2011年10月26日水曜日

10/25・横浜国立大学「経営の仕事」

10/25、火曜日。

全学年対象キャリアサポートセミナー、本日は横浜国立大学で「経営の仕事」。

横浜国立大学では10月以降、『仕事研究セミナー:職種編』として、企画、営業、総務人事、と開催してきたが、今回が職種編の最終回(10/31からは“業界編”が怒涛の9回)。「経営」に関する仕事をしている方々にインタビュー。取締役(経営陣)、経営者、店長(店舗経営)、経営コンサルタント、それぞれの方に仕事のこと、大切にしている価値観などを伺った。

参加してくれたのは、アイスタイル、ジョブウェブ、日本ケンタッキー・フライド・チキン、船井総研の4社。

以下、参加者の方の発言の一部(順不同、要約)。

・金融機関など、外部の方のも入れると、会議は1日に10本くらい。管理系の責任者なので、お金の側面から、会社の利益をいかに生み出すか、がミッション。但し、取締役だから「そこは自分の領域ではない」と線をひかず、積極的に全社のことに関わる。
・経営者の仕事は、社員にきちんと給料を払うために「なんとかかんとかどうにかする」こと。利益を生み出していれば極論、毎日ゴルフをしていようが構わない。また、お金の使い道を決めることも経営者の仕事としては多い。
・どの仕事でもそうだと思うが、大切なのは誠実さ。
・店長は、1店舗の経営者そのもの。経営資源と言われる、ヒト、モノ、カネ、情報、を自分で管理し、実行する。
・少なくとも自分の経験では、経営コンサルタントの仕事は最初の2年くらいなんて面白いことは何もない。腹を括って商売をしている経営者から頼られ、売上を伸ばすことは、そんなに簡単なことじゃない。自分で稼げる力のない人が、人様の利益を増やせるわけがない。土日ももちろん働いて、週3日くらい徹夜して、それくらい必死に数年働いて、やっと、経営者の役に立てるレベルになる。
・チームメンバー一人ひとりに目標があるように、当然、経営陣も目標がある。約束している相手は株主。
・大きな判断や、不測の事態の判断も全て最後は経営者。リーマンショックのときもそうだったが、今年も、震災後に仕事のキャンセルが相次いだり、社員を出社させるべきか悩んだり、そういうことも仕事。
・自分がコンサルタントだった頃、「ロジック半分、ヒューマン半分」だと意識して働いていたが、経営陣の今は「ロジック2割、ヒューマン8割」の意識。
・妄想力が大事。思えないことは叶わない。
・(「生きることにおける仕事の位置づけは?」との学生質問に対して)仕事=生きること、そのものだと思う。
・まずは今、所属しているサークル、アルバイトに全力で取り組んでほしい。そして、成長し続ける就活にしてほしい。
・私は「自分がお金を払ってでも入りたい会社」に入ると決めていた。それが今の会社。短所を直すために人の3倍努力しても普通にしかならないが、長所を3倍努力すれば一流になる。長所を伸ばしてください。


うーん、もっともっと書きたいことがあるし、その本意が伝わりにくいけれど大切な言葉もあるのだけれど、それは参加してくれた人たちのものということで。

私自身、とても勉強になる回だった。

明日(10/26)は中央大学「営業の仕事(BtoC)」。16時40分~18時10分・9号館。「BtoC」企業における「営業職」についてインタビュー。中大生の皆さん、ぜひ。

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