2010年11月19日金曜日

ぶどう酒

11/18、木曜日。

移動中に『大学破綻-合併、身売り、倒産の内幕』(諸星裕著・角川oneテーマ21)を読む。研究機関としての大学から、多くの大学は現状に即した、教育機関としての大学へ、という論に賛成。講義がつまらない先生(教員)って、「教える」ことを「習って」いないから、という理由も大きいだろうけど「自分のミッションは研究である!」と心底思っているからなんだろう。そうではない先生たちと最近お会いしているからこそ歯がゆい。

GPA、学部横断履修、教授会、職員のプロ化……新卒就職問題における、構造上の「正のスパイラル」転換の起点は「企業」だと考えているが、大学経営が変わると、自然と日本における新卒就職採用のあり方も変わってくるのだろうな。

いずれにせよ「採用選考では測りづらい、長期的なモチベーションや嗜好・志向・能力」を先生方が把握していて、企業(採用担当者)とも密につながっている、という状態をつくれれば、ミスマッチ減に貢献すると思う。その動きも出始めている気配があるし、全体的に「企業-ナビ-学生」から「企業-大学-学生」にシフト(回帰)し始めている今、「企業-ゼミ-学生」にさらにシフトする予感。

なんてことを考えていたら、あっという間に新座着。立教大学『仕事研究セミナー ~知られざるNo1企業の仕事~』新座キャンパス回。

学生アンケートは、満足度も高いし(計6回・延べ1,000名超の参加学生で、無記名式アンケートの満足度「不満」「たいへん不満」は0)自由記述を読んでも、視野拡大、仕事理解、就活へのモチベーションアップなどに貢献していることが分かって嬉しいのだが、どうして前から座らないんだろう。あくまで就活は「自分ごと」。損するよ。(池袋キャンパスはビシッと前から詰めて座る)

ボジョレー買って帰り、自宅で飲む。

そう言えばもう5年以上前、メルシャンのワイナリーへお泊りツアーに行った際(メルシャンの方に連れていって頂いた)、夜、ご好意で顔を出してくださった工場長が「昔はね、ぶどう酒って言って、このあたりでは食卓に普通に出ていて、みんなで楽しく飲むお酒だったんですよ。かっこつけて飲むんじゃなくて」と温かい目で話していた。それ以来、ワインも結構飲むようになったんだ。

次の日、朝5時から夜8時まで飲み続けた。宿泊先→ワイナリー→貸切バス→品川駅近辺の芝生→居酒屋。お酒好きの人事担当者たちと一緒に延々と。よく生きてたな。

明日はその時にもお世話になった方の、結婚祝い飲み会。パーティーではなく飲み会。楽しみ。

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