2011年11月1日火曜日

10/31・横浜国大(業界編)「マスコミ」

10/31、月曜日。

横浜国大、全学年対象キャリアサポートセミナー。

横浜国大ではこのセミナー(「仕事研究セミナー」)を職種編と業界編に分けている。職種編は春から、研究開発、システムエンジニア、生産技術、実は活きる工学系、企画、営業、総務人事、経営、と全8回開催したのだが、今日からは業界編。

職種編は毎回4社だったが、業界編は毎回3社にし、プログラムも、各社20分間プレゼン(主に業界について)→私からの3社公開インタビュー、と職種編とは異なる。

業界編初回の本日は「マスコミ編」。

まぁ、プレゼンでも触れられていたけれど、すでに(こういうキャリア系、就職系でよく使われる)“マスコミ”の定義って曖昧で、ツールを用いてマスとコミュニケーションする(情報発信する)、という意味であれば、web系メディアとか、多数のフォロワーや友人がいる個人とか、何をもってマスコミ?というのはあるのだけれど。ただ、それを言い始めると、こういう「業界括り」のセミナー自体が成立しない。他の多くの業界も、線引きが難しいわけで。


それはおいておき、本日は、講談社、テレビ朝日、読売新聞社、の3社にご参加頂いた。

……職種編の際は、このブログで、順不同・要約で発言を一部FBしていたのだけれど、業界編だと誰の発言かが分かってしまうから、こんな話をしましたという項目程度を。

【出版】
・出版4,000社で2兆円の市場規模(日本を代表する大企業1社の売上と同程度)
・社員数も多い企業で1,000人程度
・出版社って、いわゆるメーカー。けれど、製品の共通性能を数値化しづらいから、多品種少量生産し、重版を重ねるモデル。
・電子書籍への対応
・編集者の1日
・作家さんから担当編集者への要望の異なり

【テレビ】
・放送局と広告主と視聴者の関係
・広告売上とGDPの相関
・全売上における広告収入費
・テレビ局ならではのWeb活用
・デジタル放送切り替えの影響
・番組視聴者の違いによる、二次・三次ビジネスの異なり(DVD化なのか、映画なのか、グッズなのか)
・名プロデューサー、名ディレクターの共通点

【新聞】
・新聞の価値(活字だから伝えられること。なぜIT社長も新聞を読むのか)
・収入源(広告収入が収益メインではない。他国の新聞は広告収入メイン)
・一次情報であること
・記者の1日
・30秒もらうために3時間出待ち、といった現実
・倫理観、文章力


私自身が勉強になることばかり。やっぱり知らないことを知るって面白い。

横国生の皆さん、開始時にもお伝えしましたけど、「知ってる業界/会社だから参加しよう」もいいけれど、ぜひ「知らない業界/会社だから参加しよう」と続けて参加してくださいね。知らないことに興味は持てないという、当たり前の話。


明日も横浜国大・業界編「メーカーⅠ」。サッポロビール、ボッシュ、山武(azbilグループ)。

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