2011年7月22日金曜日

人に話して整理した、私の「実現したいこと」

7/21、木曜日。

大学の非常勤講師や、企業研修をおこなっている方と打合せ(顔合せ)。

前職時代にお付き合いがあった方で、最近、私の名前を別の場所で聞き「え、伊藤さん独立したの?」という話になり(退職時にご挨拶できなかった皆様、ホントにすみません)、ご連絡をくださった。約1年半ぶりの再会だったのだが「そんな久しぶりの気がしませんね」とランチをしながら情報交換。

人と話すと、自分が何を考えているかを改めて確認する良い機会になる。

この方からも「今の取組みはわかりました。そのうえで、何を実現したくてこれらをやっているんですか?」と聞かれ、話しながら整理してみた。


(1)大学・企業(社会人)がより協力し合える、学生のキャリアサポート・就職の仕組みを構築したい
……「企業の新卒一括採用が悪い」「大学のキャリア教育がイケてない、大学生の知的レベルが低い」そんなことを愚痴ったって何も変わらない。一部で始まっているけど、社会人が自分の出身校に足を運んで、学生のために仕事を語るとか、寄付講座をおこなうとか、もっと「開かれた大学」と「協力する企業」の関係構築に貢献したい。

(2)多くの大学生がなっていく「会社員」一人ひとりの仕事、苦労や喜び、物語を学生に届けたい
……メディアに取りあげられる「成功者」「一流」「プロ」や「生活困窮者」などの両極端、あるいは、キャリアや就職の講師の方々の話を聞く機会に比べて、いわゆる「会社員」一人ひとりの日常のこと、思いのことを学生が聞く(知る)機会が少ない。それって、ズレた就職活動をしてしまうきっかけになるし、それって、就職後に「こんなはずじゃ…」を言う人の増加を招いてしまう。

(3)キャンパス内リクルーティングを加速したい
……(1)とも共通するし、誤解を招きそうだけど、「大学に足を運んでいる(求人票を出している)企業から就職先を選択する」のが普通、という状態にある程度回帰して良いと思っている。採用活動は「欲しい人を採用しに行く」(「応募してくれた人から選ぶ」ではない)から、本当に採用可能性がある大学に地道に足を使う企業に、きちんと大学生が目を向ける仕組みのイメージ。大学の皆さんの「営業力」も問われることになる。


かな、昨日話していて自分の口から出た言葉は。

特に(2)は、全学年対象のキャリアサポートセミナーというカタチで、複数の大学内で実施させて頂いているわけだけど、一生懸命働いている人の仕事の話や価値観の話を聞くのは私自身も面白いわけで。

たぶん、学生の頃に「所詮サラリーマンなんて」と思っていたからこそ、働き始めてから、その「所詮サラリーマン」と比べて何もできない自分を知り、皆さんの仕事に対する姿勢や思いに感服し(「自分はこんな立派な大人になれるだろうか…」とよく考えた)、その裏にある人としての物語に胸を打たれ、そんな皆さんが生意気な自分の成長を温かく厳しくサポートしてくれた(と後からもちろん知るわけだけど)からこそ、「会社員ナメんなよ」って思いを伝えたい、という私の価値観ともだいぶリンクしているはずなんだけど。…書きながら、会社員ナメてる学生って(今は)少ないのかな、とも思ったけど。根拠なき自信→社会に出て厳しさ実感、という典型なんだろうな、私の歩みって。


オフィスに戻ってからは、主に企画書作成。
明日、新たな企画を先行リリース予定。

さて、今週も平日はあと1日、感謝の心と謙虚な気持ちを忘れずに頑張る。

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