2011年7月29日金曜日

テレビ局内の視聴率貼り出し

7/28、木曜日。

商談2社。

1社目はテレビ局。テレビ局さんって(知り限りでは)どこもそうだけど、社内(廊下)に直近の(高)視聴率を貼っているけど、あれって誰向けなのだろう?私のような来客者に「この番組は高視聴率ですよ!おもしろいですよ!」っていう宣言用なのか、社内的に「皆さん、この番組いい数字とりましたよ!がんばってますよ!」っていう周知用なのか。両方なのかな。

営業中心の会社が大型受注案件の金額を「○○○万円受注!」って社内に貼り出しているのと、意味は同じだと思うのだけどね。


2社目はエンタテインメント(主に家庭用ゲーム)企業。移転したばかりということもあり、もちろんキレイだし、備品類もおしゃれ。気持ちの良い職場、憧れる。


他の時間はTELアポ。うん、たくさんの企業さんにアポいただけて感謝。まだまだ多くの企業に存在(と取組みと思い)を知ってほしいので、地道に続ける。考えてみれば、社会人1年目から夏は毎年TELアポしているが、営業の基本が詰まっている気がして背筋も伸びる。好きになったことは一度もないが、仕事は好き嫌いでやるものじゃないしね。

そう言えば最近、また営業活動をしているので、初対面の方によく「御社は何名でやっているんですか?」と聞かれるのだが、まだ1人です。大学に企画を持ち込み、企業に営業し、セミナーの準備して実施してアンケート集計して、請求書発行したり月末の数字をしめたり(ここは税理士さんのご協力あってこそ)。「え、大変ですね」と言われるが、飽き性の自分の性格からすると、意外といいのかも。得手不得手はありますが。


明日は尊敬する(勝手に師と呼んでいる)方とイタリアン。
起業時にもお祝いして頂いたのだが、2期目突入祝いで食事しよう、とお誘いくださったのだ。こういう気遣いにまた尊敬の念を深めるわけだ。

さぁ1日、気合入れて仕事しよう。

2011年7月28日木曜日

会社って何だかんだでお金がかかる

7/27、水曜日。

主に社内で仕事。月末仕事をあれこれと。

何だか7月は結構お金を使った。

・ポスターチラシの制作費一式と印刷費
・セミナー当日のアルバイト学生への報酬(1回数千円とはいえ回数を重ねるとなかなかな額)
・セミナー当日の企業懇親会費
・備品代(複合機はレンタルではなく購入したのでトナー代が結構する)
・オフィス代
・交通費
・税理士報酬
・自分の報酬

個人で使う額とはケタが違うので、つい、3万円と5万円の違いが分からなくなるような錯覚に陥りそうになるけど、ちゃんと基準もたなきゃな。


夕方、商談。大学内キャリサポートセミナーの紹介をしたら「うちにとっては学校レベルが高すぎる」と言われる。ふむ。


夜、企業さんからのお問合せ対応などをして、一日終了。
7月もあと2日。駆ける。

2011年7月27日水曜日

来年の選考は4月から

7/26、火曜日。

2社と商談。2社とも学生が毎年何万名も応募する、いわゆる人気企業。


1社の採用担当者さんのスケジュール表、既に年明けまでの予定が結構うまっていた。私は12月以降はセミナーが全くないのだけど(特定学年対象の「就職・採用セミナー」は意識的に携わらないようにしているので。……書きながらふと思ったのだけど、何しているんだろう、今年の12月。社会人になってから1週間以上の連続休暇とったことないし、丸々休もうかな)、こういう人気企業は、大学や就職情報会社らの取り合い(スケジュール抑え合戦)になっている様子、早くも。


もう1社は、ちょうどこれから高校生採用。忙しそうだ。


ちなみに、2社とも今年は震災の影響で選考スケジュールを後ろ倒ししたが、来年は「通常通り、4月選考に戻る見込み」とのこと。お付き合いがある他の各社も同じく。


2社の商談の合間に、就活生支援事業の社長2名と情報交換。
本拠地は関西の方なので、関西と関東の(大学や学生の動きの)違いについて諸々。大切だね、近い業界の方々との情報交換。


帰りに地元のバーに立ち寄って、ビールでエネルギー補充。

2011年7月26日火曜日

営業シーズン、再び

7/25、月曜日。

今週から再・営業シーズン。春先に営業活動中心の日々があったのだが、その後、セミナーが続いた。7月後半~9月はセミナーは行わないので、再び営業シーズンなのだ。というわけで、3社訪問。


午前中、初めてお会いする企業では、人事の責任者の方が同席してくださり「わかりました。(提案企画)やります」と即決してくださる。感謝。そうなのよね、決裁者はこれができる。


午後、深くお世話になっている企業。来シーズンも継続してご一緒に仕事ができそう。感謝。そしてこの方とは、初対面の頃からなのだが、商談自体が楽しいし、お会いすると元気が出る。この方が仕事に一生懸命だからだろうな。


夕方伺った企業は、意表をついて3名も同席してくださる。
いわゆる「就職情報会社」とは異なる立ち位置(「キャリアファシリテーター」)で事業をおこなう私の意見を聞いておきたい、そんな意図もあったのかも。今後のお仕事も増えるかもしれないし、まずは多忙のなか、3名も時間を合わせて同席してくれたことに感謝。


夜、書類中心にあれこれと。

仕事をビシッとした後のビールはうまい。

2011年7月25日月曜日

進化する新卒採用Webサービス

7/22、金曜日。

2社と商談、1社と事業相談。

事業相談の方は、先日のblogでも書いたが、某顧客から「新卒採用支援事業に乗り出すかもしれないので、相談に乗ってほしい」とのご依頼を受け、伺ってきた。旗振り役のA社担当者、コンテンツ作成するB社の社長とマネージャー、そして私、と4名での打合せ。どう関わるか(関わらないか)まだ分からないけれど、時代を感じるサービス構想。書けないんだけど。私は「新卒採用支援事業者」ではなく「キャリアファシリテーター」だから競合という認識はないのだけど、そうは言っても長かった畑のこういう新サービスを聞くと刺激になるし、良い意味で「負けられないな。とろとろしてると置いていかれるな」と自分にプレッシャーもかかってありがたい。

夕方の商談後、本屋に寄って、気づいたら1時間。楽しいなぁ、本屋さん。

さて、あっという間に次週で7月が終わる。
お盆までは「営業」モードで企業に足を運びまくる。

2011年7月22日金曜日

人に話して整理した、私の「実現したいこと」

7/21、木曜日。

大学の非常勤講師や、企業研修をおこなっている方と打合せ(顔合せ)。

前職時代にお付き合いがあった方で、最近、私の名前を別の場所で聞き「え、伊藤さん独立したの?」という話になり(退職時にご挨拶できなかった皆様、ホントにすみません)、ご連絡をくださった。約1年半ぶりの再会だったのだが「そんな久しぶりの気がしませんね」とランチをしながら情報交換。

人と話すと、自分が何を考えているかを改めて確認する良い機会になる。

この方からも「今の取組みはわかりました。そのうえで、何を実現したくてこれらをやっているんですか?」と聞かれ、話しながら整理してみた。


(1)大学・企業(社会人)がより協力し合える、学生のキャリアサポート・就職の仕組みを構築したい
……「企業の新卒一括採用が悪い」「大学のキャリア教育がイケてない、大学生の知的レベルが低い」そんなことを愚痴ったって何も変わらない。一部で始まっているけど、社会人が自分の出身校に足を運んで、学生のために仕事を語るとか、寄付講座をおこなうとか、もっと「開かれた大学」と「協力する企業」の関係構築に貢献したい。

(2)多くの大学生がなっていく「会社員」一人ひとりの仕事、苦労や喜び、物語を学生に届けたい
……メディアに取りあげられる「成功者」「一流」「プロ」や「生活困窮者」などの両極端、あるいは、キャリアや就職の講師の方々の話を聞く機会に比べて、いわゆる「会社員」一人ひとりの日常のこと、思いのことを学生が聞く(知る)機会が少ない。それって、ズレた就職活動をしてしまうきっかけになるし、それって、就職後に「こんなはずじゃ…」を言う人の増加を招いてしまう。

(3)キャンパス内リクルーティングを加速したい
……(1)とも共通するし、誤解を招きそうだけど、「大学に足を運んでいる(求人票を出している)企業から就職先を選択する」のが普通、という状態にある程度回帰して良いと思っている。採用活動は「欲しい人を採用しに行く」(「応募してくれた人から選ぶ」ではない)から、本当に採用可能性がある大学に地道に足を使う企業に、きちんと大学生が目を向ける仕組みのイメージ。大学の皆さんの「営業力」も問われることになる。


かな、昨日話していて自分の口から出た言葉は。

特に(2)は、全学年対象のキャリアサポートセミナーというカタチで、複数の大学内で実施させて頂いているわけだけど、一生懸命働いている人の仕事の話や価値観の話を聞くのは私自身も面白いわけで。

たぶん、学生の頃に「所詮サラリーマンなんて」と思っていたからこそ、働き始めてから、その「所詮サラリーマン」と比べて何もできない自分を知り、皆さんの仕事に対する姿勢や思いに感服し(「自分はこんな立派な大人になれるだろうか…」とよく考えた)、その裏にある人としての物語に胸を打たれ、そんな皆さんが生意気な自分の成長を温かく厳しくサポートしてくれた(と後からもちろん知るわけだけど)からこそ、「会社員ナメんなよ」って思いを伝えたい、という私の価値観ともだいぶリンクしているはずなんだけど。…書きながら、会社員ナメてる学生って(今は)少ないのかな、とも思ったけど。根拠なき自信→社会に出て厳しさ実感、という典型なんだろうな、私の歩みって。


オフィスに戻ってからは、主に企画書作成。
明日、新たな企画を先行リリース予定。

さて、今週も平日はあと1日、感謝の心と謙虚な気持ちを忘れずに頑張る。

2011年7月21日木曜日

新卒採用支援事業の立ち上げ相談

7/20、水曜日。

終日、社内。

お問合せ企業対応、アンケート集計、秋に開催する某大学の全学年対象セミナー企画書作成、TELアポ。

夜、某顧客から電話。本業は別の会社なのだが、新卒採用支援事業を立ち上げるかもしれないらしく、そのご相談。あくまで弊社(i4)は「キャリア領域のファシリテーター」であることをご説明したうえで(「新卒採用支援」という領域選択ではなく、キャリアファシリテーターとしての取組みが一部、その領域に入っている。…細かいけど、こういうのが意外と大事なものでして)、何かしらか力になれるかもしれないので、もう1社の社長と近日中に打合せをすることになった。


にしても、新卒採用支援事業かぁ。


コンサル、ナビ、イベント、システム、HP・パンフ制作、事務作業代行(アウトソーシング)、内定者研修、紹介、あたりが新卒採用支援事業の商品領域だと思うのだけれど、「ナビ」は価格破壊が止まらないし(「応募者がたくさんくる」ことの価値が企業にとって相対的に低くなった)、「システム」は毎年のように無料すれすれの商品がリリースされる。「コンサル」だけでフィーをとってる会社は皆無に近く、たいがいは「事務作業代行」とセットだし(ここも価格競争)……などと考えると、この時期に新卒採用支援事業を立ち上げるかもって、一興だなぁ(茶化しているわけではありません)。

ビジネスだから良し悪しではないのだが、電話で聞いた限り、この起案者が直接、現場に入るわけではないらしい。起案して、会社として「出資」というカタチで参画し、現場は別の人たちになる。「思い」がある「出資者」と、「立ち上げ」という逆風のなかを向かう「現場」。


起案者の思いや商品プランも楽しみだけれど、そもそもこういうパターンのビジネスが、どんな展開をしていくのか、楽しみ。

2011年7月20日水曜日

夏休み前の全学年対象・大学内セミナー、終了

7/19、火曜日。

台風が近づいていて、開催を延期する案も出たのだが、早稲田大学・キャリアサポートセミナー「仕事を知る」シリーズを予定通り決行。

今回は理工系学生向けに「研究・開発の仕事」。

7月という時期にくわえ、天候の影響(休講となった授業も多いらしい)もあってか、参加してくれた学生は少数。企業の皆さんにも許可を取り、数百名参加の際には物理的にできないプログラムに大幅変更して「私からのインタビュー→エリアごとに直接対話」をおこなった。

全企業と全学生がそれぞれ話すことができるプログラムにしたのだが、いったん、時間通りに終了してからも、多くの学生が残り、個別で企業とずっとお話していた。個別で聞きたいことが聞けたからか、学生の満足度は非常に高い。そりゃそうよね。…と思う一方、最近「企業の人に何を聞けばいいか分かりません」と学生から相談されることもあったので、多くの学生が残って自分の聞きたいことを聞いている姿が嬉しくもあったり。


終了後、参加企業さんと懇親会。

企業だけの懇親会では「学生に言えない話」ではなく「短時間で伝えきることが難しい(からあえて話さない)話」がポロポロ出てきて面白い。皆、苦悩して葛藤してそれでも前を向いて働いている。

・・・・・・

2週間連続の「セミナーウィーク」がひとまず終了。
次に学生の皆さんとお会いするのは、10月以降。
横国、千葉、立教、中央の各大学でセミナーを複数回、開催する。

結局、facebook ページもまだ立ち上げていないし、企画書も更新しなきゃいけないし、未リリースだった大学セミナーも公開するし、企業向けの営業活動も再開する。

モードチェンジ!

2011年7月19日火曜日

セミナー後の私宛の質問

7/15、金曜日。

立教大学・仕事研究セミナー第4回。テーマは「世界を舞台に活躍できる仕事」。
学生の皆さんもたくさん来てくれたし、満足度も高いには高いのだが、うーん、反省点多し。タイトルと内容のギャップが生まれないようにする工夫が必要。


それはそれとして、セミナー終了後、企業ではなく私に質問にくる学生が、結構いる。「私に質問があれば来てください」なんてアナウンスはしないのだが、毎回、数名が質問にくる。

A.インタビューするとき、何を心がけていますか?
B.どうすればインタビュー上手になりますか?
C.普段、何をしているのですか?
D.ファシリテーターという職業は一般的ですか?どうすればなれますか?

このあたりが多いのだが

a.受容(留保)とバランス
b.(男子なら)女子を口説くこと(自分が喋るのではなくて気持ち良く話を聞く)
c.大学に企画を持ち込み、企業に営業活動し、セミナーの準備をして、セミナーを実施して、アンケート集計
d.少なくとも「キャリア領域に特化したファシリテーター」は一般的ではないし、自分でつくった(名乗った)。なりたければ名乗ればいい。

と答える。いろいろ話すと「え、ご自身で会社つくったんですか。すごいですね」と言われることが多いが「税理士さんに登記依頼して30万円払えば、数週間後には誰だって社長になれるし、肩書なんて何を名乗ったっていい」と伝える。けっこう驚かれる。いや、本当にそうだしね。社長になんて誰でもなれる。利益と価値貢献を継続できるか否か。


終了後、企業の皆さんとの懇親会がなかったので、アルバイト学生スタッフ2名(男1,女1)と居酒屋へ。

「彼氏(彼女)いるの?」

初っ端から平気でそういうことを言うようになった自分を、帰りに「おっさんになったなぁ」と思う。自分の話をする時間も長くなったしな。


今日も意外とこのブログがチェックされていることが判明した。
相変わらず、ゆるくまいります。

2011年7月15日金曜日

1/1000 の頑張り

7/14、木曜日。

ミッドタウンで商談。
私は腕時計をしないので、感覚で「そろそろ30分かな」と思って話を切り上げるのだが、29分だった。すごいよね、人間の体って。


埼玉県の新座市へ。
立教大学「仕事研究セミナー」の、新座キャンパス回。

9カ月ぶりに訪れた新座キャンパスは、相変わらず「なんだかいい感じ」だった。書店で村上春樹フェアが組まれていたのだが、うん、確かにこのキャンパスに村上春樹は似合う。きれいな芝生に寝転んで。ひとりで。想像するだけで別世界に連れて行ってくれる。風の歌が聴こえてくる。

セミナーも無事に終了。

前日の池袋キャンパスに続き「営業職の仕事」がテーマだったのだが、とても満足度が高かった。仕事のリアル、社会人の思いのリアルの話から、気づき、学び、行動を変えるきっかけになると嬉しい。

「毎日、1/1000 昨日よりも頑張ってください。たったの、1/1000です。それだけで、実は1年間で、145%成長するんです。コツコツの大切さです」

そんなメッセージが印象に残った。


一部の社会人と、新座駅近辺の居酒屋でお疲れさま会。
調子に乗って飲み過ぎて、終電に走り込む。


今週の平日もあと1日。

2011年7月14日木曜日

癪に障る炎天下

7/13、水曜日。

1週間ぶりの営業商談。

この方、12年度卒者向け採用活動もひと段落して大学へ挨拶まわりに行ったところ、学内のポスターで私の名前を見たらしい。「ん、伊藤さん、って、あの伊藤さん……?」と気になり、HP経由でメールをくれたのだ。前職時代にも面識はあったのだが、退職時にご挨拶できず、起業したことに驚かれていた。

実は、学生の時に面接を受けていた会社でもあり「うちに入らなくて良かったですね」なんて言われてしまう。いや、入っていたら入っていたで別の人生だろうけど、社会人になって10年もしてからこんな風にお話する機会があるってのは、ご縁としかいいようがない。「伊藤さんとはどういう仕事の絡み方ができるの?」って仕事の話もくださる。感謝。


どうでもいいですが、皆さん、最近、癪に障ることってありました?

この企業へ訪問する道すがら、スーツを来て、いちゃついたカップルがいたんですよ、しかも私の前に。「キャー」とか「ふざけんなよー、あははは、あははは」みたいなじゃれ方をあの炎天下でしていて。たぶんこの書き方で想像されるイメージの、3倍くらいの感じで。

「うぜーよ」

って中学生並の言葉を口にしそうになりました。たとえ美男美女であったとしても、炎天下で、スーツを来てそれをされると神経を逆なでされるけど、そういうことするのって、ぜんぜん美……(自粛)。



夕方、立教大学「仕事研究セミナー」第2回。

今日のテーマは「営業職の仕事」。

開始時に「どちらかといえば営業の仕事をやってみたい(ポジティブ)か、やりたくない(ネガティブ)か」を聞いたところ、半々くらい。

終わってからのアンケートでは「興味をもった」「営業はきつい、という認識は変わらないが、それを支えるだけの喜びがあることもわかった」などの声が多く、嬉しい。

営業は、相手に嫌な思いをさせたり上手に騙して売りつけるのではなく、相手と同じ方向をむき、喜んでいただきながら売上をあげる仕事。「営業は大変」……いや、すべての仕事は大変です。だから喜びがあり、達成感がある。市場は競争。立教生の皆さん(特に「営業なんてやりたくない」と思っている方にこそ)キャリセンで撮影したビデオが見れるので、ぜひ。

さて、明日は新座キャンパスでセミナー。
計画停電の心配もあったのだが、どうやら開催できそう。

元気にいこう。

2011年7月13日水曜日

千葉大学「仕事研究セミナー」第1回

7/12、火曜日。

千葉大学「仕事研究セミナー」第1回。


どうにもここ数日、仕事の〆切に追われてしまっている。オフィスの武蔵小杉から、大学がある西千葉駅の直前まで、総武線直通の横須賀線で一本、約1時間なのだが、グリーン車にのって仕事。先日おこなったセミナーのアンケート集計。…グリーン車でアンケート集計ってミスマッチ。


今日のセミナーはテーマが「検証!働くことの本質」。

会社員や個人事業主の方など、年齢も働き方も異なる社会人4名の方に、ご自身の価値観としての「働く」をインタビューした。皆さん、学生に偉そうに何かを語るわけではなく、イチ個人として、正直な考えをお話してくださった。

「用意されている『やりがいのある仕事』なんてない。どの仕事でも自分で『やりがい』は生み出していくものだと思う」
「仲間と共に同じ方向を向き、真剣にやるからこそ、仕事は面白い」
「自分のためだけに何かをしていても、喜びは得られない」
「働くことは自己表現。きちんと利益を出し、社会にとって必要だけれどお金になりにくいことも積極的にできるようになりたい(個人事業主の方)」

そんな素敵な話が盛りだくさんだった。

千葉大学は全5回「仕事研究セミナー」を開催するが、2回目以降は夏休み明け。学生の皆さん、また夏休み明けにお会いしましょう。


帰りの電車でもアンケート集計。

今週は水・木・金もセミナー。週明けの火曜日もセミナー。
元気よく体に気をつけながらやりきる。

2011年7月12日火曜日

内々定者向けセミナー

7/11、月曜日。

某社・内々定者向けセミナーのファシリテーター。
全体進行と、講義30分。

開始前の事前準備で会場に入ると、内々定者の皆さんが、初対面の私にきちんと大きな声で挨拶をしてくれる。うん、それだけで「頑張ろう!」とこちらにも気合が入る。

講義30分は「会社の目的と、戦略論基礎」だったのだが、ちと網羅しようとし過ぎたかも。そもそもの会社論と、ドラッカーがいう「顧客創造」、PEST、SWOT、バリューチェーン、ポジショニングと組織能力……事例を出しながらだったけど、もっと身近におきかえられる例えをつかったほうが理解しやすかったかもと振り返り。

久しぶりにお会いした人事部長から「伊藤さん、今日は硬派ですね」と言われる。はい、硬派なのもやります。……というか、ふだんの私、どのように見られているのだろう。


各種ワークをやって、最後にチーム発表、個人ごとの行動宣言をおこなって終了。

夢と希望(と現実を冷静にみる力も)をもっている皆さんのご活躍、応援しています。
目指せNo1!

2011年7月11日月曜日

腰と背筋の鈍痛

7/8、金曜日。

朝、6時過ぎ。


「んぐっ……!!」


そんな自分の声で目が覚める。

頭がちょっと混乱。夢ではないことが徐々に分かる。

腰から背筋にかけて、強烈な鈍痛(こんな表現じゃ伝わらないよな)があり、誇張ではなく、体が動かない。


救急車?これって救急車よんでいいんじゃない?


自分に問いかけるが、携帯がある場所に手を伸ばすこともできない。


嫁は朝イチで仕事があり、既に会社へ行ってしまっている。


ピンチだ。


ピンチはチャンスだ。

社会人になってから幾度となく言ったり聞いたりしてきた発言だが、今はちがう。ただのピンチだ。

ひとまず「なかったことにする」作戦を試み、寝てみる。
すぐに起きる。動けない。

1時間ほど、そんなふうに冷や汗をかきながらジタバタしているうちに、なんとか起き上がることができる。さらに1時間して、歩けるくらいになる。気を抜くと、激鈍痛が走る。

タクシーに乗り、病院へ向かう。

人が多い。

受付を済ませ、整形外科に並んでいると、看護師さんがきて「伊藤さん、ごめんなさい。医師が二人いるのですが、一人が急な手術に入ってしまい、もう一人だけで対応しているので、あと2時間は待ちます…」とのこと。人として軽蔑されることを覚悟で書くが、「その手術、ホントに今じゃなきゃダメなのか」と心のなかで疑う。

今日は午後からセミナーがあり、その前にも何とかしておかなければならない仕事があるのだ。11時にはオフィスで仕事に取りかからなければならない。けれど、待ち時間を聞くと、それは無理かもしれない。思案する。焦る。思案する。焦る。

病院は諦める。

しかしその頃には、普通に歩けるくらいにもなり、自転車も漕げそうだったので、いったん自宅に戻り、自転車に乗って近所の整骨院にいってみる。

初めて行ったところなのだが、先生が気を遣ってくれ、優先的にみてくれることに。


「伊藤さん、心配しなくていいですよ。骨や神経ではありませんね。腰から背筋にかけての、一部の筋肉損傷です」

安心していいのかどうか分からない。ただ、病院に通ったりする必要はないとのこと。

「早ければ数日で戻ります。長くても1週間かな」

あー、良かった。

「疲労と、変な動きによるものだと思いますよ。昨日、急な運動とかしました?」

いや、運動はしていない。……あ、居酒屋で変な体制で30分くらい、アンケート熟読した!

「あー、たぶんそれですよ。電気とマッサージしておきますね」


そんな一日の始まりであり、仕事も若干のトラブルがあり、午後からは横浜国大セミナー。


整骨院のおかげか、セミナーが始まることにはほぼ普通の状態に戻っており、特段気にせずにセミナーのファシリテーターもできた。


体調管理も仕事。


年とともに、こういう「体のガタ」みたいなもんにも気を遣わなくてはいけないな。

運動しよう。体、鍛えよう。それも仕事。

告白します。立教大学が好きです。

7/7、木曜日。

立教大学で2011年初の「仕事研究セミナー」。

昨夏、会社を立ち上げて一番最初に「一緒にセミナーやりましょう」と言ってくださったのが立教大学さんなので、もうそれだけでも深く思い入れがあるのだが、それを差し引いても、前からきちんと順に座っていく学生、リアクションをしてくれる学生、細かい気づかいをしてくれるキャリアセンターの皆さん等々、惚れている大学なのである。


告白します。立教大学が好きです。


と夜、twitter に書いたら、立教生や立教OBOGから返信が多数きて驚いたな。
母校が好きな人が多い、というのも、さらに私のなかの立教惚れ度をあげることになった。

さて、当のセミナーは、予想を超える人数が参加してくれ、大好評で終了。

ためになる話、おもしろい話、たくさん展開されたのだが、フィードバックを書く時間がない。立教生の皆さんは、キャリセンで撮影映像が見れるので、ぜひチェックを。


夜、一部の企業さんと懇親会。
終わったばかりの数百名分のアンケートを読んでいたのだが、集合テーブルっていうの?隣のグループとの境目がない、だだっ広いテーブルのイチ区画だったので、アンケートを机の下で隠すようにしながら読んでいたわけです。個人情報が入っているわけじゃないから本当は机の上にひろげてもいいのだろうけど、なんだか、ね。

まさかこれが翌日、私の体に甚大な影響を及ぼす引き金になるとは……

2011年7月7日木曜日

木暮太一先生とお会いした日

7/6、水曜日。

午前中は昨日セミナーのアンケート集計。うん、手厳しいご意見こそ大切。改善しよう。

私はファシリテーターとして公開インタビューを多数するわけだが「この方の、もっとこんな話も引き出したい!聞いている人に届けたい!」と思った瞬間、会話ペースをあげてしまうクセがあるんだな。時間も気にして、喋りスピードが早くなる。それが話し手にも伝わってしまい、逆に聞いている人が理解しづらくなる。改善。


午後、執筆や講演でご活躍されている、木暮太一さんとお会いする(名前だし許可済、念のため)。

来週、某セミナーで珍しく「講義」の仕事をするのだが、そのなかで著書の一部を引用させて頂きたく、twitter で許可を申し出たところ快諾してくださり、調子乗りの私は勢い「一度お会いしたいです!」とさらに申し出たところ、こちらも快諾してくださったのだ。感謝。(図々しいな、自分)。

知らない世界の話は面白く、木暮さんのコアスキルも教えて頂き、勉強になる1時間。うん、マスコミで引っ張りだこになる日も近いのかも、と勝手に思ったり。(※木暮さん、お忙しいところ、ありがとうございました!)


午後は久しぶりに企業向けの提案書作成や、セミナー準備。


あっという間に夜。

考え事をしていて、ふと、高村光太郎の詩を思い出す。

高村光太郎『道程』

僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、自然よ
父よ
僕を一人立ちにさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため

しみじみいいなぁと共感。大企業だって中小企業だって、会社員だって起業家だってフリーターだってスポーツ選手だって、みーんな同じ。僕の前に道はなく、僕の後ろに道は出来る。その心構え。

7/5・早大セミナー「総務・人事の仕事」一部フィードバック(早大生はDVD閲覧可)

7/5、水曜日。

午前中は銀行であれこれ(所得税の納税したり)。


午後から早稲田大学。

本日は夕方から「仕事研究セミナー」なのだが、ちょうど午後イチからキャリアセンター主催の就職ガイダンスが別会場であるというので(学生数が多いので数日にわたって開催している)、見学およびチラシ配布。

ガイダンスに来た学生に受付で「こんにちは。こちらの資料お取りください」を数百回言い続ける。時期的なものだと思うが、挨拶を返してくれる学生は半分くらいかな。男女の差は特に無。

ガイダンスの内容はスパッとしていて気持ち良かった。挨拶についても触れていて「大学生活していると小学生の時に習う『挨拶をきちんとしましょう』っていうのを疎かにする人が増えると思うけど、社会人と接する機会が増える前に、挨拶の習慣づけを戻すこと。その場だけやろうと思ってもムリ、できないよ」。あと、自己分析についても「自分を知り、初対面の年齢も価値観も異なる人に伝えられるようにしておくことは大切。でも、やりすぎて『自分探し迷子』にならないように。突き詰めて探したって『本当の自分』なんてどこにもいないからね!」。仰る通り!とひとり会場の隅で合点。

それと、総合商社って今年は12月1日まで「就職セミナー系はもちろん、キャリア支援系、OGOGとの座談会系も含め、学生接触がある特定大学セミナーには参加しない」のだと私は認識していたのだが、11月の学内セミナーに某総合商社の名前を発見。業界団体で(実際のところ)何を申し合わせたかは知らないが、さみだれでほかの総合商社も参加し始めたりしてね。

・・・・・・

16時30分から、全学年対象の「仕事研究セミナー」第3回を開催。今回のテーマは「総務・人事の仕事」。人事の仕事をする皆さんに、組織開発や制度設計、労組対応や福利厚生、教育や採用の仕事内容について伺った後、後半は「採用担当者」としての仕事の大変さや喜び、また、学生と接していて感じることなどをインタビュー。後半部分の一部のみ、フィードバック。※早大生の皆さんは、キャリアセンターで、録画した映像を閲覧できます。

対象:全学年
形式:各社3分間自社紹介、テーマ職種に携わる社員の皆さんのパネルディスカッション
テーマ:「総務・人事の仕事」
企業(敬称略):アイア、エイベックス・グループ・ホールディングス、三菱電機ビルテクノサービス、理想科学工業
ファシリテーター:i4 伊藤(私)

※発言内容は順不同。要約多数。

<仕事をするうえで大切にしていること>
・フラットな目線であること。自分の頭だけ、価値観だけで判断しないこと。
・人間相手の仕事だから、性善説ならとか性悪説ならとか考えるが、最後は結局、その施策に愛情があるか、を確認すること。
・学生と対等である、ということを意識すること。
・誠実さとホスピタリティ。

<大変なこと、難しいこと>
・学生の皆さん一人ひとり、「人」なので、想定外のことがおきる。それに対して「人」としてきちんと向き合うこと。
・「世代のカラー」がやっぱりあるもので、5年前の学生と今の学生を同じ基準で見ても分からない。「今の世代の学生」を理解すること。
・結局、面接だけでその学生がどんな人かなんて、分からない。でもそれを少しでも理解するために、採用基準をつくり、基準に照らし合わせて面接をする。その評価。
・意外と体力勝負の面もあること(笑)。また、採用や研修という仕事は特に、数値化して仕事の成果をみることが難しいこと。

<喜び、やりがい>
・自分自身が人に褒められる、という機会は少ない仕事だが、採用した人たちが活躍していたり、上司や先輩から褒められているのを見ると、良かったなぁ、と自分自身も嬉しくなる。
・「人の成長」をとことん考えるのだが、それは結局、「自分の成長」についても考えることになり、機会になる。
・はっきり言うが、そもそも、喜びややりがい、なんていうことを考えながら仕事をしていない。ミッションを自分が納得しながらやりきるだけ。納得して日々が充実している、これは幸せなこと。
・これからの会社の仕組みをつくっていける喜び。皆が働きやすく、成果を出しやすい会社をつくっていくやりがい。

〔ここからはせっかくなので、キャリア話・就活話をランダムにインタビュー〕

<自己分析オススメ法>
・モノゴコロある時まで遡っての、自分という人間の振り返り。何が喜びで、何が辛かったか。
・自分がした「経験」を振り返ること。考え方や価値観なんて、ずっと変わり続ける。それを突き詰めても仕方がない。あくまで「経験」を振り返る。

<新卒と中途の面接で見ているポイントの違い>
・中途は「あなたは何ができますか」という、その時点での実力。新卒は「5年後、10年後に当社で活躍する能力と志向がマッチしているか」というポテンシャル。

<学生に勘違いしてほしくないこと>
・会社は皆さんに給料を払ったり、良い福利厚生を提供するために存在しているのではない。会社は売上、利益をあげるために存在する。それがなくては給料も払えないし、福利厚生なんて提供できない。この原則は企業規模問わず一緒。

〔最後に〕

<学生へのメッセージ>
・皆さんには「可能性」があります。「可能性」を狭めないでください。また、人生にとって「就職」というのはひとつの大きな決断ですが、自分だけで決める必要はありません。ご家族や先輩、友人の意見にも耳を傾けながら、自分が納得する道を歩んでください。
・これからはじまる「就活」は、「否定される活動」です。人間否定された気になります。でも、それがいい経験です。活動しながら自分を見つめ直し、修正して、良くなっていくんです。成長を楽しみながらやってください。
・「就職することが目的で内定をとること」と「就職してから納得して働き続けられること」は別問題。まずは「どうして自分は就職したいのか」を自分のなかではっきりさせてみてください。そこからです。
・面接って商談です。商品は自分。商品を好きではない営業マンの商談は、もちろんうまくいきません。まずは自分を好きになってください。自分のなかにいいものは必ずあります。

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<7月の大学内セミナー(同形式・全学年対象)> →全日程はこちら

【早稲田大学(大隈小講堂・16:30~18:00)】
○7月19日(火)「研究・開発の仕事」(理工系向け):宇宙航空研究開発機構(JAXA)、サミー、楽天

【横浜国立大学(教育文化ホール・16:30~18:00)】
○7月8日(金)「実は活きる工学系人材の仕事」:エイベックス・グループ・ホールディングス、サミー、電通

【千葉大学(自然科学系総合研究棟1・16:30~18:00)】
○7月12日(火)「検証!働くことの本質に迫る」:アイア、アイスタイル、エイベックス・グループ・ホールディングス

【立教大学(池袋:AB01教室、新座:N421教室、ともに18:30~20:00)】
○7月7日(木)池袋「企画職の仕事」:アイスタイル、エイベックス・グループ・ホールディングス、オプト、ユニリーバ・ジャパン
○7月13日(水)池袋「営業職の仕事」:コーセー、トーハン、ノバルティス ファーマ、森永乳業
○7月14日(木)新座「営業職の仕事」:コーセー、トーハン、ノバルティス ファーマ、森永乳業
○7月15日(金)池袋「世界を舞台に活躍できる仕事」:電通、日本電産コパル、読売新聞社

※10月以降も、横浜国立、立教、千葉、中央の各大学で本セミナーを開催していきます。詳細は学内の立て看板やチラシ、大学ポータルサイトをご参照ください。

2011年7月5日火曜日

セミナーラッシュ

7/4、月曜日。

終日、オフィスで仕事。
主にセミナー準備。

今週から、セミナーラッシュが始まる。

7/5・早稲田大学「キャリアサポートセミナー『仕事を知る』シリーズ」
7/7・立教大学「仕事研究セミナー」
7/8・横浜国立大学「仕事研究セミナー」
7/11・某社の内々定者向けセミナー
7/12・千葉大学「仕事研究セミナー」
7/13・立教大学「仕事研究セミナー」
7/14・立教大学「仕事研究セミナー」
7/15・立教大学「仕事研究セミナー」

※該当大学の学生の方は、大学ポータルサイトやキャリセンにあるチラシ、こちらのサイトなどをご参照ください。


……ね。

そう言えば先日も書いたが、セミナー準備も終了後のアンケート集計も一人で行っているのである。なかなかなボリュームである。さらに

7/9・合宿
7/10・合宿

の予定があり、これは仲良し10人との完全プライベート合宿なのだが、年に一度の楽しみだから外すわけもなく、セミナーラッシュどうやって乗り切るんだろうなぁ、と人ごとみたいに思っていたら、まさにその週に突入しているわけである。


睡眠時間を削る。


困った風を装いながらも、頭のなかではそういう解決策が明確にあるのだけれど。

そんなわけで、短パンで仕事をした一日。

2011年7月4日月曜日

2期が始まった

7/1、金曜日。

第2期のスタート。

昨日(6/30)で第1期の数字も正式に閉めたので、本日はじっくりと1期の振り返り。各種の数字を洗い出し、冷静にその意味を考える。特に1人で仕事をしていると、振り返りに対しての突っ込みがないからこそ、数字だけが事実を真っ直ぐにつきつけてくれる大切な要素になる。

・取引社数は39社
・営業訪問社数(商談数)は延べ173回
・大学キャリアセンターへの訪問数(商談数)は18校42回
・大学教員への訪問数は5校6名9回
・大学共催の全学年対象学内セミナーは、2010年に2校9回実施、2011年に5校39回が決定(実施中)
・大学内での就活セミナーは1校2回実施
・企業説明会(セミナー)は、2社24回にファシリテーターとして参画
・就活関係者向けセミナーを、1回開催
・人材ビジネス関係会社への挨拶回り、情報交換は、12社と実施
・メディア掲載1回(東洋経済オンライン)

ざっとこんな感じなのだが、企業なので当然、損益が大事である。受注の、時期別、商品群別、顧客別も改めて眺めてみる。支出についても、原価、販管費の内訳を眺めてみる。

んん。

反省点も多々あるが、何もない状態からはじまった1期目にしては、ある程度、良い出だしではないだろうか。

そう。

思いだしてみれば、1年前は、なーんにもなかった。

起業前に作成した事業計画書も読み返してみたのだが、要は「ファシリテーションスキルを武器に、キャリア・就職・採用領域で、ミスマッチ防止・就職率向上・社会人基礎力向上に貢献する」としか書いていないわけである。

自己資本金のみ、商品無(自分のスキルのみ)、社員も自分だけ。

いま思うと、ちょっと笑える。

30歳にして、その生き方を選択した自分のバカさ加減にである。「なるようになるし、ならないようにしかならない」とやっぱりどこかで思っているんだろうな。私にとってはおもしろいし、後悔しない生き方。この1年間で、起業した人たちとのネットワークも広がったし、「起業したいと考えているんですが…」と相談を受けることも何度かあった。起業する人たちと、したいと思っているけれどしない人たちの違いは、ここにある気もした。「なるようになる」そんな、どこかあっけらかんとしている人じゃないと、先が全く見えないなかで、その生き方、働き方を選択しようと思わないと思う。ちなみに私は(嫁には悪いが)貧乏になってもあっけらかんと笑って生きていける気がする。

1年前と状況が変わった。

お客様がいて、仕事をくださる大学の方々がいて、「こんなことしましょうよ」とネタをもちかけてくださる方も増えた。「来年からはうちの大学でもセミナーやってください」と言ってくださっている方もいる。心から感謝。

ただ、まだ、ぜーんぜん、守りに入る局面じゃない。

「今年と同じやり方で、同じくらいの受注を目指し、同じくらい働いていこう」

そんな風に思った瞬間、市場から見放されるはずである。変化し続け、挑み続けること以外に、安定への道はない。


2期、新たな取り組みもいくつか始める。
失敗してもそれが成功へのステップだと思いながら、試行錯誤を繰り返そうと思う。

テーマは「法人としての礎を築く年」。

感謝の気持ちと謙虚な心を忘れずに。

2011年7月1日金曜日

株式会社i4(アイフォー)、第1期が終了

6/30、木曜日。

慶應義塾の先生と喫茶店で打合せ。
先日、機会があってご挨拶させて頂いたのだが、その際に伺った話に興味を持ち、お忙しいなか時間をいただいた。

そりゃね、こちらはビジネスマンなのでね、もちろん興味がある話題についても聞きたかったけど、一方で、慶應でもセミナーやりたいな、そのきっかけになればいいな、と思いながらお会いするわけですよ。

ところが。

この先生、大企業との共同プロジェクトや、官公庁の仕事にもバリバリと絡んでいて、ひとつひとつが面白いわけですよ。知的興奮。つい、どうやって仕事に結びつけられるかなぁという視点を忘れて、先生の考えていること、頭のなかを少しでも理解したくて、インタビューし続けてしまった。先生も面白がってくれたのかな、結局、90分もあれやこれやと。共通の知り合いの方の名前も何人か出てきた。面白いことをしている人って、どこかで繋がっていくのよね。


午後は社内で書類とか諸々。


そして、19時過ぎ。今日の仕事が終了。

つまり

株式会社i4(アイフォー)、第1期が終了。


大学教職員の皆さん、企業の皆さん、セミナーに参加してくれた学生の皆さん、アドバイスをくれた諸先輩方、セミナーに協力してくださった諸先輩方、税理士さんをはじめ会社運営を支えてくださる皆さん、すべての関係者の皆さまに心から感謝です。本当にありがとうございます。そして嫁、ありがとう。

2期も、世のため人のためになることをビジネスとして創出し、突っ走ります!

師、曰く

6/29、水曜日。

午前中、2社訪問。商談。

1社目は金融業界の企業さんだったのだが、倫理憲章の絡みで「全学年対象のキャリア支援系セミナー、出たいのですが、金融の他社がどうするか次第です。セミナーの位置付けや趣旨がどうというよりも、少なくとも今年に関しては、それに参加することで周りからどう言われるか、ということありきで考えざるを得なくて…」とのこと。「学生や大学にとって大切な取り組みだと思われ、もちろん御社にもメリットがあるとお考えであれば、他社に先駆けて、自信をもって御社が先陣をきるというのはいかがですか」と言ってみたが「それはないです」と即答。ふむ。

自動車の完成車メーカー、総合商社、大手電機メーカー、そして金融で、この「学生に仕事理解を促す、キャリア支援セミナーは大事だと思うが、今年は周囲から何を言われるか分からないから参加しない(少なくとも同業他社が動くまで静観)」の声を頻繁に聞く。

「私たちは就職・採用のこういう在り方を目指しています。倫理憲章にも賛成しているし、署名もしています。12月までは、キャリア支援セミナーであっても、こういう点が倫理憲章と照らし合わせると問題だと考えるので、参加しません」

そんな真っ当な意見を聞いたことがない。

誰のための何のための倫理憲章なんだろう。


2社目の企業さんは、就職ナビを今年からやめることをほぼ決めているとのこと。学生との直接コミュを増やし、facebookでつながり続ける。セミナー管理もfacebook。うん、こういう企業、増えるだろうな。


夕方、2日連続で立教大学へ。
昨日に引き続き、セミナー運営学生スタッフとの打合せ。

昨年のセミナーに参加してくれていて「とても役に立ったので、自分の就活が終わったらお手伝いさせて頂きたいと思っていたんです」とか、なんて嬉しいことを言ってくれるのだろう。しかも「伊藤さんがステキな人だなぁと思って、twitterでフォローして、こうしてスタッフができて嬉しいです」と。伊藤さんがステキだと。「伊藤さん」が「ステキ」だと。なんて甘美なのだろう。自分でも分かりやすい男だなと思うが、もうね、ここ1週間のあれやこれやのテンション下がる話がこのひと言で吹き飛んだ。…書きながら、ちょろい男だと自分で思いますな。


夜、社会人になってからずーっとお世話になっている、我が師(というか兄貴)と安居酒屋で飲み。

師曰く「社会人ならよぉ、自分の仕事の意味付けくらい自分でしろって話だよな」「そうですね。じゃあ、人事の仕事の意味ってなんすか?」「うちの会社に勤めて良かったな、って退職するときに皆が思うことに決まってんだろ。うちの会社でメンバーと一緒に力を合わせてよ、商品をつくってさ、お客様に感謝されて、きちんと給与ももらってさ、辞めるときに『いろいろあったけど、うちの会社で良かったなぁ』って全員が思えるようにすることだよ」。


気分よく帰宅。

学生との直会話時間を確保し続ける

6/28、火曜日。

2社と商談。
2社目が都内から電車で1時間半かかるところにあり、軽く旅行気分。

夕方、立教大学へ。
7月から開催する学内セミナーの運営スタッフ学生と打合せ。久しぶりに4年生の就活話を聞き、やっぱり学生との直の会話は一定量、確保しなきゃなと思う。

その後、キャリアセンターの方と打合せ。
起業してから一番最初に「伊藤さん、一緒に仕事しましょう」と言ってくださった方であり、改めて1期が終わるタイミングでそれを思い出すと感謝の気持ちがじんわり湧いてきて、改めてお礼の気持ちを伝える。

夜、メールやら何やらと。