2011年11月17日木曜日

11/16・横浜国大(業界編)「素材・エネルギー」

11/16、水曜日。

横浜国立大学で全学年対象セミナー(業界編)。本日は「素材・エネルギー編」。スチールプランテック、日本瓦斯(ニチガス)、リンテックの3社にお越し頂き、業界の仕組み等について20分間ずつプレゼンして頂いた後、私からの公開インタビュー、学生からの質疑応答、の構成。

以下、お話頂いた項目や内容の一部。

【製鉄プラントエンジニアリング】
・「プラント」及び「プラント産業」、「エンジニアリング」とは
・世界の粗鋼生産量:世界で14億トン、世界ダントツは中国(6億トン)。この10年で全体で6億トン伸びているが、けん引は中国。
・プラントエンジニアリング→製鉄会社→家電・建築・輸送機・インフラ・建設機械等
・入札案件、取引は世界各国
・文系、技術系の仕事。駐在は少ないが、数週間単位の海外出張は入社してすぐに当然のようにある。

【エネルギー・ガス】
・エネルギー政策基本法。民主党政権になって転換され、2030年までに原子力発電によるエネルギー率を50%超と計画していたところに今回の事故。見直し議論中。
・分散型エネルギー(燃料電池〔エネファーム〕、太陽光発電等)の注目
・石油というエネルギー資源の地政学リスク
・ガス会社の営業の仕事、当たり前の日常を支えているという喜び

【中間素材】
・素材とは「もととなる材料」。たとえば、自動車は素材がないとつくれない。またその素材は、機械がないとつくれない。
・素材メーカーは「カタチのないもの」を「カタチのあるもの+価値ある創造」することで社会に貢献。
・資源→原材料→素材⇒加工品・加工材→部品・部材→商品
・「⇒」の、要素技術・応用技術(ニーズにあった材料/機械の融合、要素プロセスの解明/設計と応用、最適生産の設計)と、材料設計/開発プロセス(機能高分子の設計/開発、新規/特殊用向け特化型開発)
・技術系、事務系それぞれの仕事


いやぁホントに社会っていろいろな役割を担っている人たち(会社)がいて成り立っているんだなぁ、と本日も感心しきり。社会は皆どこかでつながっている。そう言えば先日お酒を一緒に飲んでいた方からも、「横国で全学年対象の業界セミナーを開催していて、これが知らないことだらけで面白いんですよ」と言ったら「贅沢な仕事してるな!羨ましい!」と言われたっけ。

横国の業界編の次回は、11/18「通信・IT」。NTTドコモ、電通、ハイマックス。横国、ビジネスプランコンテストなんかもやっているようだけど、ビジネスに興味がある1,2年生もぜひ。


明日は中央大学「職種研究会」。16:40~18:10・9号館。テーマ『スタッフの仕事』。アイア、アイスタイル、エイベックス・グループ・ホールディングス、三菱電機ビルテクノサービス。中大では、「企画の仕事」「営業の仕事(BtoC企業)」「営業の仕事(BtoB企業)」とやってきたけれど、最終回はそれ以外のいわゆるスタッフといわれる「法務・総務・人事・経理など」の仕事について、参加企業さんに教えてもらう回。中大生の皆さんぜひ。

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