2010年8月5日木曜日

低学年向けキャリアセミナー

某私立大学さんから、低学年(1・2年生)向けのキャリアセミナー(計
6回)の提案機会をいただく。初めての「低学年向けセミナー企画」のため、
考えているのが楽しかった。

以下、提案書の抜粋。

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●狙い
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学生が「意思決定を積極的に積み重ねることで、充実した“自分づくり”
の学生生活を送っていこう!」と思うこと

⇒企業が求めている人材とは、特殊な体験をしてきた学生ではなく、意思
 決定=自分で考え、行動することができる学生。つまり「就職(活動)」
 (ばかり)に意識を向けて学生生活を過ごしてもらうことが重要なのでは
 なく、考え、行動し、喜んだり、傷ついたりしながら、それでも立ち上が
 る、豊かで逞しい人間へと成長するきっかけづくりこそが、キャリア支援、
 就職支援という側面においても肝要である、と考えます。

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●狙いを実現するために必要なこと
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・進路≒生き方の選択肢は多数あること、の提示
⇒進路ごとにゲストを招き、インタビュー形式でゲスト本人の生き方を見せ
 ていく“公開取材”のイメージ。ゲストは各回2名とし、2名の考え方や
 生き方を対比しながら進めることで、一層の理解をはかる。

・就職ばかりに目を向けて学生生活を送らなくてもいいんだ、という安心
 感の提供

・行動すること、体験すること、の重要性実感

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●ファシリテーターのスタンス
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・卒業は、新たなスタートラインに立つこと

⇒社会人になるということは、あくまで新たな生活のスタートラインに立つ
 ことに過ぎません。したがって、社会人になってからも、学び、挑戦し、
 失敗し、泣き、歯を食いしばり、そうして自分で幸せを掴んでいく、と
 いうのは当然のことです。その「苦悩や挫折も含めた、道が拓けるまでの
 プロセス」を引き出しながら、ゲストの「行動」「考え方」「価値観」を
 噛み砕いていきます。
 「社会人になってからも苦しいことはある。そのときに拠って立つ、価値
 観、仲間、能力をこれからの学生生活でつくっていこう」というメッセー
 ジが発せられる展開にします。

・ゲストと学生の繋ぎ手として

⇒社会の第一線で活躍しているゲストと、学生の間には、経験・世代・言葉
 さまざまな「壁」が存在します。ゲストが発したメッセージを学生が誤っ
 て理解してしまうこともよくあることです。
 ファシリテーターは、学生側の視点に立って「学生が本当に知りたいこと」
 を質問として投げかけながら、勘違い理解をしてしまいかねない言い回しや
 社会人にのみ通じる共通言語などを、噛み砕きながら進行します。

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●テーマ
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1.起業家・事業家が語る「挑戦と生き様」
2.キャリア支援のプロが語る「学生生活愉快化計画」
3.研究者が語る「学問の独立、追求」
4.“家業・士業”が語る「手に職をもつということ」
5.人事部長が語る「優秀人材の生まれ方」
6.NPO理事が語る「価値と貨幣の非対称性」

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ゲストをリストアップしながら、想像だけでワクワクしてきた
(自分が話を聞きたい人を中心にしたから当たり前ですが)。

結論はお盆明け。
楽しみに結論を待つことにします。

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