2011年3月16日水曜日

業界研究セミナーの代替案

3/15、水曜日。

終日、社内。

原発をはじめ、テレビや twitter を眺めれば気になるニュースがたくさん流れているが、餅は餅屋、私は私の仕事をする。昨日も書いたが、私の仕事は、誰かを通じて、何かを通じて、被災地の皆さんに、被災地での救援活動や復興活動に勤しむ皆さんに、繋がっている。

春からの大学内セミナーの、参加企業向けセミナー概要書作成。ポスターチラシの原稿書き。参加企業への依頼メール。そうこうしているうちに、某大学から再び、冬の就活生向け業界研究セミナーについてのご相談メールがくる。

昨年は28業界・28社の、いわゆる業界リーディングカンパニーを招き、業界について説明してもらっていたが、一連の経団連方針の影響により、今年はこの企画が成立しないだろうと大学側が見込んでいる。なるほど、昨年の参加企業リストを眺めると、確かに「今年は特定学年対象の就職セミナーに関しては12月まで大学に足を運びません」と言いそうな企業が並んでいる。けれど単にこの企画を「無」とすることで、学生が業界理解しないまま企業研究に入ってしまったり、偏ったイメージで特定業界を志望するなどの弊害があると思われるため、別の形で「業界」を理解するセミナーを企画してほしい、という趣旨である。

困ったな。

既に他の学校からも同様のご相談をいただいており、それはとても有難いことなのだが、私は「業界」を理解することに大した意味を見出していないのだ。内定が出てから、所属する業界研究ってすればいいんじゃないの?いや、選考で「(同業の)○○社ではなく当社を志望する理由は?」とか聞かれるから?うーん。「誰に何をどのように価値提供し利益を得るか」のビジネスモデルが近い企業群のことを「業界」と括っていると認識しているが、ビジネスモデルはこれからもすごいスピードで変わり続けるだろうし。

だったら「業界」ではなく「ビジネスモデル」と「企業同士の繋がり(取引関係)」を理解した方が社会の仕組みを理解するという点で価値があるのではないかと思ったり。

変化はチャンス。考えよう。

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