2011年3月15日火曜日

大丈夫

3/14、月曜日。

私にとっては幸いなことに、仙台の知人、友人は週末のうちに無事であることを確認できたのだが、落ち着かない。暗闇の中で水も食料もなく、飢えと寒さと寂しさに苦しんでいる人が大勢いるかと思うと心苦しい。

地震発生時、私は新宿の高層ビルにいた。顧客の説明会で、ファシリテーターとしてマイクを握り、進行していた。会場が27階だったこともあり、大きく、長く、揺れた。

主催企業の担当者とともに、学生に机の下に潜るよう指示を出し、落ち着け、余震のたびにまた潜ってもらったりしながら、最終的には非常階段で全員避難した。発生時、天井の一部が落下し、水差しや(裏の部屋にあった)食器が大きな音を立て割れた。

あの瞬間を思い出すと、被災地の皆さんの、情報も電気もない状況での余震の恐怖はいかばかりかと思う。

あの瞬間を思い返すと、もっとも安心できたのは、揺れから数分後に流れてきたアナウンスだった。「当ホテルは耐震構造です。ご安心ください」。

人が不安になったとき、打ちひしがれているとき、希望を見失いそうになったとき、ただ、遠くに見える光が希望になることがある。本当かどうかなんて分からないけれど「大丈夫」と言われることで安心できることがある。

まだ被災中で、一人でも多くの行方不明者の方の生存を祈るばかりであるが、徐々に、これからのことも話し合われるのだろう。

大丈夫。
日本は、日本人は、すごい。
こんなちっぽけな島国が、世界が羨ましがる、平和で豊かな社会を築いてきたじゃないか。

・・・・・・

私は私の仕事をする。
仕事は誰かの役に立ち、その誰かが別の誰かの役に立ち、そうして社会は回っている。

私の仕事は、誰かを通じて、何かを通じて、被災地の皆さんに繋がっている。

それを忘れずに、某大学向けの学内セミナー提案書を書き、就職情報会社向けのパートナーシップ提案書を書いた。3月の行動計画も見直した。ちくしょー、企業と報道関係者向けのリリースを本日一斉にするつもりだったのに、リスケじゃないかっ。計画も見直しだっ。でも達成するぞ、今月っ。

そんな一日。

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