

横浜国大、全学年対象キャリアサポートセミナー。テーマ「メーカー編Ⅱ」。KOSE、ノバルティス ファーマ、理想科学工業。以下、話して頂いた内容や私からインタビューした内容の項目の一部。

【化粧品】
・国内2,000社で1.4兆円(メーカーから小売への出荷額ベース)。上位5社でシェア60%。
・ブランドビジネス。お客様にどっぷり華やかな世界に浸ってもらうための仕事。仕事が華やかなのではない。
・男性市場の伸び、海外展開、嗜好品だけではなく必需品という側面。
・思いつきレベルのアイディアをカタチにするでのはなく、ニーズを綿密に調査分析し、1年後のトレンドを予測して商品を生み出していくマーケティングの仕事。
・総合職における男性比(女性よりも多い)。

【医薬品】
・新薬の開発成功率は、1/19817。開発期間は9~17年。売上に対する研究開発費は11%(全産業の業界平均ベーストップ)。
・医療用医薬品(病院で処方される薬)と、一般用医薬品。市場規模は9:1。
・薬価は国が定めているため、価格競争のない世界。
・MRという営業職の仕事。求められる、強い責任感と倫理観。人間力。学術知識(サイエンス)。
・文理不問。メディカル知識は入社後でOK。

【ビジネス(OA)機器】
・市場規模は6兆円。企画、開発、設計、製造、販売、保守。学生にも広く知られているOA機器メーカーの担当領域。
・プリンターはクラウド、Webの進化でなくなるか。
・プリンターの高速印刷の仕組み。
・研究開発者の仕事、大変さ、喜び。チャレンジし失敗も多い企画開発系の仕事と、セーフティファーストで進める設計製造系の仕事。
・優秀な研究開発者になるために。自分のなかの、とんがり。


<次週の大学内・全学年対象キャリアセミナー>
・11/7(月)横浜国大(業界編)「レジャー・エンタメ編」エイベックス・グループ・ホールディングス、ソニー・コンピュータエンタテインメント、ミリアルリゾートホテルズ
・11/8(火)中央大学「営業の仕事(BtoB)」ノバルティス ファーマ、ぱど、理想科学工業、リンテック
・11/9(水)横浜国大(業界編)「インフラ編」日本郵船、野村不動産、ファミリーマート

横国、中大の皆さん、詳細は学校からのメールや、学内の立て看板、配布チラシを。

・・・・・・

各大学とも、学園祭モード。どうやら横国は長らくぶりにアルコールOKに戻すらしいが(けっこう多くの大学がアルコールNGなんですよね)、問題起こして来年からまたNG、なんてことにならないようにね。楽しんでください。

2011年11月2日水曜日

11/1・横浜国大(業界編)「メーカーⅠ」

11/1、火曜日。

横浜国大、全学年対象キャリアサポートセミナー。今週は横浜国大3連続の2日目。テーマは「メーカー編Ⅰ」。

昨日も書いたが、横浜国大は10月から職種編を4回おこない、10/31からは業界編。毎回、100名~200名の学生参加者を見込んでいる企画で(そもそもの母数を考えればそれでも多いのだけれど)、実際にずっと100名~200名の参加者数だったのだが、本日は250名以上が参加してくれた。なんだろう、3年生・修1年生がそろそろスイッチ入ったのかしら。工学系の学生が多かったから、テーマなのかな。聞く態度も前向きでとても嬉しかった。あ、いつも twitter でリツイートしてくれる国大の皆さん、ありがとうございます。

昨日同様、話して頂いた内容や私からインタビューした内容の項目を少しだけ。参加企業は、サッポロビール、ボッシュ、山武(azbil)。

【ビール】
・ビール離れ、酒税、アルコールに求める価値変化
・メーカー、卸、小売・飲食店、消費者、の生・配・販の三層構造
・ビールの売れる仕組みづくりをおこなう営業の仕事、開発の仕事
・ラッキーヱビス

【自動車】
・2万点以上の部品で構成されるハイテク製品、自動車。カーメーカーと、サプライヤー。サプライヤーのなかの、独立系と系列系。それぞれのメリット、デメリット。一次サプライヤーと二次サプライヤーとの関係。
・日本の就労人口のうち、8.5%が自動車関連産業。自動車をつくることは産業創出。
・日本のカーメーカーの世界シェア。
・世界市場で見た場合の、2020年における自動車の動力見込み比(電気、ハイブリッド、ガソリン、ディーゼル等)

【オートメーション】
・東証分類では「製造業」の「電気機器」に分類されているが…「属する業界」だけではなく「関与する業界」に目を向ければ視野が拡がる
・計測と制御で可能になるオートメーション
・ビルディング(建物設備)、アドバンス(工場やプラントの生産設備)、ライフ(生活直結)、3領域でのオートメーション事業
・技術系の比率、技術系の仕事


昨日と全く同じ感想だが、私自身が面白い。参加企業さんも「違う業界の話って面白いですよね~」と皆さんクチを揃えて仰る。うん。それと、学校関係者の方も見学に来られていた。あー、そういえば、教員の皆さん(先生方)にも見学にいらしてほしいなぁ。「就職活動のため」ではなく、学生がビジネスマンの話を聞き、社会に興味をもったり刺激を受けたりすることは、学業阻害どころか、学業への意欲向上に繋がる、と私は考えているのだが、その辺、先生方に見学して頂いて御意見を伺いたい。

明日も横浜国大・業界編「メーカー編Ⅱ」。コーセー、ノバルティス ファーマ、理想科学工業。ぜひ。

2011年11月1日火曜日

10/31・横浜国大(業界編)「マスコミ」

10/31、月曜日。

横浜国大、全学年対象キャリアサポートセミナー。

横浜国大ではこのセミナー(「仕事研究セミナー」)を職種編と業界編に分けている。職種編は春から、研究開発、システムエンジニア、生産技術、実は活きる工学系、企画、営業、総務人事、経営、と全8回開催したのだが、今日からは業界編。

職種編は毎回4社だったが、業界編は毎回3社にし、プログラムも、各社20分間プレゼン(主に業界について)→私からの3社公開インタビュー、と職種編とは異なる。

業界編初回の本日は「マスコミ編」。

まぁ、プレゼンでも触れられていたけれど、すでに(こういうキャリア系、就職系でよく使われる)“マスコミ”の定義って曖昧で、ツールを用いてマスとコミュニケーションする(情報発信する)、という意味であれば、web系メディアとか、多数のフォロワーや友人がいる個人とか、何をもってマスコミ?というのはあるのだけれど。ただ、それを言い始めると、こういう「業界括り」のセミナー自体が成立しない。他の多くの業界も、線引きが難しいわけで。


それはおいておき、本日は、講談社、テレビ朝日、読売新聞社、の3社にご参加頂いた。

……職種編の際は、このブログで、順不同・要約で発言を一部FBしていたのだけれど、業界編だと誰の発言かが分かってしまうから、こんな話をしましたという項目程度を。

【出版】
・出版4,000社で2兆円の市場規模(日本を代表する大企業1社の売上と同程度)
・社員数も多い企業で1,000人程度
・出版社って、いわゆるメーカー。けれど、製品の共通性能を数値化しづらいから、多品種少量生産し、重版を重ねるモデル。
・電子書籍への対応
・編集者の1日
・作家さんから担当編集者への要望の異なり

【テレビ】
・放送局と広告主と視聴者の関係
・広告売上とGDPの相関
・全売上における広告収入費
・テレビ局ならではのWeb活用
・デジタル放送切り替えの影響
・番組視聴者の違いによる、二次・三次ビジネスの異なり(DVD化なのか、映画なのか、グッズなのか)
・名プロデューサー、名ディレクターの共通点

【新聞】
・新聞の価値(活字だから伝えられること。なぜIT社長も新聞を読むのか)
・収入源(広告収入が収益メインではない。他国の新聞は広告収入メイン)
・一次情報であること
・記者の1日
・30秒もらうために3時間出待ち、といった現実
・倫理観、文章力


私自身が勉強になることばかり。やっぱり知らないことを知るって面白い。

横国生の皆さん、開始時にもお伝えしましたけど、「知ってる業界/会社だから参加しよう」もいいけれど、ぜひ「知らない業界/会社だから参加しよう」と続けて参加してくださいね。知らないことに興味は持てないという、当たり前の話。


明日も横浜国大・業界編「メーカーⅠ」。サッポロビール、ボッシュ、山武(azbilグループ)。

2011年10月31日月曜日

10/28・立教大学「長く働ける企業」

10/28、金曜日。

全学年対象・キャリアサポートセミナー。立教大学の新座キャンパスで「長く働ける企業」。

立教大学さんでは、昨年の起業直後からセミナーを開催させて頂いているのだが、これは今年初のテーマ。単に離職率が低い企業を集めました、という話ではなく、「一生同じ会社で働き続けたい」という学生が増えるなかで、そのために企業は個人に対して何をしているのか、企業は個人に何を期待しているのか、を人事の皆さんにインタビュー。参加してくれたのは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、ニチイ学館、日本医療事務センター、ノバレーゼの4社。学生の参加者も、昨年を含め、新座キャンパスとしては過去最多だったかな。池袋キャンパスからわざわざ足を運んでくれた人も多数。

以下、参加企業の皆さんの発言一部(順不同、要約)。

(「長く働く」ための会社としての風土、制度)
・休みが取りやすい風土がある。有休とは別に、年に一度の連続休暇制度があり、実際に先輩社員たちのなかで有休と合わせて1ヶ月休む、という人も普通にいるので、きちんと休み、きちんと働く、という風土ができている。
・異動や転勤については、人事部長に対して直接提出できる自己申告制度がある。
・職場に徐々に保育所を設置し始めている。
・フレックスキャリア制度と、FA制度。結婚、出産後に復帰して働いている女性社員も多数。
・さらに自分を高めるために大学で研究し直したい、という理由で退職する人が定期的にいたので、数年前から、事業に関連する研究のための大学進学であれば会社で費用を負担し、修了後、職場に戻れる仕組みを整えている。
(「長く働く」ために個人に対しての期待)
・離職者は確かに少ないけれど、当社の信念を持ち続けてほしい。何のために、誰のために日々頑張るのか。この信念がぶれると、どれだけ会社が制度や風土を整えても、長続きしない。
・夢、目標をもって働くこと。それは働き始めてからでもいい。ただ漠然と会社に行き、漠然と仕事をするのではなく、夢、目標をもって働くこと。
・会社に寄りかかるのではなく、共に会社を発展させていくんだ!という気持ち。会社の愚痴をいうのではなく、だったら自分が、自分たちが、どのようにすればそれを変えていけるのか、という発想を大事にしてほしい。
・覚悟。働く覚悟。自ら考え、行動する、というのはどのビジネスパーソンでも求められることだと思うが、その根底には覚悟がないといけない。誰かの役に立ち、お金を稼ぐことは甘いことではない。辛いこともたくさんある。それでも踏ん張れる、覚悟をもてる会社、仕事と出会ってほしい。

・・・・・・

10/17から、平日10連続でセミナーだった。で、結局、10日ともお客さんらと飲みに行った(そのうち数回は一人お疲れさま会だけど)。ふむ。10日連続は社会人人生で初かも。

10/31からは3日連続で横浜国大。職種編が先日終わり、こんどは業界編。初回(10/31)は「マスコミ」編で、講談社、テレビ朝日、読売新聞社の3社にそれぞれ、業界の仕組みについてプレゼンしてもらい、後半は私からのインタビュー。学年問わず、社会構造の一端である“ビジネス”について興味がある年生に参加してもらいたい。16:30から、教育文化ホール。楽しみにしています。

・・・・・・

常見陽平さんの『就活の神さま』オススメ。私にしては珍しく一気読み。後半、泣きそうにもなりました。これから就活が始まる皆さんはもちろん、来春の就職に向けて頑張っている学生ともにぜひ。

2011年10月28日金曜日

10/27・千葉大学「知られざるNo1企業の仕事」

10/27、木曜日。

全学年対象キャリアサポートセミナー、本日は千葉大学で「知られざるNo1企業の仕事」。イシダ、千代田テクノル、理想科学工業、リンテックの4社にご参加いただき、No1領域とNo1になれた理由、課題、入社してからの仕事内容などをインタビュー。

アルバイトしてくれている工学部生に学内告知協力をしてもらっているからか、文系よりも理系のほうが参加人数が多くてびっくり。研究の忙しいなか来てくれた人を含め、皆さんに感謝。

以下、参加者の発言内容の一部(順不同、要約)。

・設備投資というよりも、法律の縛りがいろいろある業界なので、その意味での参入障壁が高い。
・社内に公募の提案制度がある。誰がどのような提案をしても良い。新しい研究テーマを提案する技術者もいるし、営業活動の改善提案をする人もいる。事業プランを出す人もいる。
・来訪者があった際、フロアの全員が立ち上がって挨拶するのは、社長の考えによるもの。「わざわざ自社に足を運んでくださった」ことへの感謝の気持ちを込め、おもてなしの心としてそうしている。
・主に文系社員に自社技術を理解してもらうために「技術に親しむ会」を定期開催。一方、技術者は技術者で専門知識を深めるために、社内勉強会もある。
・No1シェアではあるが、今の日本では頭打ち。これ以上の拡大は見込みづらい。当然、海外展開の比重は高くなる(複数社)。
・お客様は病院や官公庁がメイン。いわゆる頭の良い人が多くて、要求レベルも高い。その要求を正しく理解するためにも、賢さは当社にとっては重要な要件。
・研究開発は、シミュレーションで終わらず必ず施策までおこなう。それは大変なこと。それでも技術者は、営業マンやお客様に褒められたときに大きな喜びがある。それがやりがい。
(学生への応援メッセージ)
・若さとは元気の良さ。元気よく頑張ってください。
・充実した学生生活こそ大切。何ひとつ、ムダな経験なんてない。充実した学生生活を。
・身近な人に対する感謝の気持ち、それを忘れないでください。
・今のうちに多くの会社、仕事をみてみてください。昨今メンタルで働けなくなる人が多く、それぞれの方に事情はあるのだろうけれど、正直なところ「そんなに会社や仕事や働き方が合わないのなら、やめちゃえばいいのに」と思うことがある。でも、社会人になってからは他の会社や仕事のことを知る機会はあまりないため、どうしてもその状況の際に視野が狭くなりがち。就活のためだけではなく、もしかしたらあるかもしれない自分のキャリアチェンジのためにも、今の期間を有効活用してください。


そうそう、冒頭に書いたように、理系の方が多かったのだが、研究室に戻るために(理系は夜まで勉強しているのだ)途中退出をした方が何人かいた。そのうちの一人が、退出時、ドアの前できちんと壇上のほうへ一礼していった。うーん、私は君を応援する!

明日は、立教大学の新座キャンパスで「長く働ける企業」。離職率が低い企業ばかり、ということではなくて(実際に低い企業もいるけれど)、「一生同じ会社で働きたい」と望む学生が多くなっている今、そのためにはどのような企業選びや入社後の働き方が求められるのか、人事担当者の皆さんのパネルディスカッション。18時30分からN421教室。立教生の皆さん、お待ちしています。

2011年10月27日木曜日

10/26・中央大学「営業の仕事(BtoC)」

10/26、水曜日。全学年対象キャリアサポートセミナー、本日は中央大学で「営業の仕事(BtoC)」。

「BtoC企業」と括られるけれど、その企業での営業の仕事は、果たして個人向け営業なのか?意外と知られていない営業の実態をインタビューさせていただいた。

元々の学生数が多いからというのもあるけれど、前回に続き、たくさんの方が来てくださって良かった。アンケートを読むと、営業のイメージが変わったという声も多い。それと、見学に来られたキャリアセンターの方からも終了後すぐに「この企画はいいですね!」と言って頂いた。学生、大学、企業、3方良しだと私も大変嬉しい。仕事っていいなぁ、うん。

参加企業は、KOSE、野村不動産、ファミリーマート、森永乳業の4社。以下、発言の一部(順不同、要約)。

・お客様に直接「販売」するスタッフの皆さんとコミュニケーションを取り、販売をサポートするのが営業の仕事。最終的にお金を払い、買ってくださるお客様を向いているという点は、営業も販売も一緒。
・営業の仕事をしていて大切にしているのは、マメさ。「そこまでやるか」と言われるくらい、マメにやる。信頼関係は時間がつくるのではなく、ひとつひとつのマメさ、誠実さがつくる。
・営業、というと自社商品を何とか買ってもらおうとするというイメージが強いかもしれないが、そうではなくて、お客様のビジネスがうまくいくよう考え、最善を提案する。コンサルの要素が多い仕事。
・相手が何を求めているかを考える。営業は1社でも多く商談することが大切と言われることが多いが、私の場合は1日1商談、と決めている。それは、きちんと考えて提案をまとめ、その1商談に集中したいから。
・いわゆる「ノルマ」と言われる営業目標金額は、チーム単位。皆で達成する。
・細かく行動予定は縛られていない。1日の動き方も自分とチームで決める。
・人と人とのつながりこそ、営業の喜び。
・お客様からの「ありがとう」ももちろんだけれど、自社製品を友人や親せきなど身近な人から「あれいいよね」と言われると、本当に嬉しい。
・営業は会社組織のなかで唯一、直接利益を稼げる仕事。直接的には、営業が全社員の給料を稼いでいる。
(私からの挙手質問)
・「聞く力と話す力、どちらが大事?」→聞く力3名、話す力1名
・「また社会人1年目からやり直すとしても、営業職に就きたい?」→就きたい4名
・「お客様は理不尽?」→そう思う2名、そうは思わない2名
(学生からの質問「どうして異動、転勤を行うのですか?」
・個人の成長と組織活性化のため。環境変化の中で人は成長する。

中央大学の次回は、11/8「営業の仕事(BtoB)」。今回とはまた違う営業の話が聞けるので、ぜひ。


明日は、千葉大学「知られざるNo1企業の仕事」。16時30分から、教育学部2号館の大講義室。千葉大生の皆さん、お待ちしています。

2011年10月26日水曜日

10/25・横浜国立大学「経営の仕事」

10/25、火曜日。

全学年対象キャリアサポートセミナー、本日は横浜国立大学で「経営の仕事」。

横浜国立大学では10月以降、『仕事研究セミナー:職種編』として、企画、営業、総務人事、と開催してきたが、今回が職種編の最終回(10/31からは“業界編”が怒涛の9回)。「経営」に関する仕事をしている方々にインタビュー。取締役(経営陣)、経営者、店長(店舗経営)、経営コンサルタント、それぞれの方に仕事のこと、大切にしている価値観などを伺った。

参加してくれたのは、アイスタイル、ジョブウェブ、日本ケンタッキー・フライド・チキン、船井総研の4社。

以下、参加者の方の発言の一部(順不同、要約)。

・金融機関など、外部の方のも入れると、会議は1日に10本くらい。管理系の責任者なので、お金の側面から、会社の利益をいかに生み出すか、がミッション。但し、取締役だから「そこは自分の領域ではない」と線をひかず、積極的に全社のことに関わる。
・経営者の仕事は、社員にきちんと給料を払うために「なんとかかんとかどうにかする」こと。利益を生み出していれば極論、毎日ゴルフをしていようが構わない。また、お金の使い道を決めることも経営者の仕事としては多い。
・どの仕事でもそうだと思うが、大切なのは誠実さ。
・店長は、1店舗の経営者そのもの。経営資源と言われる、ヒト、モノ、カネ、情報、を自分で管理し、実行する。
・少なくとも自分の経験では、経営コンサルタントの仕事は最初の2年くらいなんて面白いことは何もない。腹を括って商売をしている経営者から頼られ、売上を伸ばすことは、そんなに簡単なことじゃない。自分で稼げる力のない人が、人様の利益を増やせるわけがない。土日ももちろん働いて、週3日くらい徹夜して、それくらい必死に数年働いて、やっと、経営者の役に立てるレベルになる。
・チームメンバー一人ひとりに目標があるように、当然、経営陣も目標がある。約束している相手は株主。
・大きな判断や、不測の事態の判断も全て最後は経営者。リーマンショックのときもそうだったが、今年も、震災後に仕事のキャンセルが相次いだり、社員を出社させるべきか悩んだり、そういうことも仕事。
・自分がコンサルタントだった頃、「ロジック半分、ヒューマン半分」だと意識して働いていたが、経営陣の今は「ロジック2割、ヒューマン8割」の意識。
・妄想力が大事。思えないことは叶わない。
・(「生きることにおける仕事の位置づけは?」との学生質問に対して)仕事=生きること、そのものだと思う。
・まずは今、所属しているサークル、アルバイトに全力で取り組んでほしい。そして、成長し続ける就活にしてほしい。
・私は「自分がお金を払ってでも入りたい会社」に入ると決めていた。それが今の会社。短所を直すために人の3倍努力しても普通にしかならないが、長所を3倍努力すれば一流になる。長所を伸ばしてください。


うーん、もっともっと書きたいことがあるし、その本意が伝わりにくいけれど大切な言葉もあるのだけれど、それは参加してくれた人たちのものということで。

私自身、とても勉強になる回だった。

明日(10/26)は中央大学「営業の仕事(BtoC)」。16時40分~18時10分・9号館。「BtoC」企業における「営業職」についてインタビュー。中大生の皆さん、ぜひ。

2011年10月25日火曜日

10/24・立教大学「知られざるNo1企業」 そして立教生の聞く姿勢が素晴らしい

10/24、月曜日。全学年対象・キャリアサポートセミナー、本日は立教大学で「知られざるNo1企業」。

学生の皆さんで知っている人は少ないだろうけれど、特定領域で「No1」をもつ企業の皆さんに、どうして競合他社がいるなかでNo1になれたのか、入社するとどのような仕事があるのか、などをインタビュー。

実は昨年も、同テーマで同時期に開催したのだが、そのときの倍以上となる350名以上の学生が参加してくれた。たくさんの人が参加してくれたことはもちろん嬉しいが、学生アンケートで「大企業以外に目を向けてみようと思った」「世の中には自分が知らないけれど優れた企業が多い、と実感できた」など、特に3年生・修1年生にとっては12月以降の企業探しの役に立てたようで良かった。

参加してくれたのは、アイア、エイケア・システムズ、理想科学工業、リンテックの4社。

以下、参加者の発言の一部(順不同。要約)

・技術力と挑戦する風土によって、No1になれた。そのうえで、日本の冠たる企業が顧客となってくれたことで、信頼を得ることができた。
・元々、会社として「世界に類のないものをつくる」という開発コンセプトがある。だから出す製品はすべてNo1ばかり。また、これまでリリースした製品で、いわゆる「大コケ」したものがない。一方で、営業面が苦しいとき、営業スタッフは「新製品を出せば売れるのだから、新製品を早くリリースしてほしい」と思ってしまいがちだが、それはクオリティを下げるから危険。
・No1はあくまで今の時点の話。永遠にNo1なんてことはあり得ない。その危機感をもって取り組めるか。
・グローバル化に伴い、市場の商品・製品サイクルは本当に早い。一人あたり生産性を高め、サイクルについていかないと、という危機感は今もある。
・以前は3万人の会社に勤めており、社長の顔なんて何回見たことあるっけ、という世界だったが、今のベンチャーに転職し、社長も役員も「共に働いている」という感が強い。実際に話しかけにいける距離にいる。トップと直接話ができるのは、ベンチャーの魅力のひとつ。
・企画の仕事は、自分で自分の仕事、チームの仕事を創造するのが大切な仕事。
・営業の仕事は、常に数字がついてまわるからもちろん大変。でも、営業ほど、自分の裁量で工夫できる仕事はないのではないか。私は営業をしていた頃、自分通信をお客様に発行したりしながら、信頼関係を築いていった。
・一般教養は社会に出てからも大切。論理的思考力も。そして仕事は一人でできるものではないから、他人の力を借りる力も必要になる。それがコミュニケーション能力。
・特にこれから就活を迎える学生の皆さんに伝えたいのは、焦らないこと、他人と比べないこと、一歩踏み出そうよ、ということ。働くって楽しいですよ。


昨日のブログで、大学を問わず「学生の聞く力が昨年よりも落ちている」と書いたけれど、立教生は昨年同様、聞く態度が素晴らしかった。これは立教生、誇りに思っていいと思う。そして負けるな、他大生!

セミナー後「今3年なのですが、昨年も出ていました」という学生が声をかけに来てくれたり、参加企業さんと食事に行ったり、月曜日から心の充実日。帰宅後にアンケート読了したのが1時。うーん、体調管理に気をつけないと。

明日(10/25)は、横浜国立大学「経営の仕事」。経営者、役員、経営コンサル、店舗経営者などに“経営”の仕事についてインタビュー。横国生、ぜひ。

2011年10月24日月曜日

10/21・中央大学「企画の仕事」 それから学生の「聞く力」に危惧

10/21、金曜日。

中央大学で初の大学共催・全学年対象キャリアセミナー「職種研究会」。テーマは「企画の仕事」。

もちろんキャリアセンターには何度か訪問したことがあるのだが、キャリセンはキャンパスに入ってすぐのところにあるので、キャンパス全体がこれほど広いとは知らなかった。大げさではなくキャリセンから徒歩10分かかる9号館がセミナー会場。「え、9号館でやるんですか?」と以前、中大卒者に打合せで言われたことがあったのだが、そう、キャパシティが2,000名以上の大ホール。初めて中をみて、ちょっと笑ってしまった。ほかの教室だと備品等諸々、心配な点があり、「であれば」ということで9号館になったのだ。

前の時間の授業終了が16:30、セミナー開始が16:40。

200名くらい来てくれることを望んでいたのだが、開始10分前になっても、人はパラパラ。焦っても仕方がないので、数十人だった場合の別プログラムを考えていたが、授業終了と共に多くの人が急いで来てくれたようで、結局、3年生・修士1年生を中心に、300名以上の方が参加してくれた。良かった。


参加企業は、イノベーション、サミー、テイクアンドギヴ・ニーズ、ユニリーバ・ジャパン。営業企画、商品企画、ブライダルプランナー、マーケター、それぞれの「仕事内容」と「仕事の大変さや喜び」をインタビューした。

以下、登壇者の方の発言内容の一部(順不同、要約)。

・お客様から課題を聞き出すためには、第一印象、知識、姿勢が大事。
・商品企画のプロジェクトリーダーとして大切にしているのは、メンバーに弱みを見せないこと。そして、企画という仕事の性格上、たくさんの人たちと関わるので、多様な人たちに想いを表現する言葉をもつこと。もちろん同じ思いを伝えたくても、言葉を使い分ける。
・「これをしたい」「あれをしたい」「予算はここまで」というお客様のご要望に対して、たとえば予算が最優先であれば、予算ラインを守ったうえで代案をいかに出せるか、気持ち良く受け入れてもらえるか、それが腕の見せ所。
・大切なのは、オーナーシップとビジョン。ひとつの商品を担当している以上、マーケターとしてその商品に誰よりもオーナーシップ、リーダーシップがないと話にならない。そして、その商品のビジョンを明確に持つこと。ビジョンなき商品に、人はついてこない。
・企画の仕事って、めちゃくちゃ泥臭い。やり方は自由だけれど、思いも力もないと、社内もお客様も誰も動いてくれない。泥臭く、汗臭く。
・企画をやっている人たちは、ちゃらちゃらしている人が多いかと思いきや、クソまじめ。ひとつのことにとことんこだわる。
・商品は我が子であると同時に、自分の鏡でもある。


・・・・・・

ところで、今週は平日5日間とも(来週もだけど)大学セミナーだったのだけれど、ひとつ気付いたことがある。

私が大学と共催しているのは、「全学年」対象セミナーだけれど、やはり就活を控えた3年生、修士1年生が8割以上になる。で、3年生、修士1年生ら2013卒予定者の皆さんの

「話を聞く力が弱い」

のだ。

大学を問わず、例年よりも

・前から自主的に座る学生が少ない
・相づち上手が少ない(相づち上手は壇上からすぐにわかるので、話し手はその人にむけて話をし、結局は相づち上手が得をする)
・ノートを取っている人が少ない

ように感じるのだ。

うーん、心配。倫理憲章のもらたす良し悪しはこれから、いろいろ出てくるだろうけど、少なくとも「話を聞く力」(これって社会人になってから最重要能力のひとつだと思うのだが)が身につくタイミングは後ろ倒しになっている気がしてならない。いや、全体的に「話を聞く力が弱くなっている」ことは、もっと根深い問題なのかな。


次週も5日連続で、大学セミナー。立教、横国、中央、千葉、立教。
体調に気をつけてビシッといこう。

2011年10月21日金曜日

10/20・横浜国立大学「総務・人事の仕事」

10/20、木曜日。

大学共催・全学年対象キャリアセミナー。本日も横浜国立大学。テーマは「総務・人事の仕事」。

参加企業は、アイア、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、日本鐵板、三菱電機ビルテクノサービスの4社。「総務・人事」の仕事インタビューの後、後半は、採用担当者の皆さんに学生への期待、就活ネタも伺った。

以下、登壇者の方の発言内容の一部(順不同、要約)。

・総務は各セクションの調整役。人事は「人」に関するあらゆること。たとえば、採用、教育、研修、異動、昇進昇級、労働組合対応など。
・想定外のことが起きたとき、全社としてどのように動くかを決め、実行するのも総務。たとえば3月11日の震災の際、災害対策本部を設置し、東北にある支社に物資を補給するための動きを決めて、といったことも行った。
・「何かあったらとりあえず総務か人事に聞いておけ」という安心を提供する部署。
・人事という「人」の仕事をしているからこそ、大切なのは公平性。
・そう、公平性と妥当性と納得性。これを担保する。
・「やってあたり前」の部署なので、管理部門は楽に見られがちなこともある。モチベーション維持が難しい。
・いろいろな人に出会えるのは仕事の喜びのひとつ。社外に出ることも多い。

<就活ネタ>
・知りたいのは「あなたは何をしてきたのか」。どうなりたいのか、ではない。事実を知りたい。
・ウソはばれる。答えられなくなるし、仮にばれずに入社しても、入社後、ずっとそのウソをつき通さなくてはいけなくなる。それはしんどい。
・細かい言葉遣いの間違いなどより、聞く姿勢が大事。
・やりたいことを明確にしておいてほしい。
・やりたいことは分からなくて当然。それは仕事をしてから徐々に見つかるもの。
・(学生から「OB訪問した際に学生時代に頑張ったことを聞かれ、サークルや留学やいろいろ自分としては頑張ってきたつもりなのだが、それが仕事にどう活かせるか分からず、うまく答えられなかったのですが…」という質問に対して)社会人側の質問を深読みしすぎ。聞かれたことに答えればよい。判断するのは相手であり、もっと聞きたいことがあればさらに質問するので、ストレートに返せば良い。


就活ネタは、人事担当者の皆さんによっても意見が異なるからおもしろい。正解なんてない、という(仕事をすればわかる)当たり前のことに気付く良い機会なのかも、就活。

明日(10/21)は初の中央大学。「企画の仕事」。楽しみ。

2011年10月20日木曜日

10/19・横浜国立大学「営業の仕事」

10/19、水曜日。

大学共催・全学年対象キャリアセミナー。本日は、横浜国立大学「営業の仕事」。

参加企業は、オービック、ノバルティス ファーマ、野村不動産、リンテックの4社。学生の皆さんも前々日に続き、多数参加してくれてよかった。

以下、登壇者の方の発言内容の一部(順不同、要約)。

・どの仕事もそうだが、大切なのはお客様との信頼関係。
・お客様と夢を語り合えるか。
・社名で呼ばれはじめ、個人の名前を呼んでもらえるようになり、頼られるようになって、最後に「仕事を一緒にして良かった」と直接、お客様から言ってもらえる喜び。
・どうしても、商品サービスに対するクレームが起こることがある。その際には、なによりもまず、直接会い、きちんと話を聞く。
・一番やってはいけないのは、ウソをつくこと。
・できあがった商品をもって、ただ売りにいくことなら誰でもできる。営業の仕事は、そのシステムを構築すること。
・ドラマなどで描かれるものとは違うが、コミュニケーションの潤滑油としての接待はある。ただ、接待でとれた仕事は所詮、接待で取りかえされる。
・お客様に対して、仕事に対して、誠実であること。誠実であれば、No を言うべきときには No を言う。
・目標達成しないからと言って、いわゆる罰則はない。けれど、真剣にやっていれば、本当に本当に悔しい。


明日(10/20)も横浜国立大学。テーマは「総務・人事の仕事」。

2011年10月19日水曜日

10/18・千葉大学「営業職の意気と苦悩」

10/18、火曜日。

大学共催・全学年対象キャリアサポートセミナー、本日は、千葉大学で「営業職の意気と苦悩」。

トーハン、ノバルティス ファーマ、野村不動産、森永乳業、4社の“営業パーソン”(または経験者)にお越し頂き、多くの学生にとってネガティブイメージが強い「営業」の仕事の実際、辛いこと、喜びなどをNGトーク無でインタビュー。

開始時に100名を超える学生の皆さんに「どちらかと言えば、営業職にネガティブイメージの方が強い人?」と聞いたら、ポジティブよりも多かった。うん、そうなんだよね、イメージは。他の職種よりも大変、というイメージが強い。「ノルマ」「ぺこぺこ」「押し売り、騙し売り」が学生のなかの「営業」の大変さとしてイメージされていることが多い。けれど配属可能性が高い職種でもあるし、偏ったイメージである場合が多い(というかほとんど)だから、ぜひ、(どの大学でも実施する)営業のテーマには是非、参加してもらいたいのだ。※ご参加頂いた皆さん、ありがとうございます。

以下、順不同で、参加者の方の発言より(要約)。

・お客様に時間を頂くのは大変。けれどそこで諦めたらゲームセット。
・一社でも多くの人と会う。何よりもそれが大事。
・一生懸命さ、というのは、相手に必ず伝わるもの。お客様は一生懸命の営業マンのことを、いつか必ず認めてくれる。
・数字に追われている、というよりも、目標を追っている、という感じ。
・イエスマンではいけない。確かにお客様はわがままだけど、何でもハイハイと聞いていたら、自社利益がなくなるだけ。つまり自社が潰れるだけ。
・私自身も2年かかったが、プライドを捨て、本気でお客様の役に立つために泥臭くやれば、道は拓ける。
・営業職の魅力は、人間としての幅を広げることができること。
・営業は会社のなかで唯一、利益を直接生み出せるポジション。会社からも大事にされるし、自分たちがみんなの給料を稼いできているんだ、という自負もある。

それと、パネラーの皆さんに挙手で「話す力と、聞く力、営業はどちらがより大事か?」と質問すると、4名ともに「聞く力」だった。これも学生の皆さんにとってはイメージギャップのひとつかも。


それにしても日々、働く皆さんの「仕事内容」と「思い、考え方」を聞けるのは私自身も楽しい。いい仕事だ。


明日(10/19)は、横浜国立大学で「営業の仕事」。

2011年10月18日火曜日

10/17・横浜国大「企画の仕事」

10/17、月曜日。

大学共催・全学年対象キャリアサポートセミナーシーズンに突入。

本日は、横浜国立大学で「企画の仕事」。

東京メトロ、ノバレーゼ、森永乳業、ユニリーバ・ジャパンの4社の「企画」に携わる皆さんへの公開インタビュー。学生も200名近く参加してくれて、アンケートの満足度も高かった。※ご参加頂いた皆さん、ありがとうございます。


憧れられやすい「企画」の仕事について、皆さん「泥臭さ」を前面に押し出して話してくださった。

・躊躇なく泥にまみれることができるか。泥まみれになって、なんとかかんとかひとつずつ企画を進めるのが現実。
・理屈は当然大事。けれど理屈だけでは人は動かない。物の言い方、態度が決め手になることもある。
・やりたいことが100個あったとして、調整を重ねるうちに、すべてはできなくなるかもしれない。けれど、そのなかの例えば10個、絶対に譲れないものを譲らないという企画者としての信念が最後は試される。
・あくまで企業活動しての商品企画。そもそも売れなくては話にならないし、同じ会社で頑張る人たちの給料もかかっている。責任は重い。
・社内外、本当に多くの人たちと関わる。だからこそ、その出会いの喜びもある。

そういう、飾った言葉ではない、本当のところをお話してくださった。感謝。


明日(10/18)は、千葉大学で「営業職」。
どんどんいこう。

2011年10月17日月曜日

喫茶店にいると人生いろいろ

10/14、金曜日。

打合せ1社。板橋。

会社設立直後からの取引先なのだが、セミナーやこうした打合せでお会いするたびに元気をくださる方。うん、こういう人と仕事が一緒にできることは幸せなこと。自分もそう思われるような人にならなくては。


午後、恵比寿の喫茶店で仕事。主に提案書作成。

3時間くらいいたのかな、その間にまぁ隣の席の人が何度か入れ替わるのだけれど、会話が耳に入ってくることもあるわけで。一組目は女性二人だったのだが、どうやら某スポーツクラブのインストラクターらしく、2chで自分の指導や外見がけなされてもう仕事に行きたくない、という相談。半泣き。うーん、喫茶店で周りに聞こえる声でその話をするのってどうなの、って思ったり。帰り際に隣に座ったのは、スーツを着た男性二人組。18時から「鬼軍曹の営業会議」があるらしく、その対策会議をしていた。いま17時なんだからまだ営業行ってたほうがいいんじゃない?って心のなかで突っ込みながら。「よし」という言葉とは逆に溜息をつきながらお店を出て行った。人生いろいろ。


夜、飲む。酔う。
……って結構いつもこれ書いてる気がする。

2011年10月14日金曜日

my 公園

10/13、木曜日。

打合せ、2社。広尾、日本橋。

2社目の日本橋にある企業へ伺う際、少し時間があったので、日本橋近辺をふらふらと歩いてみたのだが、公園というか、ベンチがある外スペースが結構あるのね。そしてビジネスマンがたくさん。たぶん営業マンが大半。

そういえば「営業マンたるもの、my 公園 と接待用お店は主要駅ごとに用意しておくべき」との発言を聞いたことがあるが、なんだかいい光景。人ごとながら皆、がんばっている気がする。面しているお弁当屋さんの看板にも「働く人をトコトン応援!」と書かれていた。スーツ着ているビジネスマン同士の連帯感って、なんか、あるよね。

明日1日仕事して、週末はBBQで酔っぱらって(雨ふらないといいのだが)、次週からはセミナーの日々。かける。

2011年10月13日木曜日

横浜国大の就職ガイダンス見学

10/12、水曜日。

午後、横浜国大で次週から始まる全学年対象セミナーに関する打合せ。機材チェック。

そのまま、2013卒者向け就職ガイダンスを見学。
うーん、就職情報会社の皆さんが一緒になって封詰して会員登録カードを配布する、というこのやり方、まだ変わらないのね。誰かが「やーめた」とそろそろ言いそうなものだけど。


はじめに、就活を終えた4年生からのセミナー告知と、応援メッセージ。その後、大学から「志望動機をしっかりもとう」「BtoB企業にも目を向けよう」といった話や、大学内でおこなわれる各種セミナー、支援体制について。


その後、キャリアアドバイザーとして学生の就職相談にのっている富丘会(OBOG会)の方のご挨拶。

このキャリアアドバイザーの皆さん、会社を定年退職されている、60代くらいの皆さん。もちろん以前からその方々がボランティアで就職相談にのっていることは知っていたのだけど、正直なところ「時代も違うし、相談っていっても…ねぇ」と思っていたのだが、ご挨拶を聞いて改心。

「さきほど大学の方のお話にもありましたが、自分を知る、これほど難しいことはありません。私はいまだに自分のことがわからない。人と話し、経験を積んで、自分のことが少しずつ分かるのかもしれません。そして、就職活動は多くの人と出会い、成長できる良い機会です。応援しています」

こういうことを60代の方が学生にビシッとお話されると、ずっしりくるね。横浜国大の皆さんはぜひ、経験のある、世代が違うこの方々と話をしにいってほしい。


最後は、リクルートの方の講演。

講師の方、偶然なのだが、私が以前、リクナビ編集長にご挨拶に伺った際、同席してくださった方で、始まる前に談笑。

講演の内容も、学生のことを思う気持ちと、裏付けとなるデータがきっちり整理されていて、さすがだなぁと。「就職活動に王道はない。ただ、皆さんに後悔してほしくないから、知らないことを減らしてほしい」に合点。きちんと「例年よりも2カ月、スケジュールが後ろ倒しになることは、皆さんにとってビハインド」とも伝えていたし。「就職難と採用難の併存時代」という言葉も腹落ち。

就職支援会社の皆さんは、学生のことを応援している。それも確認できた。


夜、飲み、酔う。
このお店のアルバイト女子は、大学4年生でまだ就職先が決まっていない。就活を続けている4年生も、それをサポートしている方々も多数いる。どの学校でも2013卒者向け就職支援セミナーが増えるだろうけれど、粘り強く、良縁を求めてがんばってほしい。まだ半年もある。

2011年10月12日水曜日

来週からのセミナーラッシュにむけて準備

10/11、火曜日。

3連休明け。

3連休は、(初日)御殿場アウトレット→山の麓の旅館泊 (2日目)瑞牆山登山・往復5時間コース→河口湖近くのホテル泊 (3日目)五大湖見学→三ツ峠登山・往復2時間コース→渋滞のなか帰宅

という「がっつり遊んだ」3日間だったのだが、発見は、山ガールのみならず、山ボーイもたくさんいたこと。みんな、オシャレなのね、いまの山登り事情は。そして、股関節と内腿の筋肉が痛い。


本日は打合せ1社。そして来週からのセミナー準備。

セミナー当日はいつも、実施大学の学生に運営スタッフのアルバイトをお願いしている。加えて、この10月からは社会人歴のある方に別の短期アルバイトもお願いしているのだが、なかなかどうして、準備物に関しては自分で確認しながら進めたいことが大半なわけで。うーん、ミスなく、確実にひとつずつ、という仕事。


今週末もプライベートでBBQがあり、遊ぶのだが、それが終わったら怒涛の日々である。
今週中にきちんと準備を終えておく。

2011年10月11日火曜日

10月も異動が多い

10/7、金曜日。

打合せ1社。新宿。

4月もそうだけど、10月も異動が多い。
今夏、初めてご訪問し、10月以降ご一緒に仕事をすることが決まっていた方から「実は異動が決まりまして…」という連絡をいただくと残念な気持ちになる。仕方ないんだけど。

打合せに伺った企業さんもその1社なのだけど、逆に言えば新しくまたご一緒に仕事をする方が増えるわけだし、改めて私がやっていること、やりたいことも理解頂きながら、価値貢献する。

3連休へ。
山にがっつり登るのだ。

2011年10月7日金曜日

戦国、はまりそう

10/6、木曜日。

商談1社。虎ノ門。

公的機関だったのだが、東日本大震災発生翌日には緊急対策本部を設置し、半年以上が経過した今も、職員の方の多くが東北地方で復旧、復興にあたられているとのこと。知らなかった。私は私がすべきことをやる。


昼前に某社から連絡が来て、大学共催・全学年対象セミナーに参加してくださるとのこと。感謝。これで10月~11月開催分、25回・91社枠のうち、89社枠が決定。あと2社枠!


夜、再読していた『国盗り物語』(司馬遼太郎、新潮文庫)読了。副題にある通り、1・2巻は斉藤道三、3・4巻は織田信長が主役なのだが、司馬遼太郎本人も「どうやら私は光秀に心を奪われ過ぎているようである」と(いうようなことを作品中で)言っている通り「主役、光秀?」というくらい話の軸になっている。今まで戦国にはまったことがないので、光秀がこれほどすごい人物だとは知らなかった。「謀反おこした人」としか認識していなかったが、この作品を読む限り、現代で言う超エリート官僚だったんだろうな。国家を思い、教養があり、武力も政治力もあり…。でも私が惹かれるのは道三や信長。こちらは現代で言う起業家の匂いがする。

戦国、はまりそうである。そのまま秀吉の『太閤記』へ突入予定。

2011年10月6日木曜日

倫理憲章の話をした

10/5、水曜日。

商談1社と、打合せ1社。

2社さんとも、倫理憲章の話で盛り上がる。いや、盛り上がるというか、話し込む。

私は企業さんとこの件で話をするときには


・昨夏の日本学術会議の文科省宛答申にある通り、日本の大学のキャリアサポートにおいて、多くの人たちは学生が「外の世界」を知る機会を増やすべきだと考えており、学生-大学-企業の繋がり方が変わる機運があった

・ところが年明け以降、特定学年に対する採用広報時期についてなど、(私の頭が良くないからか)誰が得をするのかよく分からない憲章が出てきてしまい、抜け道を探してみたり、解釈論にこだわったり、何だか小さな話が巷ではあふれている

・私は「学業」でもその他でもいいから、学生が「目的、目標をもった学生生活」を過ごすことを望んでおり、それは、「社会人の仕事の話を聞いて刺激を受ける」というプロセスで実現されることもあると考えている

・つまり、「社会人の話を聞いて刺激を受ける」→「目的、目標をもった学生生活を過ごす学生が増える」→「それらの学生は、就職/採用活動においても魅力的な人材となる可能性が高く、本人、企業、大学、皆がハッピーになる」


と考えているのだが、最近はなかなか、そういう話を企業の方とする機会が少なかった。でも今日、久しぶりにそういう話をする機会が続いた。うん、いいね。


10月~11月はセミナーラッシュなのだけれど、12月は時間がありそうだから、またじっくり次の仕掛けも考えよう。

秋版「大学共催・全学年対象キャリアサポートセミナー」開始!

10/4、火曜日。

大学共催・全学年対象キャリアサポートセミナーが本日から再開。

秋版の初回は、千葉大学で「企画の仕事」。
千葉大学の授業開始は10月3日からだったので、実は学生が来てくれるのかとても心配していたのだが、約200名もの皆さんにお集まりいただき、盛況で終了。


モバイルコンテンツ、映画プロデューサー、コピーライター、新規事業。それぞれの皆さんの「企画」の話。もちろん仕事の進め方や、ひとつのプロジェクトの期間や規模は異なるのだが「企画の仕事をするうえで大切にしていること」などに共通点が多かったのも興味深かった。


千葉大は、次回は10/18(火)「営業の仕事」。また皆さん是非、お越しくださいね。


夜、一部の参加企業さんと飲みに。
飲み過ぎた。

2011年10月4日火曜日

大学共催・全学年対象キャリアサポートセミナー(2011年秋~冬開催)日程・テーマ・参加企業を公開

10/3、火曜日。

大学共催・全学年対象キャリアサポートセミナーの、2011年秋~冬開催分の日程・テーマ・参加企業を公開。⇒こちらから。

横浜国立、千葉、立教、中央の各大学で、全25回・延べ91社で働く人たちの「仕事」「業界」「本音」を、大学内で、学生の皆さんに届ける。1人でも多くの学生が、知り、学び、自分のこれからの学生生活や就職活動に役立てる機会にしてほしい。

※学生の皆さん、詳細は大学ポータルサイト、各種ガイダンスでの配布チラシ、学内掲示されているポスターや立て看板、大学から送られてくるメールなどをご確認ください。


・・・・・・

日中は、商談1社(丸の内)と、セミナー準備。

前述の大学セミナー、秋版は明日(10/4)千葉大学「仕事研究セミナー」が皮切りとなる。一人でも多くの皆さんにご参加いただき、よいスタートを切りたいと切に願っている。

2011年10月3日月曜日

バイタリティでは負けられない

9/30、金曜日。


午前中はセミナー準備。


午後、商談2社と打合せ1社。

商談2社目は新宿の高層ビルだったのだが、20階までスーッと僅かな時間で上がるエレベーターに乗っていると、人間ってすごいものつくるよな、と改めて思う。20階で乗り換え、さらに30数階のオフィスへと。あいにく曇っていがた、晴れていれば打合せスペースから富士山も見えるらしい。


打合せ1社は、毎回、お会いするたびに新ビジネスが始まっていて、聞いているだけでも「この会社、どこまで伸びるんだろう?」とワクワクする。社員の方3名との打合せだったのだが、社長(創業者)の話になり、そのバイタリティに刺激される。年齢が二回り以上違うから、経験や実績で負けていることはいいとして、バイタリティで負けられない。それにしても何だろう、話を聞いていると、社長ご自身が「仕事」を面白がっていることがポイントなのかな。


夜、いつも行列になっている地元の「イタリアン酒場」で飲み。
美味しかった。
9月が終わった。

2011年9月30日金曜日

感謝の気持ち

9/29、木曜日。

商談1社。丸の内。

経営コンサルティング会社。大学セミナーへの参加を即決してくださり、それはもちろん感謝なのだが(ありがとうございます)、詳細は書けないけれど、とても嬉しく、仕事をするうえで大切なことを改めて気づかせてくれる出来事があった。「伊藤さん、そもそも私たち、経営者を応援する会社です」。ジーンとした。いつかコンサルティング会社の方に自社経営の相談をする必要が出てきた際には、この企業さんに真っ先にご相談しよう。

・・・・・・

仕事をしていると、しんどいことが多い。
いや、しんどいというより、「思った通りに事が運ばない」ことが多々ある。

けれど、だからこそ、逃げない、負けない、地道にやる、誠意をもって向き合う、そういう大事なことに気づき、ひとつずつ、人として成長できる。「生かされている」ことのありがたさに直面する。素敵な人と仕事ができることに感謝する。だから仕事はおもしろい。

毎朝、声を出して確認している4箇条があるのだが、その1カ条目は

「忘れるな、感謝の気持ちと謙虚な心」

である。

今日のような感謝の気持ちを忘れることなく9月を終え、10月からのセミナーシーズン(10月~11月に25回!ほぼ毎日どこかの大学です)に突入しよう。

2011年9月29日木曜日

70代を口説く

9/28、水曜日。

商談2社。品川、板橋。

1社目の企業の、初対面の方に「HP事前に拝見し、ブログも読みました。お会いできるの楽しみにしていたんです」と言って頂く。恐縮。そう、結構このブログも事前にチェックされていたり、大学関係者の皆さんに読まれたりしているようなのだが、何だかすみません、ゆるくて。たまには真面目なこと書こうかな。

2社目の企業は、訪問するとフロアにいた10名くらいの方が皆さん起立してくださり「いらっしゃいませ」と笑顔で挨拶してくださる。稀にこういう会社があるけれど、こちらももちろん気持ちいいし、たぶん、先方も気持ちいいのではないだろうか。

夕方、税理士事務所の担当者さんと打合せ。
もちろん自分の手元管理の資金繰り表はあるけれど、月次のまとめや決算報告書などは全面的にお任せしている。頼りにしています。

夜、久しぶりに一人で飲みに。
飲みすぎた。気づいたら、近所のスナックの70代のママを口説いていた。反省。

2011年9月28日水曜日

9月は支出額の反省

9/27、火曜日。

商談1社。八丁堀。
ご提案したセミナーへの参加を即決してくださる。感謝。ありがとうございます。

10月からのセミナー準備にくわえ、9月の月次仕事もあれこれと。
そう言えば、手元管理している2期の資金繰り表に入力ミスがあり(入金予定のないお金が入金欄に記載されていた)「え!?うそ!?」と瞬間的に大慌てしたのも9月だった。焦った。問題ない程度の誤差だったから良かったのだけれど。そして9月は会社の支出面での反省多し。必要なものにはきちんとお金をかけるべきだし、そうしているのだが、その予算ラインとしての話。たとえば10万円の予算であることをやろうとして、10万5千円使ったとしても、これは反省。予算感覚を自分にきちんと身につけないと、だらだら支出を増やしてしまいそうな気がする。


夜、嫌な夢をみた。仕事の夢。
「会社を立ち上げた頃は寝付けなくて、汗びっしょりかいて、嫌な夢ばっかりみていた」という経営者の話を何度か聞いたことがあるが、私なりに何かプレッシャーや不安を感じているのかな。そういうのには鈍感だと思っているのだが。

暗い夢は勝手にやってくるけれど、明るい現実は自分でつくる。

2011年9月27日火曜日

保険、年金……

9/26、月曜日。

商談2社。新宿、茅場町。

2社目の企業は、私が就活生のときに応募していた会社。確か三次選考くらいまで進んだはずなのだが、不思議なもので、どうしてこの業界、この企業を受けたのか、全く記憶にない。そして初めてお会いした採用担当者の方が、私と同じ02年度入社組だった。うーん、そうか、この企業に入社していたら、この方と同期だったわけね。ご縁って不思議。

月曜日は溜めていた書類を片づける日でもある。
私は民間の生命保険のほかに、小規模企業共済にも加入しているが、さらに神奈川県社会保険協会からも加入案内が届く。うーん、この辺は税理士さんに相談しよう。

外は涼しい。がんがん動く。

2011年9月26日月曜日

もうひと息

9/22、木曜日。

終日、社内。セミナー準備ほか諸々。

10月から横浜国立・千葉・立教・中央の各大学で開催する、全学年対象のキャリアサポートセミナー。ぜんぶで43社の企業枠があり、数カ月かけてひとりで企業にTELアポし、セミナー概要を伝え、参加メリットを提案し、なぜこのような取組みを大学と行っているのかを語ってきたのだが、もうひと息で全枠が埋まるところまできた(本当は今週中に全社決めたかったのだけれど)。

企業だから当然、自社メリットがないと参加しない。一方で「キャリア教育の意義も、伊藤さんがやりたいことも、弊社にとってのメリットも分かるけど、今年は倫理憲章の絡みで周りからどう見られるか分からないから…」という理由で参加を見送られる企業も、思いのほか多かった(特に大企業。そして平然と「来年は先にご案内いただけませんか?」とか言われた企業もある。しません)。


残り1週間、セミナー準備とともに企業への提案活動。
そして10月からのセミナーシーズンに突入する。

2011年9月22日木曜日

自然災害は「起きるかも」ではなく「起きる」

9/21、水曜日。

台風。

元々外出予定はなく、川崎にある自宅兼オフィスで仕事をしていたのだが、昼頃からこれまで経験したことがないような風雨が窓ガラスを叩いていた。妻から「会社から帰宅指示が出たから帰る」と連絡があったのが15時頃。そのくらいから複数のお客様と電話でやり取りしたいことがあったのだが、かけた先も「伊藤さんすみません、明日でもいいですか?」と言われ、仕事を依頼している先からも「本日の営業は15時までとさせていただきます。ご連絡は明日以降にお願い致します」というメールがきて、テレビをつけると特番が始まっていた。

夜のニュースをみると、都内で働いていて、15時くらいまでに会社を出た人たちは帰宅する電車にギリギリ間に合った人が多いようだけど、16時くらいからは交通機関すべてがほぼ機能していなかったようで。ちなみに我が家、二度停電になった(幸い短時間だった)。

自然災害は起きるかも(起きなければいいな)ではなく、起きる、という前提で日々を暮らし、仕事を進めようと思った一日。

2011年9月21日水曜日

新大久保には平日昼間も活気がある

9/20、火曜日。

商談1社。東新宿。

新大久保駅から歩いて行ったのだが、平日の昼過ぎにも関わらず、新大久保周辺には活気がある。訪問した企業の方とも「新大久保、いま一番熱い街かもしれませんね」と話していた。韓流文化、何かに触れてみようかな。

その他の多くの時間は、10月からのセミナー準備関連。いよいよセミナーシーズンに戻るなぁと思いながら。

横浜国立、千葉、立教、中央の学生の皆さん、早い学校は今週から、遅くとも来週から、ガイダンスや学内掲示で全学年対象のキャリアサポートセミナーの告知が始まるので、ぜひチェック&スケジュール抑えを。


季節の変わり目だからなのか、涼しくなったのはいいのだが、声の出方も悪く(周囲にはよく分からないらしいが自分ではいつも気づく。気圧の関係なのか、精神的なものなのか)、調子もイマイチ上がらない。早めに仕事を切り上げて、安眠。

2011年9月20日火曜日

ルノアールを重宝した1週間

9/16、金曜日。

商談2社。銀座、渋谷。


1社は「早期型」の2013採用計画。10月から小規模説明会を開催し、1月に大規模自社説明会、2月から選考。もう1社は「高偏差値大学(特に理系)特化型」の2013採用計画。ふーむ、採用って様々。


午後、喫茶店で仕事。昨年の今頃もそうだったが、『ルノアール』を重宝している今週。ゆったりスペース、飲み物だけでもおしぼり付き、電源ある席が複数、お水とお茶を何度も出してくれる、そのあたりがお気に入り。打合せ等の仕事で使ってる人が多く、2,3時間いてもいづらくならいし。


次週の予定を見直していて初めて、月曜日も休日だと気づく。あれま、翌週も3連休なんだ。どおりでアポ調整で、次週の月曜と金曜は何も外出予定が入らないわけだ。googleカレンダーでスケジュール管理しているのだけれど、これ、一般休日が分かりづらい。問題ないけど。


夜は楽しい飲み会。居酒屋へ行った後、久しぶりのバーへ顔を出し、共通知人も合流することになったので別の居酒屋へ流れ……飲み過ぎた。そう言えば、某大手企業の財務担当役員が「品のない酒の飲み方をする人には出資しない」との考えをもっていると聞いたのだが、この日の私を見たら確実に出資されないだろうな。果たして私には「品のあるお酒の飲み方」ができる日はくるのだろうか。

2011年9月16日金曜日

膝から崩れ落ちた

9/15、木曜日。

午後から商談2社。麹町、高田馬場。


高田馬場にちょっと早めに着いたので喫茶店に入ったのだが、早大生だろうか、とっても賑やかな学生グループが複数いた。いた、という事実だけ。


1社は、人材開発の部長、マネージャーのお二方にプレゼン。ちと緊張してしまった。ふぅ。


19時、別の提案中の企業からご連絡を頂く。部内会議では「やりたい」という方向になった旨。いくつか交渉があったのだが、合意し、「ではこの後、上長が役員と話して稟議が通れば正式にご依頼します」。そして21時「申し訳ありません、通りませんでした」とのご連絡。ざんねん。また次年度、ご提案に伺います。

なんてことがあり、自宅なのについ、飲み過ぎる。
酔った勢いで嫁に「気合入れてくれ」と頼んだところ、マジびんたをしてくれた。暴力で久しぶりに膝から崩れた。


よし、明日も働く。

2011年9月15日木曜日

靴を磨いた

9/14、水曜日。

商談3社。大崎、恵比寿、舞浜。

天気予報によると、この蒸し蒸しも今週いっぱいらしいけれど、それにしても歩くと汗が流れ出てきて、夏のようである。反動で、つい、お昼に熱いラーメンを食べてしまった。


夜、靴を磨いた。

いや、どのタイミングでか分からないのだけれど、革靴にガムがべったりついていたんですよ。しかも靴裏ではなく、表に(どうして表にガムがつくのだろう、不思議だ)。外出中に気づき、あちゃーと思って、靴屋さんに行こうかとも思ったのだが、その時間も取れず。

考えてみれば、ここ数週間、きちんと自分で靴を磨いていなかった。

靴磨きは毎週末の習慣だったし、自分で磨くレベルを越えた汚れ感・疲弊感だなと思ったときは靴屋さんに磨いてもらっていたのだが、そういう習慣をおそろかにしてしまっていた。

普段使う皮靴は3足。
ガムがついてしまったものを含め、3足、時間をかけてみっちり磨いた。表面の汚れを落として、色クリーム塗って、透明クリームで艶だして、ブラッシングして、別の布で仕上げに磨いて。

仕事道具を大切にしないプロはいない。

そんな基礎が最近できていなかったかと思うと、恥ずかしいとともに、それを思いおこすきっかけになったガムベッタリも、悪いことばかりではなかった。


気づけば9月半ば。早い。

2011年9月14日水曜日

「稼がにゃ食えん」けれど「好きな仕事を好きなように好きなだけやる」

9/13、火曜日。

10:30・池袋で商談、16:00・品川で商談、19:30・新宿で飲み会。

何とも言えないアポイントの取り方してしまったなぁ。いったんオフィスに戻るのも非効率だし、PCもって喫茶店で仕事しよう。…と思っていたら、16:00の商談が急きょ翌日にリスケ。ありますね、こういうこと。

そんなわけで、正午から19:00過ぎまでずっと喫茶店で仕事。歌舞伎町のルノアールに2軒。某社向け企画書作成。


歌舞伎町だからなのか、隣の席ではキャバクラの面接をしていた。30歳くらいのお兄さんと、20歳くらいの女子。

面接官「うちね、自由な感じ。和気あいあいだよ」(社風〔店風〕アピール)
女子「えー、でも、そんなの入ってみないと分かんないじゃないですかぁ」
面接官「体験入店もやってるから一回きてみれば?」(短期インターンシップ)
女子「えー、はい、あー、でも、こういうバイトって初めてなんで、もう一回友だちとかに相談してみますぅ」

そんな感じ。


夜は就活講師飲み会。私、講師ではなくファシリテーターなのだが、お声がけ頂いたので参加。

自営業、有限会社、株式会社、形式は異なっても「稼がにゃ食えん」という点では同じ。もちろんそれはリスクといえばリスクなのだけれど(…と、私を含め、一人で仕事している人は思っていない人が多いように思う)、皆、一人で「好きな仕事を好きなように好きなだけやる」という働き方も同じ。個人の支援をしたいのか、仕組みを改善したいのか、大学組織にあってほしい姿、社会、政治……、有意義かつ楽しい時間だった。男ばかり(全員既婚)だったので、下ネタでも盛り上がったわけだけど。ともかく、お誘いいただきありがとうございました。


きちんと門限までに帰宅。

2011年9月13日火曜日

好調です

9/12、月曜日。

午前中、週次のTodoリストを作成。10月からのセミナー準備に取り掛からなければならないことを確認し、ポスター・チラシの原稿とデザインのチェックバックして、印刷費の見積とって。


午後から商談1社。

毎年、どこかの企業で聞く内容ではあるのだが「経営陣が事業領域の再設定中→人事として求める人材像が固められない→具体的な採用プランに落としこめない」という状況。大変と言えば大変だけれど、きちんと、経営と人事が連動している点においては健全だと思う。


ところで、仕事先や飲み屋の大将とかから「最近、調子どう?」と聞かれたとき、皆さんはどう答えているのだろう。

私は、以前までは「絶好調です」に決めていたのだが、先週から「好調です」に変更することにした。

ふと「いつも絶好調、ってウソくさいし、というかウソだし、こう言ってる人と仕事する方が相手は楽しいよな、と思って言うのであれば、好調、くらいがちょうどいいんじゃないかな」と思ったのだ。

「ぼちぼち」は何だか「でんなぁ」までがセットの言葉のような気がするし(もちろんそれは関西の人が使うイメージだ)、「ちょっと厳しいですね」なんてのは悪い“気”が自分に流入するようで避けたい。ということで「好調」にすることにした。

「絶好調」にしていたときも、稀に「苦労せずにうまいことやりやがって。お前なんて足元すくわれてしまえ!」みたいな刺々しい視線を感じたことはあるし、「好調」にしてもそれがなくなるとは思えないが(そして書きながらそれは私の人柄の問題なのではないかという気がしてきた)、生きてればそりゃ誰だって好不調があるわけだけど、うまくいかないときほど自分で自分に明るくなる言葉をかけて自分を無意識に騙す、プレッシャーをかける、そして明るく愚直にひとつひとつの仕事に取り組む。うん。

そんなわけで、好調な一日が今日も終了。

2011年9月12日月曜日

1期決算書が届く

9/9、金曜日。

商談4社。日本橋、広尾、足立、飯田橋。


私の場合は商品ありき(ファシリテーションスキルをコアにしたキャリアサポート/採用支援)の商談なのだが、伺った1社から、全体的な新卒採用支援の提案要望を頂く。少し悩んだが、次週、提案することにした。せっかくいただいたこういう機会は前向きにいかないとね。


それにしても日々、書類が届く。
区役所、市役所、税務署、東京商工リサーチ……。

そんななか、税理士事務所さんから、分厚い郵送物がくる。あけてみると、1期の決算報告書だった。仕訳日記から総勘定元帳、会計資料、各月の見積書・申込書・請求書まですべてファイリングされている。うん、感慨深い。数字ひとつひとつに思い起こされる当時の状況があり、思い入れがある。私の1期の仕事成果。


10月からはセミナーが始まる。
商談中心で動けるのも、実質あと2週間程度。
来週も未来のお客様と出会い、語り、提案し、走り抜ける。

2011年9月9日金曜日

「営業のこと、ナメてるよな…」

9/8、木曜日。

午後から商談2社。内幸町、中目黒。

2社とも、2013年度新卒採用から新体制になったとのことで、新担当者さん・マネージャーさんにご挨拶兼情報交換。こういう体制変更のタイミングで、企画決定権者の方にも同席頂けるのはありがたい。

1社は倫理憲章の絡みで12月までは全学年対象キャリアサポートセミナー系にも参加せず、1社は10月から社内でセミナー開始。しかももう予約が取れないらしい。……ってすごい時期ギャップ。学生の皆さん、いわゆる「超大企業」のスケジュールばかり追っかけていると「え?セミナーやってたの?」みたいなことが多々起こりそうなのでご注意を。


移動中の電車で、紺のスーツにきちんと磨いた靴を履いている男性二人組。40代と30代だろうか。仕事できそうオーラが出ているのだが、何だか下を向いて暗い。すると、40代がぽつりと「開発の奴らさ、営業のことナメてるよな。うちら信じろって」と。

職業病だろうか、インタビューしたい衝動に駆られたが、しなかった(あたり前だ)。
組織ゆえの大変さ、そしてその先にある組織ゆえの喜び、実現可能な大きな仕事。
土日休みの働く皆さん、あと1日突っ走って、美味いビールをお互い飲みましょう!

2011年9月8日木曜日

人間だもの

9/7、水曜日。

商談3社。板橋、神田、丸の内。


……丸の内なぁ。いいよなぁ。一度くらい、こういうおしゃれ~なところで働いてみたいもんだ。いま自分が学生で、丸の内の高層ビルの一室で「伊藤君、当社で一緒に新しい日本をつくろう」って口説かれたら迷わず「はい!」って言う気がする。実際に丸の内で働いている人たちと話すと、何でもかんでも高くて結局お昼はコンビニだし、夜は有楽町まで出ます、って話も多いけど。

それと、オープンカフェに高級車で乗りつけて昼から「ハハハ」みたいな上品談笑おじさま(隣にきれいな女子有)を見ると「負けねーぞ」って思う。「今に見てろ」と。なんのことかよくわからないけど。


水曜だし、今週は夜の予定はないので、ガソリン(ビール)補給へ。
カウンターに相田みつをの『人間だもの』が置いてあって、気がつくと熟読していた。歳かな、疲れてるのかな、なんだか泣きそうになった。昔は「ケッ」と思っていたのだが。

久しぶりにお会いする常連さんと盛り上がり、2件目へと一緒に流れ、そこで初対面のおじさんとも一緒に飲んで、楽しく夜は更けていきましたとさ。

早いぜ、9月

9/6、火曜日。

商談3社。東京、御茶ノ水、新宿。

1社はプライベートで仲良くしていただいている方だったのだが、仕事の話は仕事の話でビシッとね。公私混同してしまうと、公私ともにチグハグな関係になってしまう。


移動中と空き時間に『ホワイトスペース戦略』(マーク・ジョンソン/阪急コミュニケーションズ)を読む。「顧客価値提案」「利益方程式」「主要業務プロセス・主要経営資源」の組み合わせ、という考え方は初めて目にしたし、しっくりきた。うん。

こういう類のいわゆるビジネス書って、実際に行動して成果を出さないと意味がないって話もある一方で、定期的に一定量を読み続けることに価値ある気がする。ビジネスフレーム知識のアップデートというか。私の場合は自社のビジネスモデルを確認、点検する良い材料。


それにしても、もう9月6日か。早い。

2011年9月6日火曜日

Mっ気をそそられるTELアポという仕事

9/5、月曜日。

商談1社。横浜。

先週もたまたま、横浜駅東口にある企業へ訪問した。学生の頃は、飲みに行くと言えば西口だったので(西口も数年前にキレイになって驚いた)、東口は「そごうを越えたら海」みたいな認識だったのだが、オフィスビルが結構あるのね。「4,5年前に再開発でいくつも建ちました」とのこと。うーん、キレイなオフィスビルエリア、仕事モードの時は気持ちいい。


夕方、TELアポ。

まだいくつかの特定業界の企業に提案したい商品があり、ベタにTELアポしているのだが、短時間で6件のアポイントをいただく。やっぱり昨年と比べて採用計画が後ろ倒しになっている企業が多い?それにしてもTELアポって、電話口であからさまに溜息つかれたり、意図的に「はぁ?」みたいに言う人が稀にいて、Mっ気をそそられるね。…Mじゃないからムッとしてしまうのだけれど(大人げない)。

講演では「先生」、初対面の方で堅い方は「社長」、お客様からは「伊藤さん」、可愛がってくださっている方々からは「伊藤ちゃん」、そしてTELアポでは溜息つかれて。キャリア領域のファシリをやっていて、どのような立場、どのような仕事の方であっても私自身が素直に話を聞き入れることができる理由のひとつは、自分自身の扱われ方が様々だからかもしれない。


机に集中する仕事をして、肩が凝り目が固まったので、料理。
料理、いいよね。
平日はせいぜい、野菜やら肉をきって炒めて無印とかCook Doだけれど。仕事とは違う脳を使う感じ。

よし、明日も商談。

2011年9月5日月曜日

コーヒーの香りが充満

9/2、金曜日。

商談3社。


2社目に訪問する前、コンビニでコーヒーを買ったのですよ。アルミ缶のキャップ式の持ち運べるやつ。で、半分くらい飲んで、キャップ閉めて、鞄のなかに入れておいて商談に臨んだわけですよ。

……いや、なんとなく、鞄をあける前に嫌な予感はしたんです、一瞬。
だって、コーヒーがまだ出されていないのに、何だかコーヒーの香りがするんですもの。

先方と商談が始まり、資料を出そうと鞄を開けると、コーヒーの濃厚な香りがファーっと。そして同じタイミングで来客用のコーヒーも運ばれてきて。

お詫びしながら鞄を拭きつつ資料を拭きつつ、お話する。いや、失礼なことをしてしまった。失礼なこともしてしまったし、久しぶりに商談中にアワアワしてしまった。


夕方、帰宅して仕事をしていると、大学でのセミナーに登壇してくれた某社社員(マーケティング担当者)から連絡があり、ビジネスで組めないかというご相談をいただく。ありがたい。ありがたいのだが、10月~11月は私がほぼ動けないので(毎日どこかの大学でセミナー)、どの程度、絡むことができるのかしら。いずれにせよ、何かお役にたてれば嬉しいです。


そろそろ外も涼しくなる季節。
過ごしやすいこの時期に、セミナーラッシュがくる前のこの時期に、まだまだ多くの企業人事担当者の皆さんに、大学との取組みをご紹介しつつ、私の存在を知ってもらう。走る。

海外研修、羨ましい

9/1、木曜日。

企業との商談4社、横浜国立大学との打合せが1件。


某社は来週から、3年目までの社員を全員連れて、アメリカで1週間の海外研修とのこと。うーん、羨ましい。

「そういうのって、夜もびっしり研修やるのですか?夜は自由時間ですか?」(そんなことばかり気になる)と聞いてみると「基本は夜は空き時間で、元気がある人たちは外に繰り出してるみたいですね」。うーん、ますます羨ましい。4年目からは選抜でのヨーロッパ研修、南米研修もあるとのこと。これはこれで仕事のモチベーションになるだろうな。


横浜国大では、夏休みで学生が少ないこともあって、何だか構内をのんびり歩いて森林浴気分。蝉がジージー鳴いていて、木陰に吹いてくる風が心地よくて。

先生たちにとっては、この学生の長期休暇がご自身の研究に集中できる期間なんですね、結構皆さん出てこられているとのこと。


何だか朝からちょいとハードな「ビジネス」日だったので、帰りにパブでビールをクーっと飲んで(その後また別のお店に流れて)帰宅。ちょいと飲み過ぎ。

2011年9月1日木曜日

やればできるのだ

8/31、水曜日。

8月もあっという間に最終日。
5月、8月、1月はホントにあっという間に1ヶ月が終わる気がする。


夜、飲み会。7~8年前から付き合っている、歳も会社も仕事もバラバラな仲間うちの定例飲み会。

19時過ぎから飲んで(平均年齢40歳くらいなのに毎度あたり前のように「飲み放題」コース)、22時過ぎに終了。5,6名で2次会へ行ったのだが、23時過ぎにきちんとお店をでる。地元の駅でもどこにも寄らず、真っ直ぐ帰る。そう、やればできるのだ、そういうこと(自分でもびっくり)。仕事がいろいろ詰まっていて、いま、頑張り時なのだ。

明日も朝から商談が4社と、大学との打合せが1つ。
ビシッといく。

2011年8月31日水曜日

仕事をすれば、笑いが生まれ、福が舞い込む

8/30、火曜日。

終日、社内。

初めて電話を差し上げた企業で「あれ、伊藤さん、って、あの伊藤さんですよね?」みたいな再会があったり(私が知らない間にその企業に転職していた)、別の企業では、電話に出た先方が「はい、○○(自分の名前)です。…あれ、あ、はい、○○(自分の名前)です」と何故か自分の名前を再確認したり(二人で大笑い。別に噛んだわけでもないのに、自分の名前がしっくりこなかったご様子。忙しいと人は面白い行動をする)、「努力」をテーマにしている今週も、仕事のなかに笑いはある。


そう、笑いがある日常。


これって贅沢。

仕事をすれば、人と関わる。人と関われば、笑いが生まれる。笑いはコミュニケーションの潤滑油だし、ある種、コミュニケーションそのものだし。もしかして「笑う門には福来る」という言葉は「仕事して、人と関わり笑っていれば、福は来ますよ」という解釈でもいいのかな、と思ったり。…ちょっと無理だね。

泥臭く仕事をして、笑っていたら、連続して仕事のご依頼もあった。感謝。

首相になるほどの人が「泥臭く働く」というのである。私も泥臭く働き、笑い、美味しいビールを飲む(またそこか)。

2011年8月30日火曜日

自分のなかの、自分に対する評論家としての自分からの警告

8/29、月曜日。

商談3社。

今年は就職ナビ正式オープンが12月1日になったため、新卒採用企画のプランニングが例年より後ろ倒しされている企業も散見。もちろん、決めている企業は決めていて、10月~11月の動きも明確なわけだけれど。


ところで、今日から毎朝、合言葉を復唱することにした。

「忘れるな、感謝の気持ちと謙虚な心」

昔から、調子乗りの性分で、ある程度物事がうまく運ぶと、つい、努力を怠る自分がいる。

もちろん、明らかに仕事に手を抜いたりしているわけではないのだが(そんなに大層な御身分ではない)、ふと「仕事をさせて頂いている」「純粋に努力できる機会を与えられている」「皆さまがいて今の自分がいる」という気持ちが最近、すこし欠けているような気がしたのだ。

姿勢、思考、行動、習慣、成果。

ビジネスの場合、成果で語るべきだし、成果以外で語っても言い訳にすぎないと思っているのだが、成果が出るまでには時間がかかる。裏を返せば、なんとなく今の「あれ、最近自分、ちょっと感謝と謙虚な姿勢、欠けてない?」という自己認識は、半年後~来年あたりに響いてくるような気がしたのだ。……自分のなかの、自分に対する評論家としての自分がこうして警告しているうちはまだ決定的にまずいことは起きないと思うのだけれど。

合言葉を復唱し、改めて「努力」する(まずは)1週間にする。

2011年8月26日金曜日

関西の大学さんと合同ミーティング

8/25、木曜日。

大学訪問、打合せ日。

朝イチで横浜国大、昼前に一橋大学。一橋大学さんは来年から一部の学内セミナーに関わらせていただくことが決まっているのだけれど、もう少し関わり方が広くなるかもしれない。うん、とても楽しみだし、感謝。

午後、早稲田大学。

全学年対象に、今年は夏休み前に全4回をおこなった「キャリアサポートセミナー『仕事を知る』シリーズ」について、関西の大手大学さんが話を聞きつけ、内容や学内での位置付けについて話を聞きたいとのことで、わざわざ足を運んでくださった。そんなわけで合同ミーティング。このセミナーについてというよりは、早稲田大学のキャリアサポート、就職支援についてあれこれと。予定時間を大幅オーバーして(すみません)、2時間近く意見交換を含めて話していたのだが、私が知らなかった、教務部との業務分担、インターンシップ対応時の(特に官公庁との)覚書、教員との関係、キャリセンと各学部の就職支援体制の関係、ボランティア就職支援学生スタッフ、ボランティアキャリア相談スタッフ、OBOGとのつながり等々、へぇ話がたくさん。学び。


そうそう、行きがけに駅のホームで面識ある就活講師の方とばったり遭遇し、立ち話。そして、ミーティング後の帰りぎわに、学内で、面識ある(以前2人で会う時間をつくってくださった)作家の方とばったり遭遇。世間は狭い。

いや、そういう意味で世間は狭いことは知っているのだが、問題は、いずれも私が気づく前に先方が私に気づいたこと。ちょっと気が抜けてるんじゃなかろうか、自分。五感ゆるんでる?もしかして、下を向いて歩いてるとか?うーん、良くない。


夕方、税理士事務所の担当者さんと打合せ。
6月で終了した、会社の第1期決算が正式にまとまった。何度でも書くが、大学や企業の皆さん、仕事をご依頼しているパートナー企業の皆さん、起業時に励ましてくださった皆さん、セミナーに手弁当で協力してくださった皆さん、アルバイトしてくれた学生やセミナーに参加してくれた学生など、1年間で関わった皆さんに深く感謝。

ありがとうございます。
2期もぐんぐんいきます。

営業6社

8/24、水曜日。

営業日。外資自動車メーカー、大手シンクタンク、食品メーカー、非鉄金属、フードサービス、鉄道の6社に訪問。提案商品ありきの商談なので可能なのだが、各30分アポ。気温も高く、じめじめしていたから、汗をかいて水分補給しての繰り返しではあったのだけれど、思いのほか、ぐったりする疲れにはならず。初めてお会いする人たちといろいろ話すと、元気をもらえるからかな。

夜、仲間うちと飲み会。
調子に乗って飲みすぎる。

2011年8月24日水曜日

大学訪問して、栄養ドリンク飲んで

8/23、火曜日。

大学訪問。

朝イチで千葉大学さん、昼前に立教大学さん、午後から中央大学さん。川崎(オフィス)→西千葉→池袋→多摩、となかなかの移動距離。電車内での読書がすすむ。各大学の皆さんと、夏休み期間の過ごし方で談笑したり(雑談すると相手について知らないことがたくさんあることを知る)打合せしたり。各大学内で10月から再開する、全学年対象キャリアサポートセミナーが一層、楽しみになる。皆さんとともに成功させる。


夕方に帰宅して、営業モード。
アポを詰めて入れたところ、明日、6件の商談アポ。ん、移動、間に合うのかな。各商談、30分できっちり切り上げなければ遅刻しちゃう。


夜、明日の営業日のために、ビールという名の栄養ドリンクを飲みにバーへ。
マスターと話しながら(珍しく家庭の話)酔ってきて、もう少し飲みたいなと思ってメールした相手が嫁だった。おお。焼き鳥屋で軽く飲み、大笑いし、帰宅。twitter で人に絡む(すみません)。


明日もがんばる。

2011年8月23日火曜日

食後のシングルモルト

8/22、月曜日。

終日、社内。
月曜なので月次重点項目と週次Todo確認したり、打合せ資料を作成したり、大学さんにアポ取ったり。

……驚くほど、特に何かあったわけではない1日。いや、こういう1日1日の積み重ねが大事だってのは分かってはいるのですけどね。あえて言えば、少しイラッとすることが2つあったのだけど「喜びのためのスパイスきかせてくれんじゃん!」と前向きに受け止める。メール一通でも書き方ってありますよね、仕事の依頼にしろ、断りにしろ。うんうん。私も気をつける。

夜、自分でご飯をつくるがイマイチ。
週末に購入した、食後のウィスキー(シングルモルト)はピカイチ。そう言えば昔、ある後輩(女子)の旦那さんがわざわざ、とびきりいいモルトを飲ませてくれたっけ。彼、元気かな。なんてことを思いながら夜。

2011年8月22日月曜日

スタイルシートがわからなくて

8/19、金曜日。

書類作成や細かい仕事をあれこれ。
日本年金機構や、区役所からも書類がいろいろ届くたび、社会は繋がってるなぁと実感。一人ひとりの存在価値、役割。

Facebookページを作成。
そもそも会社HPはレンタルサーバーと契約し、HPビルダーで制作している。FacebookページのiframeもHPビルダーで新たなページを作成して、同サーバーにアップして、同期(っていうのかな)する手順。ところが、誤って会社HPのほうのスタイルシートをいじってしまったらしく、会社HPのレイアウトが崩れてしまう。スタイルシートの修正の仕方が分からず、なくなく、数時間かけて会社HPをつくり直す(デザインフォーマットをダウンロードするところから)。「まぁ古い情報を更新できてから良かったんじゃない?」と無理やり自分に言い聞かせてみるが、若干凹む。

一気に涼しくなった。
来週からは、多くの大学の皆さんや、メーカー系の大企業の皆さんも通常仕事に戻る様子。
金曜日(8/26)は休みを取るので、来週は4日しかない。気合入れて走る。

2011年8月19日金曜日

営業して、のろけられて

8/18、木曜日。

営業日。4社と商談。

初対面で仕事のご縁を決めてくださった企業があり(ありがとうございます!)、半年ぶりにお会いした企業があり、1年ぶりにお会いした企業があり。うん、やっぱり外に出て人と話すと元気が出る。1年ぶりにお会いした企業の方からは「伊藤さんの頭のとんがり、そのままで良かったです」と言われる。トレードマークみたいなものなのかな。「twitter も見てます。酔ってるときのがイイですね」と言われるが、酔って書くと毎度、フォロワーが減るんです、はい。


帰宅途中にメールがくる。5年ほど前によく行っていたバーで働いていた女の子から。結婚したという話は聞いていたのだが、今から武蔵小杉で旦那さんと飲むという。合流。

いやぁそれにしても、彼女、綺麗なのね。順当に「美人女子」になり、自分でヨガ教室を開いているわけですよ。当時、バーで働いていた頃(20歳ちょいくらいの頃)は、常連さんたちのもちろんアイドルだったわけなんだけど、うーん、旦那さん、20歳年上だった。初婚。「遊んでました」感が全くなく、ご本人も同僚も「一生、結婚しない」のが当然のように思っていたらしい。そこに突然の出会い、結婚。彼女のご両親はもちろんのこと、旦那さんの親御さんも「あなたみたいな人が嫁に来てくれるのは本当に嬉しいが、考え直しなさい。結婚は一時の惚れた腫れたじゃないんだから」と説得しようとしたらしい。おもしろいなぁ、人と人とのご縁って。

お幸せに!

品川に、はまりそう

8/17、水曜日。

社内。主に大学セミナーの、告知用ポスター・チラシの原稿書き。

夜、飲み会。
…に向けて、美味しくビールを飲みたいがために、夕方ランニング。
汗をかき「くーっ……!」と最高の1杯を飲む。かわいい後輩も元気で良かった。

お店は、品川の港南口にある、何だか昭和テイストが残っている一帯にあるところ。カウンターだけ。初めて来たのだが、はまりそう。39年やっているという女将さんから「当時の平社員が今じゃ部長とか役員とかになって、当時の課長くらいが定年して、当時の部長さんたちはもう死んじゃったわね、あはは」と愉快な(?)話を聞く。すごいよな、39年って。「うちは旦那さんも死んじゃったし、こうしてお店でお客さんと飲みながら話してるのが一番ね」。うん、はまりそう。

バーに立ち寄って帰宅。

2011年8月17日水曜日

就職・採用マッチングのあり方

8/16、火曜日。

午前中、1社商談。
駅から坂道を徒歩7,8分の場所なのだが、着く頃には汗が噴き出している。
考えてみれば数年前まで、この真夏でもネクタイ締めて長袖のワイシャツで外出していたかと思うと(今でも自分の美学や業界によってそうしている人たちもいるようだが)、なかなかのものである。もう戻せない気がする。慣れは恐い。


商談後、ルノアール(喫茶店)で仕事。
昼食時に込み始めたが、それまではガラガラで仕事が捗る。まだお盆中だと実感。昨年の今頃は、仕事がいくつか決まり、ホッとしたものの、時間だけは結構あった(≒商品があまりなかった)ので、ルノアールでよく仕事(や仕事関連の読書)をしていた。インタビューを受けている人や、結構な人数での会議が普通の光景で、「喫茶店」というより「共有仕事スペース」といった感じで利用していた。

そうそう、嫁が誕生日だったので、ルノアールで手紙も書く。もちろん手書き。毎日顔合わせているし、最近は“事件”がないから会話もしているんだけれど、お祝いと感謝の気持ちを言葉にして伝える。夜、渡すと、もちろん喜んでくれたのだが「もらった手紙は、ぜんぶ持ってるからね」と笑顔で言われた。うん、私の場合、反省文やら詫び状やらも何度も書いているんだよね。


夕方、主に大学の先生や大企業で構成されている、就職関連の某研究会の資料を読む。読み応えあり。いわゆる上位校では、ますます就職情報会社抜きでの、大企業との直接マッチングを志向する人が多いように読めた。

学生→カウンセラー→入社実績を元にした特定企業群とのシステム内マッチング→企業、の流れになるのかな。うまく理解できなかった箇所もあるが、企業の人材要件を企業が言語化と共有化(言葉の解釈を揃える)できるかがポイントになりそう。

ただ、会社員として働く個人が、幸福感を得て働くために必要な能力や資質は、頻繁に、論理的に説明されうる能力や資質でないことが多い(という実感が私にはある)。たとえば、ラインとしても業務分掌としても「自分の仕事ではない」(だからもちろん自分の成果にはならないし、プロセス評価としても組み込まれない)けれど、ふと、斜め向かいの席の人が困っていたら「あ、それ、やっておきますよ」と言える人(それを自分の評価目的にしない人)がしばしば、巡り巡って仕事を任され、成長し、幸福感を得て働いている気がする。

「俺、この会社に拾ってもらったから、そりゃ、頑張るしかないっしょ」

40歳で某社の役員になった、私的にお世話になっている方が昔、言った言葉である。

「うちの会社に必要な人材の能力と資質はこう」「学生の○○君の能力と資質はこう」でマッチングされた場合、「自分はこの会社に合っているはず」という信じ方は果たして入社後、辛くて無力感に襲われて泣きそうなとき、個人をいかほど「それでも頑張ろう」と奮い立たせてくれるものなのか、疑問ではある。


……とここまで書いて「いや、でも、あの会社はこのマッチング方式でうまくいきそう」という会社が頭に思い浮かんだ。外資なのだが、働き方も、個人と会社の距離感の取り方も、私が何気なく使う「企業(と個人)」とは対極かというくらい、ちがう。それについてはまた今度書いてみようと思う。

2011年8月16日火曜日

2011年のお盆、歴史本を読む

8/15、月曜日。

午前は通常通り仕事。
8月の重点仕事を確認して、今週のTodoリストをスケジュール表に組み込んで。

「あの件、ご検討状況いかがでしょうか?」
そんな検討状況確認メールも数社に送ったのだが、返信もきた。思いのほか皆さん働いているし、若干ゆったりモードなのかな。


正午、黙とう。


そのまま、午後は半休。


終戦記念日であり、お盆である。

今年のお盆は墓参りに行けなかったので、爺さん婆さん世代がどのような時代を生きたのか、知り(確認し)、想像することをもって、墓参りの代わりにさせてもらうことにする。

書店へ行き歴史書を探す。
近所の中規模書店だったからか、高校生向けだと完全に「受験」用のものしかなく、大人向けだと「社会(歴史も政治も経済も)」という大きな括りになり、第二次世界大戦が数ページしかなかったりする。これはこれでいろいろ使えそうだな、と思ったりもしたのだが、歴史を知りたいのだ。

そう言えば高校の頃、世界史専攻だったのだが、とんとダメだった。興味を持てなかったのだ。

高3までは理系で、数学が好きだった。
受験が終わってから、簡単な定理を自分なりの証明の仕方で証明し、数学の先生にもっていったりしていた。今思い返してみると、あれは、誰かに褒められたかったのだろうか。ろくに学校には行ってなかったくせに。

話が逸れたが、そんなわけで、日本史のことを、ぜんぜん知らない。
ぜんぜん知らないから、最近、知りたい欲求も湧いてきていた。

せっかくだから、戦争前後のことだけでなく、適度な量で日本史をざーっと読める本を探す。あった。『中学歴史の発展的学習』(京都大学教授・藤井護治編/文英堂)。500ページ弱。日本史中心。もちろん世界史にも触れている。

……第二次大戦まで、いかなかったんだよね。

最初の目的から外れてしまっているんだけど(プライベートではよくあることだ)、「へぇ」と「すげー」と「なーるほどねー」の連続(←すごくバカみたい)。たとえば遣唐使について、こんな記述がある。

「帆船だったので、無風や逆風では動かず、風まかせの航海で、しばしば難破した」(『東征絵伝』より)

ほぅ。そりゃ鑑真さん、日本に来れたのが奇跡ですよ。そういう風に本と対話(突っ込み?)しながら読み進める。改めてショックだったのは、人間って(日本人ももちろん)集団がつくられた途端に争い、私欲(といっても弥生時代なんかは「生きる」ためだけど)のために殺し合いをすること。これにショックを受けるのは平和ボケなのかな。

人は人から何かを奪って自分が幸せになろうとする。後ろめたくて大義名分を(たぶん自分に対して)立てる。私欲が争いを生み、争いが勝者と敗者を生み、勝敗が憎しみを生む。世を良くすべく志ある人が現れる。しばしの平安ののち、再び、争いが起こる。たぶん、2,000年間、その繰り返し。

まだ近代史にすら入っていないが、今週いっぱいかけて読み、私が享受している外交的に平和な日本はどのように築かれたのか、誰がどのような思いでバトンを私たち世代に繋いでくれたのか、想像する1週間にする。

2011年8月15日月曜日

人材ビジネス系の営業マン

8/12、金曜日。

商談1社。

少し早く着いてしまったので、受付を済ませロビーで待たせて頂いたのだが(夏は訪問先近くに喫茶店がないとよくそうさせてもらう)、来客対応がロビー内のオープンスペースで、どうやら今からお会いする担当者らしき方が、商談をしている。極力聞かないようにしていたものの、元気な営業担当者の声が聞こえてしまう。

あとで「すみません、さきほど聞こえてしまったのですが…」と言ってみると、相手は大手就職情報会社の営業の方だった。人材ビジネス系の営業(特に女性)って独特のテンション、トークですよね、客観的に聞いていると。商品<自分、論理<感情、といったらいいのだろうか。商品の価格設定は基本的に同業との相対で決まるし(だから「定価の1/10でご提案です!」みたいな「じゃあ定価って何よ!」と突っ込みどころ満載なことが起きる)、費用対効果を測りづらいのでリピートしてもらえるかが「この営業マンとまた来年も付き合いたいか」に拠ってしまうからだと思うけれど。そういう人材ビジネス系の営業マンをバカにしているわけではなくて(むしろ仕事に気合が入っていないとやっていけない)、特徴的だよね、という話。


商談後、用事を済ませ、新宿へ。

新宿からカーシェアリングの車(レンタカー)で帰宅。週末、早朝から車でお出かけするのだ。週末、渋滞どの程度巻き込まれるかな。大したことないといいな。


お盆である。
土日はがっつり遊び予定が入っているので、15日の月曜日は、午後、読書に充てよう。

2011年8月12日金曜日

鈍感な人は誠実になり得るか

8/11、木曜日。

商談1社。新橋の高層ビルから久しぶりに街を眺めたのだが、海が近い。海、行きたいな。


喫茶店で仕事&読書。
隣の席、女子大生と、スーツをきたおじさんで、自然と会話が聞こえてくるのだが、何だかただならぬ感じ。集中できず。いろいろあるね、世の恋のあり方。


夜、お客様(美人女子…ってお客様のことをこういう書き方したらダメですね、申し訳ありません)と飲み会。今年初のビアガーデン。
雨が降りそうだったから心配していたが、持ちこたえてくれた。

「誠実さ」の主は相手になくては意味がない。自分が「これは相手にとっていいことだ、喜んでくれるはずだ」と思っていても、それが相手に苦痛を与えてしまうのであれば、柔軟に変えないと。それに気付く敏感さ。さて、鈍感な人は誠実になり得るのだろうか。そんな話題で長々と。とても楽しくて暑さを忘れる。健全な暑気払い。


明日も商談1社。
週末は温泉。のんびりしよう。

2011年8月11日木曜日

Facebookページ「i4部」やってます

8/10、水曜日。

商談1社。提案。
メインの担当者さんがご異動。異動というか、同じ人事部内だけれど、採用への関わりがグンと減るとのこと。ちと寂しいが、新たなメイン担当の皆さんと、新たな世界を築くのだ。


Facebookページ「i4部」を立ち上げてみたものの、何もしていなかったので、いろいろいじる。デザイン変更をしようと、iFrameにも取り組んでみたが、うまくいかず。くー。
ひとまず【働き言(はたらきごと)】という投稿募集を開始。よろしければ。


夜、武蔵小杉で研修講師の方と飲み。この方とは先日、ある勉強会で知り合ったばかりなのだが、その際の懇親会でとても楽しくお話をし、Facebookで暑気払いが決定した。いやぁ楽しかったな。暑さを忘れて飲んだ飲んだ。


お別れして一人になってから、トラップに引っ掛かり(ここで言うトラップには「ネオン」「期待」「呼び込み」「飲みは週2日ルール」「昼におろして1万円札が入っている財布状況」「門限まで2時間以上ある時間帯」とかいろいろ)、さらに飲む。ふむ。いい街、武蔵小杉。

2011年8月10日水曜日

TELアポ継続中

8/9、火曜日。

10-11月の大学共催・全学年対象キャリアサポートセミナーについて、準備、実施、実施後アンケート集計等のスケジュールをまとめる。分かった(確認できた)のは「一人じゃ無理」。うーん、単純作業をアルバイトさんにお願いするか、アウトソーシングに出すか。考えなくては。

何度も書いているが、私の場合は「全学年対象:キャリア」に特化したセミナーファシリテーションをしているので、いわゆる「就職・採用セミナー」が突如一斉に始まる12月は、予定がひとつも入っていない(お断りしているものもあるのですが)。このままだと、商品ないし、仕事もない12月に、いったい私は何しているんだろう。経営(売上)的に「まずい!」ということはない見込みなので(何か大事がなければ)、焦ってはいないのだけれど。うーん、ヒデみたいに自分を探しに行ってこようかな。インドあたりにいるのかな。パキスタンあたりかな。子どもと笑顔でサッカーすれば見つかるのかな、ホントの自分。


Facebookページの展開についてあれこれ考える。
ひとまず、自分向けにガイドラインと企画案を言語化する。
あー、12月にFacebookページ用のインタビュー(取材)を一気にやるというのも一つの手だ。


TELアポ。一部の大学で、秋に、全学年対象の業界研究セミナーを開催するので、まだお取引がない業界(エネルギー系とかシンクタンク系)の企業さんにかけた。夏期休暇に入っている人はあまりいなかった。メーカー系のお客様だと、先週1週間全社休業とかあったけど、やっぱり一般的には今週後半からなのかな。大学職員の方々は、11(12)日~19日休み、という人が多いみたい。


夜「夏に秋田くるならまた皆で飲むべー」という嬉しいメールが友人から届く。そう、中学・高校の6年間は秋田で過ごした。帰るなら、末の花火大会に合わせたい。仕事の落ち着き次第。いや、いろいろ決着つけて、遊びに行けるようにする。

2011年8月9日火曜日

腹筋はじめました

8/8、月曜日。

週末の金・土と、rock in japan fes で大はしゃぎしたため、声が若干枯れ気味。でも、電話でお話しなければならないことも数件あり、掠れた声で商談(お聞き苦しくてすみませんでした)。

ところで、rijfは、かれこれ8年連続参加だったのだが、アジカンで若者に交じって拳を振り上げ、ユニコーンと真心ブラザーズで夏を感じて(ともに前線の方で騒いだ、叫んだ)。初めて聞いたけど、阿部真央も良かったな。シャウトしていた。私は音楽には疎い方なので、毎年この場が新たなかっこいいアーティスト発見にも活かされている。そして年齢なのか、無理にたくさんのアーティストを見ることよりも、海を見に行ったり、静かな木陰スポットを見つけて休んでみたり、楽しみ方も変わってきた。


今日は終日、社内。
週次計画をつくり、お問合せメールの返信や、ご提案結果を聞くための電話をかけ、提案書を作成。うーん、月曜日、って感じ。

夜、腹筋とランニング。以前も宣言したが、お腹を凹ませる。横の腹筋が驚くほどないことに気づいた。老化だ、これ。

まだ月曜。飛ばしていく。

2011年8月8日月曜日

浮かれてフライング気味に第一弾夏休み

8/4、木曜日。

午前中、2社と商談。ふむふむ。

午後、早稲田大学でキャリアセンターさんと打合せ。夏期休暇前セミナーの振り返りと今後について。

定時を待たず、フライング気味に「第一弾の夏休み」突入。
rock in japan fes に金・土と参加するため、「もう、休みに入る!」と自分で自分に宣言して、準備したりビールを飲んだり。

仕事をする。成果を出す。楽しく遊ぶ。
こういう生活を続ける。

来期の大きな仕事が決まり、心から感謝

8/3、水曜日。

午前中、春から開催してきた、大学共催・全学年対象セミナーの振り返り資料作成。
全学年対象とは言え、仕事に関するセミナーだから「これから就職活動をはじめる人たち」が多いとは思っていたが、その率が想像以上だった。もっと低学年の皆さんにも参加してもらえる工夫が必要だな。参加してくれた方々のリピート率は高いのだけど。低学年の皆さんほど「これからの自分の学生生活を考えるきっかけになった」とアンケートに書いてくれる。


午後、1社と商談。うむ。


夕方、喫茶店で仕事をしていると、某社から連絡。来期もご一緒に仕事ができることが決まった。心から感謝。

経営的な面でも大きな仕事なのだが、この企業、そしてこの担当者さんとまた仕事で深く関われることが、私にとって大きな意味をもつのだ。とても嬉しい。ありがとうございます!

スキルを磨き、今年も伊藤さんと仕事ができて良かった、と来年も言っていただけるよう、精進します。

2011年8月3日水曜日

facebook で高校時代友人とつながる

8/2、火曜日。

商談1社、出版社。あれこれと。

それ以外の時間は、主にメール+電話営業。
11月に某大学でセミナーを追加開催することになり(こちらも全学年対象のキャリアサポート企画)、まずは春からの全学年対象キャリアサポートセミナー参加企業の皆さまに企画リリース。本来は足を運んで説明すべきなのだが、その時間が取れないこともあり、メールと電話で営業。恐縮です。即決で参加を決めてくださる企業が多数。感謝。

夜、facebookで高校時代の友人から友達申請がきて(…ってヘンな感じ)承認。そこから「あ!○○君だ!」みたいに高校卒業以来、連絡をとっていなかった複数名ともつながることができた。すごいなぁ、facebook。ん、ってことは、初恋の○○ちゃんとか、来世の結婚を約束している○○ちゃんとかともつながれるのだろうか!?と一瞬思ったのだが、考えてみれば、携帯知ってるんだった。そっか「連絡先を知っている」ことではなくて「その人の日常を覗き見れる(気がする)」ことにドキドキするのか。ふむ。そして嫁もチェックしているこのブログでこんなことを書いていいものか、ある意味ドキドキ。

そう言えば嫁のお母さんが面白すぎて夜、爆笑。ついに最近、下の名前で呼ぶようになってしまったのだが、そんなお母さんが東京に来たり、うちら夫婦が広島に帰省したりした際には、まず抱き合う(ハグってやつ?)ことも習慣になった。外でもね。たぶん、アメリカ人の血が入ってるんだと思う、お母さんに。血筋も顔も日本人だけど。

外は涼しい。
今週も駆ける。

2011年8月2日火曜日

『ストーリーでわかる財務3表超入門』(國貞克則/ダイヤモンド社)オススメ

8/1、月曜日。

3社と商談。メーカーさんと教育会社さんとゼネコンさん。

稀に「で、いくらまで値下げしてもらえます?」って値下げ前提で話をし始める人がいて、それ自体はその企業(担当者さん)の標準なのかもしれないし、人材ビジネス系企業の営業(値下げ)って「え?定価の意味って何?」みたいな現実も一部にあるわけで、そういう営業を普段からされているとその感じも自然なのかなぁ、みたいにクールにみていて、値下げ交渉自体には特に何も思わないのだけれど(普通にビジネストーンで返す)、どう言えばいいのかな、話のもっていきかたの上手い、下手ってあるじゃない?

そんなわけで「○○万円まで値下げしてくれないなら検討しません」と言われたので「お時間頂きありがとうございました」と言って帰宅。

ふー。


移動中『ストーリーでわかる財務3表超入門』(國貞克則/ダイヤモンド社)読了。

國貞さんには前職時代からとてもお世話になっており、この本自体もご本人から直接いただいたのだが「会計って難しそうだしなぁ。でも企業の財務諸表を理解できるようになっておいたほうがいいに決まってるんだよなぁ」という方にオススメ。

「高校生にも分かる」ことを意識して書いたそうだが、PL、BS、CSを一緒に眺めると財務諸表の仕組みが分かり、「なるほどね」という内容。私自身は『財務3表一体理解法』(朝日新書)を以前読んでいたから復習になったわけだけど。


ビールをグビッと飲んで、一日の疲れを吹き飛ばして就寝。

2011年8月1日月曜日

来年はスカイツリーのレストランに連れていくのだ

7/29、金曜日。

7月の最終営業日。うん、駆けきった。

本日は2社と商談。ともに銀行。……何だかさ、私が銀行って、と自分で突っ込んでしまうのだが、前日がテレビ局とエンタメ企業だったから余計に、存分に社内の雰囲気の違いを感じることができた。お会いしてくださった担当者さんはもちろん、応接室に通されるまでに「社風」って感じられるよね。


夕方、担当税理士事務所に立ち寄り。
弊社を担当者してくださっている方、8/2に国家試験とのこと。応援しています!


夜、一回り以上、歳が離れていて、私が師と(勝手に)仰いでいる方と新宿高層ビルでイタリアン。起業したての時も「起業祝い」とご馳走してくださったのだが、今回も「2期目突入おめでとう」の食事会。

「伊藤ちゃん、順調じゃない。すごいよ」

そんな感じかと思いきや、甘かったなぁ。ほぼダメ出し。「小さくまとまるなよ」という激励として受け止めよう。

そもそも「社長になると孤独」とよく言われるが(確かに私は一人体制なので普段の仕事スタイルはそうなんだけど)、こうして叱咤してくれる人がいるってのは本当にありがたい。「いやぁ○○さん、こうやって怒ってくれる人がいるっていうのは、私の人間力ですかね」と経口叩いてまた怒られたりしたわけだけど。

来年はこの方をスカイツリーのレストランで私がご馳走するのだ。約束したのだ。


ところで、痩せることにした。
お腹を凹ませる。
春くらいから「ん?どうした?」と自分のお腹と対話してきたのだが、なかなかどうして、生意気な感じに出てきたから、しめる。出る杭(腹)は叩く。そんなわけで、雑誌・ターザン購入(安易)。ご期待あれ。


来週は金・土で「RIJF2011」に参加する。数えてみたら、もう8年連続なのね。お酒を飲まずに大はしゃぎする、年に一度の私の夏の恒例イベント。

仕事のことをスパッと切り離して遊び尽くすためにも、平日4日、気合入れて仕事する。

※仕事関係者の皆様、8/5(金)は休みます。

2011年7月29日金曜日

テレビ局内の視聴率貼り出し

7/28、木曜日。

商談2社。

1社目はテレビ局。テレビ局さんって(知り限りでは)どこもそうだけど、社内(廊下)に直近の(高)視聴率を貼っているけど、あれって誰向けなのだろう?私のような来客者に「この番組は高視聴率ですよ!おもしろいですよ!」っていう宣言用なのか、社内的に「皆さん、この番組いい数字とりましたよ!がんばってますよ!」っていう周知用なのか。両方なのかな。

営業中心の会社が大型受注案件の金額を「○○○万円受注!」って社内に貼り出しているのと、意味は同じだと思うのだけどね。


2社目はエンタテインメント(主に家庭用ゲーム)企業。移転したばかりということもあり、もちろんキレイだし、備品類もおしゃれ。気持ちの良い職場、憧れる。


他の時間はTELアポ。うん、たくさんの企業さんにアポいただけて感謝。まだまだ多くの企業に存在(と取組みと思い)を知ってほしいので、地道に続ける。考えてみれば、社会人1年目から夏は毎年TELアポしているが、営業の基本が詰まっている気がして背筋も伸びる。好きになったことは一度もないが、仕事は好き嫌いでやるものじゃないしね。

そう言えば最近、また営業活動をしているので、初対面の方によく「御社は何名でやっているんですか?」と聞かれるのだが、まだ1人です。大学に企画を持ち込み、企業に営業し、セミナーの準備して実施してアンケート集計して、請求書発行したり月末の数字をしめたり(ここは税理士さんのご協力あってこそ)。「え、大変ですね」と言われるが、飽き性の自分の性格からすると、意外といいのかも。得手不得手はありますが。


明日は尊敬する(勝手に師と呼んでいる)方とイタリアン。
起業時にもお祝いして頂いたのだが、2期目突入祝いで食事しよう、とお誘いくださったのだ。こういう気遣いにまた尊敬の念を深めるわけだ。

さぁ1日、気合入れて仕事しよう。

2011年7月28日木曜日

会社って何だかんだでお金がかかる

7/27、水曜日。

主に社内で仕事。月末仕事をあれこれと。

何だか7月は結構お金を使った。

・ポスターチラシの制作費一式と印刷費
・セミナー当日のアルバイト学生への報酬(1回数千円とはいえ回数を重ねるとなかなかな額)
・セミナー当日の企業懇親会費
・備品代(複合機はレンタルではなく購入したのでトナー代が結構する)
・オフィス代
・交通費
・税理士報酬
・自分の報酬

個人で使う額とはケタが違うので、つい、3万円と5万円の違いが分からなくなるような錯覚に陥りそうになるけど、ちゃんと基準もたなきゃな。


夕方、商談。大学内キャリサポートセミナーの紹介をしたら「うちにとっては学校レベルが高すぎる」と言われる。ふむ。


夜、企業さんからのお問合せ対応などをして、一日終了。
7月もあと2日。駆ける。

2011年7月27日水曜日

来年の選考は4月から

7/26、火曜日。

2社と商談。2社とも学生が毎年何万名も応募する、いわゆる人気企業。


1社の採用担当者さんのスケジュール表、既に年明けまでの予定が結構うまっていた。私は12月以降はセミナーが全くないのだけど(特定学年対象の「就職・採用セミナー」は意識的に携わらないようにしているので。……書きながらふと思ったのだけど、何しているんだろう、今年の12月。社会人になってから1週間以上の連続休暇とったことないし、丸々休もうかな)、こういう人気企業は、大学や就職情報会社らの取り合い(スケジュール抑え合戦)になっている様子、早くも。


もう1社は、ちょうどこれから高校生採用。忙しそうだ。


ちなみに、2社とも今年は震災の影響で選考スケジュールを後ろ倒ししたが、来年は「通常通り、4月選考に戻る見込み」とのこと。お付き合いがある他の各社も同じく。


2社の商談の合間に、就活生支援事業の社長2名と情報交換。
本拠地は関西の方なので、関西と関東の(大学や学生の動きの)違いについて諸々。大切だね、近い業界の方々との情報交換。


帰りに地元のバーに立ち寄って、ビールでエネルギー補充。

2011年7月26日火曜日

営業シーズン、再び

7/25、月曜日。

今週から再・営業シーズン。春先に営業活動中心の日々があったのだが、その後、セミナーが続いた。7月後半~9月はセミナーは行わないので、再び営業シーズンなのだ。というわけで、3社訪問。


午前中、初めてお会いする企業では、人事の責任者の方が同席してくださり「わかりました。(提案企画)やります」と即決してくださる。感謝。そうなのよね、決裁者はこれができる。


午後、深くお世話になっている企業。来シーズンも継続してご一緒に仕事ができそう。感謝。そしてこの方とは、初対面の頃からなのだが、商談自体が楽しいし、お会いすると元気が出る。この方が仕事に一生懸命だからだろうな。


夕方伺った企業は、意表をついて3名も同席してくださる。
いわゆる「就職情報会社」とは異なる立ち位置(「キャリアファシリテーター」)で事業をおこなう私の意見を聞いておきたい、そんな意図もあったのかも。今後のお仕事も増えるかもしれないし、まずは多忙のなか、3名も時間を合わせて同席してくれたことに感謝。


夜、書類中心にあれこれと。

仕事をビシッとした後のビールはうまい。

2011年7月25日月曜日

進化する新卒採用Webサービス

7/22、金曜日。

2社と商談、1社と事業相談。

事業相談の方は、先日のblogでも書いたが、某顧客から「新卒採用支援事業に乗り出すかもしれないので、相談に乗ってほしい」とのご依頼を受け、伺ってきた。旗振り役のA社担当者、コンテンツ作成するB社の社長とマネージャー、そして私、と4名での打合せ。どう関わるか(関わらないか)まだ分からないけれど、時代を感じるサービス構想。書けないんだけど。私は「新卒採用支援事業者」ではなく「キャリアファシリテーター」だから競合という認識はないのだけど、そうは言っても長かった畑のこういう新サービスを聞くと刺激になるし、良い意味で「負けられないな。とろとろしてると置いていかれるな」と自分にプレッシャーもかかってありがたい。

夕方の商談後、本屋に寄って、気づいたら1時間。楽しいなぁ、本屋さん。

さて、あっという間に次週で7月が終わる。
お盆までは「営業」モードで企業に足を運びまくる。

2011年7月22日金曜日

人に話して整理した、私の「実現したいこと」

7/21、木曜日。

大学の非常勤講師や、企業研修をおこなっている方と打合せ(顔合せ)。

前職時代にお付き合いがあった方で、最近、私の名前を別の場所で聞き「え、伊藤さん独立したの?」という話になり(退職時にご挨拶できなかった皆様、ホントにすみません)、ご連絡をくださった。約1年半ぶりの再会だったのだが「そんな久しぶりの気がしませんね」とランチをしながら情報交換。

人と話すと、自分が何を考えているかを改めて確認する良い機会になる。

この方からも「今の取組みはわかりました。そのうえで、何を実現したくてこれらをやっているんですか?」と聞かれ、話しながら整理してみた。


(1)大学・企業(社会人)がより協力し合える、学生のキャリアサポート・就職の仕組みを構築したい
……「企業の新卒一括採用が悪い」「大学のキャリア教育がイケてない、大学生の知的レベルが低い」そんなことを愚痴ったって何も変わらない。一部で始まっているけど、社会人が自分の出身校に足を運んで、学生のために仕事を語るとか、寄付講座をおこなうとか、もっと「開かれた大学」と「協力する企業」の関係構築に貢献したい。

(2)多くの大学生がなっていく「会社員」一人ひとりの仕事、苦労や喜び、物語を学生に届けたい
……メディアに取りあげられる「成功者」「一流」「プロ」や「生活困窮者」などの両極端、あるいは、キャリアや就職の講師の方々の話を聞く機会に比べて、いわゆる「会社員」一人ひとりの日常のこと、思いのことを学生が聞く(知る)機会が少ない。それって、ズレた就職活動をしてしまうきっかけになるし、それって、就職後に「こんなはずじゃ…」を言う人の増加を招いてしまう。

(3)キャンパス内リクルーティングを加速したい
……(1)とも共通するし、誤解を招きそうだけど、「大学に足を運んでいる(求人票を出している)企業から就職先を選択する」のが普通、という状態にある程度回帰して良いと思っている。採用活動は「欲しい人を採用しに行く」(「応募してくれた人から選ぶ」ではない)から、本当に採用可能性がある大学に地道に足を使う企業に、きちんと大学生が目を向ける仕組みのイメージ。大学の皆さんの「営業力」も問われることになる。


かな、昨日話していて自分の口から出た言葉は。

特に(2)は、全学年対象のキャリアサポートセミナーというカタチで、複数の大学内で実施させて頂いているわけだけど、一生懸命働いている人の仕事の話や価値観の話を聞くのは私自身も面白いわけで。

たぶん、学生の頃に「所詮サラリーマンなんて」と思っていたからこそ、働き始めてから、その「所詮サラリーマン」と比べて何もできない自分を知り、皆さんの仕事に対する姿勢や思いに感服し(「自分はこんな立派な大人になれるだろうか…」とよく考えた)、その裏にある人としての物語に胸を打たれ、そんな皆さんが生意気な自分の成長を温かく厳しくサポートしてくれた(と後からもちろん知るわけだけど)からこそ、「会社員ナメんなよ」って思いを伝えたい、という私の価値観ともだいぶリンクしているはずなんだけど。…書きながら、会社員ナメてる学生って(今は)少ないのかな、とも思ったけど。根拠なき自信→社会に出て厳しさ実感、という典型なんだろうな、私の歩みって。


オフィスに戻ってからは、主に企画書作成。
明日、新たな企画を先行リリース予定。

さて、今週も平日はあと1日、感謝の心と謙虚な気持ちを忘れずに頑張る。

2011年7月21日木曜日

新卒採用支援事業の立ち上げ相談

7/20、水曜日。

終日、社内。

お問合せ企業対応、アンケート集計、秋に開催する某大学の全学年対象セミナー企画書作成、TELアポ。

夜、某顧客から電話。本業は別の会社なのだが、新卒採用支援事業を立ち上げるかもしれないらしく、そのご相談。あくまで弊社(i4)は「キャリア領域のファシリテーター」であることをご説明したうえで(「新卒採用支援」という領域選択ではなく、キャリアファシリテーターとしての取組みが一部、その領域に入っている。…細かいけど、こういうのが意外と大事なものでして)、何かしらか力になれるかもしれないので、もう1社の社長と近日中に打合せをすることになった。


にしても、新卒採用支援事業かぁ。


コンサル、ナビ、イベント、システム、HP・パンフ制作、事務作業代行(アウトソーシング)、内定者研修、紹介、あたりが新卒採用支援事業の商品領域だと思うのだけれど、「ナビ」は価格破壊が止まらないし(「応募者がたくさんくる」ことの価値が企業にとって相対的に低くなった)、「システム」は毎年のように無料すれすれの商品がリリースされる。「コンサル」だけでフィーをとってる会社は皆無に近く、たいがいは「事務作業代行」とセットだし(ここも価格競争)……などと考えると、この時期に新卒採用支援事業を立ち上げるかもって、一興だなぁ(茶化しているわけではありません)。

ビジネスだから良し悪しではないのだが、電話で聞いた限り、この起案者が直接、現場に入るわけではないらしい。起案して、会社として「出資」というカタチで参画し、現場は別の人たちになる。「思い」がある「出資者」と、「立ち上げ」という逆風のなかを向かう「現場」。


起案者の思いや商品プランも楽しみだけれど、そもそもこういうパターンのビジネスが、どんな展開をしていくのか、楽しみ。

2011年7月20日水曜日

夏休み前の全学年対象・大学内セミナー、終了

7/19、火曜日。

台風が近づいていて、開催を延期する案も出たのだが、早稲田大学・キャリアサポートセミナー「仕事を知る」シリーズを予定通り決行。

今回は理工系学生向けに「研究・開発の仕事」。

7月という時期にくわえ、天候の影響(休講となった授業も多いらしい)もあってか、参加してくれた学生は少数。企業の皆さんにも許可を取り、数百名参加の際には物理的にできないプログラムに大幅変更して「私からのインタビュー→エリアごとに直接対話」をおこなった。

全企業と全学生がそれぞれ話すことができるプログラムにしたのだが、いったん、時間通りに終了してからも、多くの学生が残り、個別で企業とずっとお話していた。個別で聞きたいことが聞けたからか、学生の満足度は非常に高い。そりゃそうよね。…と思う一方、最近「企業の人に何を聞けばいいか分かりません」と学生から相談されることもあったので、多くの学生が残って自分の聞きたいことを聞いている姿が嬉しくもあったり。


終了後、参加企業さんと懇親会。

企業だけの懇親会では「学生に言えない話」ではなく「短時間で伝えきることが難しい(からあえて話さない)話」がポロポロ出てきて面白い。皆、苦悩して葛藤してそれでも前を向いて働いている。

・・・・・・

2週間連続の「セミナーウィーク」がひとまず終了。
次に学生の皆さんとお会いするのは、10月以降。
横国、千葉、立教、中央の各大学でセミナーを複数回、開催する。

結局、facebook ページもまだ立ち上げていないし、企画書も更新しなきゃいけないし、未リリースだった大学セミナーも公開するし、企業向けの営業活動も再開する。

モードチェンジ!

2011年7月19日火曜日

セミナー後の私宛の質問

7/15、金曜日。

立教大学・仕事研究セミナー第4回。テーマは「世界を舞台に活躍できる仕事」。
学生の皆さんもたくさん来てくれたし、満足度も高いには高いのだが、うーん、反省点多し。タイトルと内容のギャップが生まれないようにする工夫が必要。


それはそれとして、セミナー終了後、企業ではなく私に質問にくる学生が、結構いる。「私に質問があれば来てください」なんてアナウンスはしないのだが、毎回、数名が質問にくる。

A.インタビューするとき、何を心がけていますか?
B.どうすればインタビュー上手になりますか?
C.普段、何をしているのですか?
D.ファシリテーターという職業は一般的ですか?どうすればなれますか?

このあたりが多いのだが

a.受容(留保)とバランス
b.(男子なら)女子を口説くこと(自分が喋るのではなくて気持ち良く話を聞く)
c.大学に企画を持ち込み、企業に営業活動し、セミナーの準備をして、セミナーを実施して、アンケート集計
d.少なくとも「キャリア領域に特化したファシリテーター」は一般的ではないし、自分でつくった(名乗った)。なりたければ名乗ればいい。

と答える。いろいろ話すと「え、ご自身で会社つくったんですか。すごいですね」と言われることが多いが「税理士さんに登記依頼して30万円払えば、数週間後には誰だって社長になれるし、肩書なんて何を名乗ったっていい」と伝える。けっこう驚かれる。いや、本当にそうだしね。社長になんて誰でもなれる。利益と価値貢献を継続できるか否か。


終了後、企業の皆さんとの懇親会がなかったので、アルバイト学生スタッフ2名(男1,女1)と居酒屋へ。

「彼氏(彼女)いるの?」

初っ端から平気でそういうことを言うようになった自分を、帰りに「おっさんになったなぁ」と思う。自分の話をする時間も長くなったしな。


今日も意外とこのブログがチェックされていることが判明した。
相変わらず、ゆるくまいります。

2011年7月15日金曜日

1/1000 の頑張り

7/14、木曜日。

ミッドタウンで商談。
私は腕時計をしないので、感覚で「そろそろ30分かな」と思って話を切り上げるのだが、29分だった。すごいよね、人間の体って。


埼玉県の新座市へ。
立教大学「仕事研究セミナー」の、新座キャンパス回。

9カ月ぶりに訪れた新座キャンパスは、相変わらず「なんだかいい感じ」だった。書店で村上春樹フェアが組まれていたのだが、うん、確かにこのキャンパスに村上春樹は似合う。きれいな芝生に寝転んで。ひとりで。想像するだけで別世界に連れて行ってくれる。風の歌が聴こえてくる。

セミナーも無事に終了。

前日の池袋キャンパスに続き「営業職の仕事」がテーマだったのだが、とても満足度が高かった。仕事のリアル、社会人の思いのリアルの話から、気づき、学び、行動を変えるきっかけになると嬉しい。

「毎日、1/1000 昨日よりも頑張ってください。たったの、1/1000です。それだけで、実は1年間で、145%成長するんです。コツコツの大切さです」

そんなメッセージが印象に残った。


一部の社会人と、新座駅近辺の居酒屋でお疲れさま会。
調子に乗って飲み過ぎて、終電に走り込む。


今週の平日もあと1日。

2011年7月14日木曜日

癪に障る炎天下

7/13、水曜日。

1週間ぶりの営業商談。

この方、12年度卒者向け採用活動もひと段落して大学へ挨拶まわりに行ったところ、学内のポスターで私の名前を見たらしい。「ん、伊藤さん、って、あの伊藤さん……?」と気になり、HP経由でメールをくれたのだ。前職時代にも面識はあったのだが、退職時にご挨拶できず、起業したことに驚かれていた。

実は、学生の時に面接を受けていた会社でもあり「うちに入らなくて良かったですね」なんて言われてしまう。いや、入っていたら入っていたで別の人生だろうけど、社会人になって10年もしてからこんな風にお話する機会があるってのは、ご縁としかいいようがない。「伊藤さんとはどういう仕事の絡み方ができるの?」って仕事の話もくださる。感謝。


どうでもいいですが、皆さん、最近、癪に障ることってありました?

この企業へ訪問する道すがら、スーツを来て、いちゃついたカップルがいたんですよ、しかも私の前に。「キャー」とか「ふざけんなよー、あははは、あははは」みたいなじゃれ方をあの炎天下でしていて。たぶんこの書き方で想像されるイメージの、3倍くらいの感じで。

「うぜーよ」

って中学生並の言葉を口にしそうになりました。たとえ美男美女であったとしても、炎天下で、スーツを来てそれをされると神経を逆なでされるけど、そういうことするのって、ぜんぜん美……(自粛)。



夕方、立教大学「仕事研究セミナー」第2回。

今日のテーマは「営業職の仕事」。

開始時に「どちらかといえば営業の仕事をやってみたい(ポジティブ)か、やりたくない(ネガティブ)か」を聞いたところ、半々くらい。

終わってからのアンケートでは「興味をもった」「営業はきつい、という認識は変わらないが、それを支えるだけの喜びがあることもわかった」などの声が多く、嬉しい。

営業は、相手に嫌な思いをさせたり上手に騙して売りつけるのではなく、相手と同じ方向をむき、喜んでいただきながら売上をあげる仕事。「営業は大変」……いや、すべての仕事は大変です。だから喜びがあり、達成感がある。市場は競争。立教生の皆さん(特に「営業なんてやりたくない」と思っている方にこそ)キャリセンで撮影したビデオが見れるので、ぜひ。

さて、明日は新座キャンパスでセミナー。
計画停電の心配もあったのだが、どうやら開催できそう。

元気にいこう。

2011年7月13日水曜日

千葉大学「仕事研究セミナー」第1回

7/12、火曜日。

千葉大学「仕事研究セミナー」第1回。


どうにもここ数日、仕事の〆切に追われてしまっている。オフィスの武蔵小杉から、大学がある西千葉駅の直前まで、総武線直通の横須賀線で一本、約1時間なのだが、グリーン車にのって仕事。先日おこなったセミナーのアンケート集計。…グリーン車でアンケート集計ってミスマッチ。


今日のセミナーはテーマが「検証!働くことの本質」。

会社員や個人事業主の方など、年齢も働き方も異なる社会人4名の方に、ご自身の価値観としての「働く」をインタビューした。皆さん、学生に偉そうに何かを語るわけではなく、イチ個人として、正直な考えをお話してくださった。

「用意されている『やりがいのある仕事』なんてない。どの仕事でも自分で『やりがい』は生み出していくものだと思う」
「仲間と共に同じ方向を向き、真剣にやるからこそ、仕事は面白い」
「自分のためだけに何かをしていても、喜びは得られない」
「働くことは自己表現。きちんと利益を出し、社会にとって必要だけれどお金になりにくいことも積極的にできるようになりたい(個人事業主の方)」

そんな素敵な話が盛りだくさんだった。

千葉大学は全5回「仕事研究セミナー」を開催するが、2回目以降は夏休み明け。学生の皆さん、また夏休み明けにお会いしましょう。


帰りの電車でもアンケート集計。

今週は水・木・金もセミナー。週明けの火曜日もセミナー。
元気よく体に気をつけながらやりきる。

2011年7月12日火曜日

内々定者向けセミナー

7/11、月曜日。

某社・内々定者向けセミナーのファシリテーター。
全体進行と、講義30分。

開始前の事前準備で会場に入ると、内々定者の皆さんが、初対面の私にきちんと大きな声で挨拶をしてくれる。うん、それだけで「頑張ろう!」とこちらにも気合が入る。

講義30分は「会社の目的と、戦略論基礎」だったのだが、ちと網羅しようとし過ぎたかも。そもそもの会社論と、ドラッカーがいう「顧客創造」、PEST、SWOT、バリューチェーン、ポジショニングと組織能力……事例を出しながらだったけど、もっと身近におきかえられる例えをつかったほうが理解しやすかったかもと振り返り。

久しぶりにお会いした人事部長から「伊藤さん、今日は硬派ですね」と言われる。はい、硬派なのもやります。……というか、ふだんの私、どのように見られているのだろう。


各種ワークをやって、最後にチーム発表、個人ごとの行動宣言をおこなって終了。

夢と希望(と現実を冷静にみる力も)をもっている皆さんのご活躍、応援しています。
目指せNo1!

2011年7月11日月曜日

腰と背筋の鈍痛

7/8、金曜日。

朝、6時過ぎ。


「んぐっ……!!」


そんな自分の声で目が覚める。

頭がちょっと混乱。夢ではないことが徐々に分かる。

腰から背筋にかけて、強烈な鈍痛(こんな表現じゃ伝わらないよな)があり、誇張ではなく、体が動かない。


救急車?これって救急車よんでいいんじゃない?


自分に問いかけるが、携帯がある場所に手を伸ばすこともできない。


嫁は朝イチで仕事があり、既に会社へ行ってしまっている。


ピンチだ。


ピンチはチャンスだ。

社会人になってから幾度となく言ったり聞いたりしてきた発言だが、今はちがう。ただのピンチだ。

ひとまず「なかったことにする」作戦を試み、寝てみる。
すぐに起きる。動けない。

1時間ほど、そんなふうに冷や汗をかきながらジタバタしているうちに、なんとか起き上がることができる。さらに1時間して、歩けるくらいになる。気を抜くと、激鈍痛が走る。

タクシーに乗り、病院へ向かう。

人が多い。

受付を済ませ、整形外科に並んでいると、看護師さんがきて「伊藤さん、ごめんなさい。医師が二人いるのですが、一人が急な手術に入ってしまい、もう一人だけで対応しているので、あと2時間は待ちます…」とのこと。人として軽蔑されることを覚悟で書くが、「その手術、ホントに今じゃなきゃダメなのか」と心のなかで疑う。

今日は午後からセミナーがあり、その前にも何とかしておかなければならない仕事があるのだ。11時にはオフィスで仕事に取りかからなければならない。けれど、待ち時間を聞くと、それは無理かもしれない。思案する。焦る。思案する。焦る。

病院は諦める。

しかしその頃には、普通に歩けるくらいにもなり、自転車も漕げそうだったので、いったん自宅に戻り、自転車に乗って近所の整骨院にいってみる。

初めて行ったところなのだが、先生が気を遣ってくれ、優先的にみてくれることに。


「伊藤さん、心配しなくていいですよ。骨や神経ではありませんね。腰から背筋にかけての、一部の筋肉損傷です」

安心していいのかどうか分からない。ただ、病院に通ったりする必要はないとのこと。

「早ければ数日で戻ります。長くても1週間かな」

あー、良かった。

「疲労と、変な動きによるものだと思いますよ。昨日、急な運動とかしました?」

いや、運動はしていない。……あ、居酒屋で変な体制で30分くらい、アンケート熟読した!

「あー、たぶんそれですよ。電気とマッサージしておきますね」


そんな一日の始まりであり、仕事も若干のトラブルがあり、午後からは横浜国大セミナー。


整骨院のおかげか、セミナーが始まることにはほぼ普通の状態に戻っており、特段気にせずにセミナーのファシリテーターもできた。


体調管理も仕事。


年とともに、こういう「体のガタ」みたいなもんにも気を遣わなくてはいけないな。

運動しよう。体、鍛えよう。それも仕事。

告白します。立教大学が好きです。

7/7、木曜日。

立教大学で2011年初の「仕事研究セミナー」。

昨夏、会社を立ち上げて一番最初に「一緒にセミナーやりましょう」と言ってくださったのが立教大学さんなので、もうそれだけでも深く思い入れがあるのだが、それを差し引いても、前からきちんと順に座っていく学生、リアクションをしてくれる学生、細かい気づかいをしてくれるキャリアセンターの皆さん等々、惚れている大学なのである。


告白します。立教大学が好きです。


と夜、twitter に書いたら、立教生や立教OBOGから返信が多数きて驚いたな。
母校が好きな人が多い、というのも、さらに私のなかの立教惚れ度をあげることになった。

さて、当のセミナーは、予想を超える人数が参加してくれ、大好評で終了。

ためになる話、おもしろい話、たくさん展開されたのだが、フィードバックを書く時間がない。立教生の皆さんは、キャリセンで撮影映像が見れるので、ぜひチェックを。


夜、一部の企業さんと懇親会。
終わったばかりの数百名分のアンケートを読んでいたのだが、集合テーブルっていうの?隣のグループとの境目がない、だだっ広いテーブルのイチ区画だったので、アンケートを机の下で隠すようにしながら読んでいたわけです。個人情報が入っているわけじゃないから本当は机の上にひろげてもいいのだろうけど、なんだか、ね。

まさかこれが翌日、私の体に甚大な影響を及ぼす引き金になるとは……

2011年7月7日木曜日

木暮太一先生とお会いした日

7/6、水曜日。

午前中は昨日セミナーのアンケート集計。うん、手厳しいご意見こそ大切。改善しよう。

私はファシリテーターとして公開インタビューを多数するわけだが「この方の、もっとこんな話も引き出したい!聞いている人に届けたい!」と思った瞬間、会話ペースをあげてしまうクセがあるんだな。時間も気にして、喋りスピードが早くなる。それが話し手にも伝わってしまい、逆に聞いている人が理解しづらくなる。改善。


午後、執筆や講演でご活躍されている、木暮太一さんとお会いする(名前だし許可済、念のため)。

来週、某セミナーで珍しく「講義」の仕事をするのだが、そのなかで著書の一部を引用させて頂きたく、twitter で許可を申し出たところ快諾してくださり、調子乗りの私は勢い「一度お会いしたいです!」とさらに申し出たところ、こちらも快諾してくださったのだ。感謝。(図々しいな、自分)。

知らない世界の話は面白く、木暮さんのコアスキルも教えて頂き、勉強になる1時間。うん、マスコミで引っ張りだこになる日も近いのかも、と勝手に思ったり。(※木暮さん、お忙しいところ、ありがとうございました!)


午後は久しぶりに企業向けの提案書作成や、セミナー準備。


あっという間に夜。

考え事をしていて、ふと、高村光太郎の詩を思い出す。

高村光太郎『道程』

僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、自然よ
父よ
僕を一人立ちにさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため

しみじみいいなぁと共感。大企業だって中小企業だって、会社員だって起業家だってフリーターだってスポーツ選手だって、みーんな同じ。僕の前に道はなく、僕の後ろに道は出来る。その心構え。

7/5・早大セミナー「総務・人事の仕事」一部フィードバック(早大生はDVD閲覧可)

7/5、水曜日。

午前中は銀行であれこれ(所得税の納税したり)。


午後から早稲田大学。

本日は夕方から「仕事研究セミナー」なのだが、ちょうど午後イチからキャリアセンター主催の就職ガイダンスが別会場であるというので(学生数が多いので数日にわたって開催している)、見学およびチラシ配布。

ガイダンスに来た学生に受付で「こんにちは。こちらの資料お取りください」を数百回言い続ける。時期的なものだと思うが、挨拶を返してくれる学生は半分くらいかな。男女の差は特に無。

ガイダンスの内容はスパッとしていて気持ち良かった。挨拶についても触れていて「大学生活していると小学生の時に習う『挨拶をきちんとしましょう』っていうのを疎かにする人が増えると思うけど、社会人と接する機会が増える前に、挨拶の習慣づけを戻すこと。その場だけやろうと思ってもムリ、できないよ」。あと、自己分析についても「自分を知り、初対面の年齢も価値観も異なる人に伝えられるようにしておくことは大切。でも、やりすぎて『自分探し迷子』にならないように。突き詰めて探したって『本当の自分』なんてどこにもいないからね!」。仰る通り!とひとり会場の隅で合点。

それと、総合商社って今年は12月1日まで「就職セミナー系はもちろん、キャリア支援系、OGOGとの座談会系も含め、学生接触がある特定大学セミナーには参加しない」のだと私は認識していたのだが、11月の学内セミナーに某総合商社の名前を発見。業界団体で(実際のところ)何を申し合わせたかは知らないが、さみだれでほかの総合商社も参加し始めたりしてね。

・・・・・・

16時30分から、全学年対象の「仕事研究セミナー」第3回を開催。今回のテーマは「総務・人事の仕事」。人事の仕事をする皆さんに、組織開発や制度設計、労組対応や福利厚生、教育や採用の仕事内容について伺った後、後半は「採用担当者」としての仕事の大変さや喜び、また、学生と接していて感じることなどをインタビュー。後半部分の一部のみ、フィードバック。※早大生の皆さんは、キャリアセンターで、録画した映像を閲覧できます。

対象:全学年
形式:各社3分間自社紹介、テーマ職種に携わる社員の皆さんのパネルディスカッション
テーマ:「総務・人事の仕事」
企業(敬称略):アイア、エイベックス・グループ・ホールディングス、三菱電機ビルテクノサービス、理想科学工業
ファシリテーター:i4 伊藤(私)

※発言内容は順不同。要約多数。

<仕事をするうえで大切にしていること>
・フラットな目線であること。自分の頭だけ、価値観だけで判断しないこと。
・人間相手の仕事だから、性善説ならとか性悪説ならとか考えるが、最後は結局、その施策に愛情があるか、を確認すること。
・学生と対等である、ということを意識すること。
・誠実さとホスピタリティ。

<大変なこと、難しいこと>
・学生の皆さん一人ひとり、「人」なので、想定外のことがおきる。それに対して「人」としてきちんと向き合うこと。
・「世代のカラー」がやっぱりあるもので、5年前の学生と今の学生を同じ基準で見ても分からない。「今の世代の学生」を理解すること。
・結局、面接だけでその学生がどんな人かなんて、分からない。でもそれを少しでも理解するために、採用基準をつくり、基準に照らし合わせて面接をする。その評価。
・意外と体力勝負の面もあること(笑)。また、採用や研修という仕事は特に、数値化して仕事の成果をみることが難しいこと。

<喜び、やりがい>
・自分自身が人に褒められる、という機会は少ない仕事だが、採用した人たちが活躍していたり、上司や先輩から褒められているのを見ると、良かったなぁ、と自分自身も嬉しくなる。
・「人の成長」をとことん考えるのだが、それは結局、「自分の成長」についても考えることになり、機会になる。
・はっきり言うが、そもそも、喜びややりがい、なんていうことを考えながら仕事をしていない。ミッションを自分が納得しながらやりきるだけ。納得して日々が充実している、これは幸せなこと。
・これからの会社の仕組みをつくっていける喜び。皆が働きやすく、成果を出しやすい会社をつくっていくやりがい。

〔ここからはせっかくなので、キャリア話・就活話をランダムにインタビュー〕

<自己分析オススメ法>
・モノゴコロある時まで遡っての、自分という人間の振り返り。何が喜びで、何が辛かったか。
・自分がした「経験」を振り返ること。考え方や価値観なんて、ずっと変わり続ける。それを突き詰めても仕方がない。あくまで「経験」を振り返る。

<新卒と中途の面接で見ているポイントの違い>
・中途は「あなたは何ができますか」という、その時点での実力。新卒は「5年後、10年後に当社で活躍する能力と志向がマッチしているか」というポテンシャル。

<学生に勘違いしてほしくないこと>
・会社は皆さんに給料を払ったり、良い福利厚生を提供するために存在しているのではない。会社は売上、利益をあげるために存在する。それがなくては給料も払えないし、福利厚生なんて提供できない。この原則は企業規模問わず一緒。

〔最後に〕

<学生へのメッセージ>
・皆さんには「可能性」があります。「可能性」を狭めないでください。また、人生にとって「就職」というのはひとつの大きな決断ですが、自分だけで決める必要はありません。ご家族や先輩、友人の意見にも耳を傾けながら、自分が納得する道を歩んでください。
・これからはじまる「就活」は、「否定される活動」です。人間否定された気になります。でも、それがいい経験です。活動しながら自分を見つめ直し、修正して、良くなっていくんです。成長を楽しみながらやってください。
・「就職することが目的で内定をとること」と「就職してから納得して働き続けられること」は別問題。まずは「どうして自分は就職したいのか」を自分のなかではっきりさせてみてください。そこからです。
・面接って商談です。商品は自分。商品を好きではない営業マンの商談は、もちろんうまくいきません。まずは自分を好きになってください。自分のなかにいいものは必ずあります。

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<7月の大学内セミナー(同形式・全学年対象)> →全日程はこちら

【早稲田大学(大隈小講堂・16:30~18:00)】
○7月19日(火)「研究・開発の仕事」(理工系向け):宇宙航空研究開発機構(JAXA)、サミー、楽天

【横浜国立大学(教育文化ホール・16:30~18:00)】
○7月8日(金)「実は活きる工学系人材の仕事」:エイベックス・グループ・ホールディングス、サミー、電通

【千葉大学(自然科学系総合研究棟1・16:30~18:00)】
○7月12日(火)「検証!働くことの本質に迫る」:アイア、アイスタイル、エイベックス・グループ・ホールディングス

【立教大学(池袋:AB01教室、新座:N421教室、ともに18:30~20:00)】
○7月7日(木)池袋「企画職の仕事」:アイスタイル、エイベックス・グループ・ホールディングス、オプト、ユニリーバ・ジャパン
○7月13日(水)池袋「営業職の仕事」:コーセー、トーハン、ノバルティス ファーマ、森永乳業
○7月14日(木)新座「営業職の仕事」:コーセー、トーハン、ノバルティス ファーマ、森永乳業
○7月15日(金)池袋「世界を舞台に活躍できる仕事」:電通、日本電産コパル、読売新聞社

※10月以降も、横浜国立、立教、千葉、中央の各大学で本セミナーを開催していきます。詳細は学内の立て看板やチラシ、大学ポータルサイトをご参照ください。

2011年7月5日火曜日

セミナーラッシュ

7/4、月曜日。

終日、オフィスで仕事。
主にセミナー準備。

今週から、セミナーラッシュが始まる。

7/5・早稲田大学「キャリアサポートセミナー『仕事を知る』シリーズ」
7/7・立教大学「仕事研究セミナー」
7/8・横浜国立大学「仕事研究セミナー」
7/11・某社の内々定者向けセミナー
7/12・千葉大学「仕事研究セミナー」
7/13・立教大学「仕事研究セミナー」
7/14・立教大学「仕事研究セミナー」
7/15・立教大学「仕事研究セミナー」

※該当大学の学生の方は、大学ポータルサイトやキャリセンにあるチラシ、こちらのサイトなどをご参照ください。


……ね。

そう言えば先日も書いたが、セミナー準備も終了後のアンケート集計も一人で行っているのである。なかなかなボリュームである。さらに

7/9・合宿
7/10・合宿

の予定があり、これは仲良し10人との完全プライベート合宿なのだが、年に一度の楽しみだから外すわけもなく、セミナーラッシュどうやって乗り切るんだろうなぁ、と人ごとみたいに思っていたら、まさにその週に突入しているわけである。


睡眠時間を削る。


困った風を装いながらも、頭のなかではそういう解決策が明確にあるのだけれど。

そんなわけで、短パンで仕事をした一日。