2010年11月22日月曜日

社会人になってからの友だち

11/19、金曜日。

「学生向け社会人力養成ゼミ」の企画を悶々と考えるがまとまらず。しっくりこない。

起業前には

1)学内キャリアガイダンスの企画ファシリテーション
2)企業説明会(セミナー)企画ファシリテーション
3)就職採用支援、社会人基礎力向上に関する各種事業
4)学生向け社会人力養成ゼミ

の4つを柱としていく旨を事業企画書にまとめた。

1)に関しては、母校の横浜国立大学や、立教大学で実施中。追加で他の大学からもご依頼を頂けそうだし、「次年度、前向きに検討します」という大学も複数できた。
2)に関しては、2社・計28回の会社説明会にファシリテーターとして関わることが決まっている。
3)に関しては、某社の就職イベント(合同企業説明会)の司会を務めさせていただいている。
4)だけが、まったく動いていないのだ。

前職、いわゆる就職情報会社員時代に、学生向け就職支援の企画・実施(セミナーや個別相談)していて感じていたことは、行動・成果まで変化をもたらすことの難しさだった。

「学生がすごく理解してくれた!」と思って(運営者側は気持ち良くなったとして)も、行動にうつされ、習慣化され、成果をあげるところまでいく学生は、残念ながら少ない。

それは、セミナーというある種、非日常における「一瞬」の限界だと思うのだ。

学生は多くの時間を、学校で過ごし、アルバイトをし、サークルや部活に行く。
師と呼べる先生に出会ったり、「自分で考える」ことを時間をかけて習得したり、社員の仕事に対する責任感と充実感を知ったり、仲間と分かり合えることの難しさを実感したりしながら、成長する。恋もする。そういう日常があるなかで「就活」としての「一瞬」のセミナーは、ともすると、「ためになった」「おもしろかった」という“感想”で終わってしまう。それが、就活と就職後の社会人生活にも役立つ、本当の意味の「力」にまで結びつくことをやりたくて、切り口は「学生の成長を応援する大人を巻き込んだ」「ゼミ」だったのだ。が、まとまらない。「内定を売りにした塾から始めてもいいんじゃない?」と妥協しそうになるが、コンセプトがずれたまま走り始めた企画が、いい地点に落ち着いたことがない。

悶々としたまま、留保。日にちを変え、場所を変え、使うフレームを変え、また週明けに考えてみよう。

夜は、結婚祝い飲み会。

社会人3年目くらいのときに立ち上げた、異業種交流会(?)のメンバーの一人が再婚することになり、そのお祝いだったのだ。

私がほぼ毎日飲み会、という日々のなかで「朝まで2人で語り明かしたい、という30代だけを集めた飲み会」を企画し、以来、ずっと定期的に飲んでいる。全員年上。全員、顧客やパートナーなど仕事関係者からの関係スタート。いつの間にか、10名くらいが固定メンバーになった。毎年、春には泊まりの温泉旅行に行く。毎年、忘年会は歌舞伎町のスナックで朝まで歌い尽くす。「飲んでるだけじゃバカみたい」ということで、隔月で勉強会も行うようになった。私の結婚式のとき、「友人」として招待させて頂き、皆さんが金八先生の出し物までしてくれた。転職した人もいる。起業した人もいる。よく叱られもした。40代が増え「内部統制室室長」とか「選抜研修担当者」とか、要職にもどんどん就いている。そんなメンバーの一人の、再婚祝い。一生付き合っていく「友だち」の祝いごと。心から祝福。

飲んだなぁ。どうして2次会で切り上げられないんだろうなぁ。
気づくと、銀座で唯一、一人で定期的にお邪魔するバーで、知らない人たちと盛り上がっていた。夜が明けていた。

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