2011年10月25日火曜日

10/24・立教大学「知られざるNo1企業」 そして立教生の聞く姿勢が素晴らしい

10/24、月曜日。全学年対象・キャリアサポートセミナー、本日は立教大学で「知られざるNo1企業」。

学生の皆さんで知っている人は少ないだろうけれど、特定領域で「No1」をもつ企業の皆さんに、どうして競合他社がいるなかでNo1になれたのか、入社するとどのような仕事があるのか、などをインタビュー。

実は昨年も、同テーマで同時期に開催したのだが、そのときの倍以上となる350名以上の学生が参加してくれた。たくさんの人が参加してくれたことはもちろん嬉しいが、学生アンケートで「大企業以外に目を向けてみようと思った」「世の中には自分が知らないけれど優れた企業が多い、と実感できた」など、特に3年生・修1年生にとっては12月以降の企業探しの役に立てたようで良かった。

参加してくれたのは、アイア、エイケア・システムズ、理想科学工業、リンテックの4社。

以下、参加者の発言の一部(順不同。要約)

・技術力と挑戦する風土によって、No1になれた。そのうえで、日本の冠たる企業が顧客となってくれたことで、信頼を得ることができた。
・元々、会社として「世界に類のないものをつくる」という開発コンセプトがある。だから出す製品はすべてNo1ばかり。また、これまでリリースした製品で、いわゆる「大コケ」したものがない。一方で、営業面が苦しいとき、営業スタッフは「新製品を出せば売れるのだから、新製品を早くリリースしてほしい」と思ってしまいがちだが、それはクオリティを下げるから危険。
・No1はあくまで今の時点の話。永遠にNo1なんてことはあり得ない。その危機感をもって取り組めるか。
・グローバル化に伴い、市場の商品・製品サイクルは本当に早い。一人あたり生産性を高め、サイクルについていかないと、という危機感は今もある。
・以前は3万人の会社に勤めており、社長の顔なんて何回見たことあるっけ、という世界だったが、今のベンチャーに転職し、社長も役員も「共に働いている」という感が強い。実際に話しかけにいける距離にいる。トップと直接話ができるのは、ベンチャーの魅力のひとつ。
・企画の仕事は、自分で自分の仕事、チームの仕事を創造するのが大切な仕事。
・営業の仕事は、常に数字がついてまわるからもちろん大変。でも、営業ほど、自分の裁量で工夫できる仕事はないのではないか。私は営業をしていた頃、自分通信をお客様に発行したりしながら、信頼関係を築いていった。
・一般教養は社会に出てからも大切。論理的思考力も。そして仕事は一人でできるものではないから、他人の力を借りる力も必要になる。それがコミュニケーション能力。
・特にこれから就活を迎える学生の皆さんに伝えたいのは、焦らないこと、他人と比べないこと、一歩踏み出そうよ、ということ。働くって楽しいですよ。


昨日のブログで、大学を問わず「学生の聞く力が昨年よりも落ちている」と書いたけれど、立教生は昨年同様、聞く態度が素晴らしかった。これは立教生、誇りに思っていいと思う。そして負けるな、他大生!

セミナー後「今3年なのですが、昨年も出ていました」という学生が声をかけに来てくれたり、参加企業さんと食事に行ったり、月曜日から心の充実日。帰宅後にアンケート読了したのが1時。うーん、体調管理に気をつけないと。

明日(10/25)は、横浜国立大学「経営の仕事」。経営者、役員、経営コンサル、店舗経営者などに“経営”の仕事についてインタビュー。横国生、ぜひ。

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