2010年11月13日土曜日

立教大と法政大と

11/8、月曜日。

会社説明会のファシリテーションをさせていただく某社と打合せ。

「学生」と「仕事・企業・社会人」を「ファシリテーション」を通じて近づける、と自分の仕事領域を設定して動いている起業1年目なのだが、横浜国大や立教大学のように、大学さんと組んで学内セミナー(社会人パネルディスカッション)をやるほか、企業の単独説明会におけるファシリテーションもやらせて頂いている。学生が知りたい「仕事や企業のホントのとこ」を私が「社員インタビュー」を通じて引き出し、学生に理解してもらう仕事なのだ。「上辺のいいところだけでなく、学生に誠実に向き合う」会社だからこそ、私のような「ぶっちゃけたところ、教えてください」スタンスのファシリテーションにニーズがある。今のところ、今年は2社計24回の説明会に関わる予定。

11/9、火曜日。

昨年、日経産業新聞に新卒採用に関するコラムを連載した際にもお世話になった、日本経済新聞社の某デスクに連絡。退職時にも「落ち着いたら食事行きましょう」と言っていただいていたのだが、先方もお忙しいので、連絡をするタイミングを逸していた。ちょっと、ご相談したいことがあり、携帯に連絡すると「では来週、夕方打合せして、良ければそのままご飯行きましょう」と嬉しいお誘い。感謝。

そういえば、新聞連載の際に感動したのが、この方の文章力。
メールを送って数分後には、赤入れして、数段分かりやくなった文章がFAXで返ってくる。新聞記者を新聞記者たらしめる能力は多数あるのだろうが「分かりやすい文章を早く書く」ことは必須なんだろうな。ちなみにこの方とは、何度か晩ご飯を食べに行ったことがあるが、お酒を飲まない。聞くと、私と食事をしてからも社に戻って、終電までか、日によっては1時、2時まで、朝刊の仕事をするそうだ。何気なく手にしている朝刊も、多数の方々の「作品」なのだ。

夜は立教大学『仕事研究セミナー』。テーマは「営業職の意気と苦悩」。営業出身、現・採用担当4名の方によるパネルディスカッション。具体的な仕事内容、大変さと喜び、営業職に必要な力、ノルマ(って言葉を使う会社はほぼないけど。数字目標のこと)、接待、そんな、学生が気になることを誠実に話して頂く。アンケートでは「営業は大変、というイメージは変わりません。でも、大変だからこそやりがいがある、ということがわかりました」という声多数。分かってくれて良かった。

ちと、反省することがあり、帰りに地元バーへ立ち寄り。
久しぶりにお会いした、グローバルメーカーの総務部長と、マスターと、男3人でまったり。

11/10、水曜日。

外出無。ほぼ1日、前日のアンケート集計。アンケート提出者、326名が書いてくれた一言一句を、すべて出演企業と大学にフィードバック。満足度は高くて嬉しいが、残念なコメントも数件。その矛先が出演企業に向いていて悩んだが、原文のまま記載。私ができること、すべきことは、ネガティブな声を「なかったこと」にするのではなく、「正しく出演企業に届けること」。次回に向けた改善を考える。

11/11、木曜日。

法政大学キャリアデザイン学部の某ゼミ見学。先日、あるシンポジウムでこの先生の話を聞き、感銘し、初対面で不躾ながらその場でゼミの見学依頼をしたところ、許可をいただいたのだ。それにしても、1年生って元気だね。特に女子。彼女たちを見ていると、無敵なんじゃないかとすら思う。

見学後、先生の部屋で、教員が学生にすべきこととか、日本の新卒採用に対する率直な意見とか、現場への実影響とか、人材ビジネスとか、いろいろ情報交換。先生は「採用で勉強の邪魔をしないでほしい」と思いながらも、ゼミ生のために、就活シーズン中はゼミのカリキュラムをストップし、就活対策に充てているらしい。真剣に学生と向き合っている教員の方の“思い”を初めてじっくり聞き、貴重だった。学生一人ひとりと向き合う、このような先生が多く生まれ、「大学教員、職員による学生評価」と「企業の採用選考時の学生評価」の接続を密接にしていくことに、「誰も得をしない」現在の新卒採用システムの未来がある気がしてならない。

あっという間に時間が過ぎ、昼ご飯を食べ逃す。

立教大学へ移動し、『仕事研究セミナー』。この日のテーマ「SE職の意気と苦悩」。出演者の話を聞いて、SE職に求められる力、仕事の実態が「コミュニケーション」であることに驚いた学生が多くいた様子。文系もOK、って話にも。仕事の実態を知るのは大切。だからこそ、営業志望の学生にももっと来てほしかったな。

11/12、金曜日。

立教大学『仕事研究セミナー』。この日は新座キャンパス。テーマは「営業職の意気と苦悩」。営業職に必要な力を質問したところ「聞く、聴く、そして、訊く」との答えがあったのが印象的。営業マン教育も勤めていたこの方のお話が大好きだ。「倒れる時は前向きに!顔から落ちろ!」と教えてくれた方の、師匠でもあるのだ。

セミナー終了後、学生数人から質問を受ける。「いま、私が知らない優良企業の見つけ方を教えてください」と聞かれたので、1.来週のこのセミナーに参加する(テーマ「知られざるNo1企業の仕事」) 2.企業HPの「主要取引先」を辿っていく 3.合説や学説で人がいないブースばかり巡る、とアドバイス。それにしてもしっかりしてる学生だったな。

アルバイト学生と最終のスクールバスにのり、池袋までいろいろ話す。がんばれ、恋。

帰りに、記録としても残るから、日記としてブログを書いてみようかな、と思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿