2011年10月31日月曜日

10/28・立教大学「長く働ける企業」

10/28、金曜日。

全学年対象・キャリアサポートセミナー。立教大学の新座キャンパスで「長く働ける企業」。

立教大学さんでは、昨年の起業直後からセミナーを開催させて頂いているのだが、これは今年初のテーマ。単に離職率が低い企業を集めました、という話ではなく、「一生同じ会社で働き続けたい」という学生が増えるなかで、そのために企業は個人に対して何をしているのか、企業は個人に何を期待しているのか、を人事の皆さんにインタビュー。参加してくれたのは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、ニチイ学館、日本医療事務センター、ノバレーゼの4社。学生の参加者も、昨年を含め、新座キャンパスとしては過去最多だったかな。池袋キャンパスからわざわざ足を運んでくれた人も多数。

以下、参加企業の皆さんの発言一部(順不同、要約)。

(「長く働く」ための会社としての風土、制度)
・休みが取りやすい風土がある。有休とは別に、年に一度の連続休暇制度があり、実際に先輩社員たちのなかで有休と合わせて1ヶ月休む、という人も普通にいるので、きちんと休み、きちんと働く、という風土ができている。
・異動や転勤については、人事部長に対して直接提出できる自己申告制度がある。
・職場に徐々に保育所を設置し始めている。
・フレックスキャリア制度と、FA制度。結婚、出産後に復帰して働いている女性社員も多数。
・さらに自分を高めるために大学で研究し直したい、という理由で退職する人が定期的にいたので、数年前から、事業に関連する研究のための大学進学であれば会社で費用を負担し、修了後、職場に戻れる仕組みを整えている。
(「長く働く」ために個人に対しての期待)
・離職者は確かに少ないけれど、当社の信念を持ち続けてほしい。何のために、誰のために日々頑張るのか。この信念がぶれると、どれだけ会社が制度や風土を整えても、長続きしない。
・夢、目標をもって働くこと。それは働き始めてからでもいい。ただ漠然と会社に行き、漠然と仕事をするのではなく、夢、目標をもって働くこと。
・会社に寄りかかるのではなく、共に会社を発展させていくんだ!という気持ち。会社の愚痴をいうのではなく、だったら自分が、自分たちが、どのようにすればそれを変えていけるのか、という発想を大事にしてほしい。
・覚悟。働く覚悟。自ら考え、行動する、というのはどのビジネスパーソンでも求められることだと思うが、その根底には覚悟がないといけない。誰かの役に立ち、お金を稼ぐことは甘いことではない。辛いこともたくさんある。それでも踏ん張れる、覚悟をもてる会社、仕事と出会ってほしい。

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10/17から、平日10連続でセミナーだった。で、結局、10日ともお客さんらと飲みに行った(そのうち数回は一人お疲れさま会だけど)。ふむ。10日連続は社会人人生で初かも。

10/31からは3日連続で横浜国大。職種編が先日終わり、こんどは業界編。初回(10/31)は「マスコミ」編で、講談社、テレビ朝日、読売新聞社の3社にそれぞれ、業界の仕組みについてプレゼンしてもらい、後半は私からのインタビュー。学年問わず、社会構造の一端である“ビジネス”について興味がある年生に参加してもらいたい。16:30から、教育文化ホール。楽しみにしています。

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常見陽平さんの『就活の神さま』オススメ。私にしては珍しく一気読み。後半、泣きそうにもなりました。これから就活が始まる皆さんはもちろん、来春の就職に向けて頑張っている学生ともにぜひ。

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