2011年1月20日木曜日

1月18日を振り返る

1/19、水曜日。

1/18開催・新春パネルディスカッション「就職『新』氷河期時代に『できること』『すべきこと』」アンケート集計ほか諸々。しつこいけど、私にとっても本当に皆様に対して「感謝です!」の場であったのだが、それはそれとして、あったことや思ったことをつらつらと。

●ライブの良さは出会いの創造

開始前や休憩中や終了後、本当に恐縮だが、たくさんの方がご挨拶に来てくださった(逆にご挨拶に伺えなかった皆さん、申し訳ありません)。出会いも再会もあった。出演者の皆さん同士だと、本田さんと常見さんが初対面だったのかな。やっぱりライブはいい。

・出身の横浜国立大学の大学院(工学研究院)の先生が「院生向けにセミナー企画できませんか?」とご挨拶に来てくれた。もちろんやります、母校。何だか出身校と深く関わっていけるというのはワクワクする。

・「私が学生で、伊藤さんが前の会社で働いているとき、大変お世話になりました。覚えていらっしゃらないかもしれませんが…」と来てくださったのは早稲田大学の職員の方。学内掲示で本セミナーを知り、参加してくれたとのこと。いや、それにしても本当に申し訳ない、覚えていなくて。5月から早稲田でも学生向けのシリーズセミナーを開催させて頂くので、どこかの機会にお酒でも…。

・同業他社の皆さん。うん、「こういう場であれば告知しますのでお声掛けください」ってお申し出、感謝だなぁ。そして翌日には複数の方からご連絡頂き、3社さんとお会いすることになった。

・twitter でのみ繋がっていた方々との初対面、前職時代のお客様との「あ!」という再会、お名前だけは存じていた大学職員の方やキャリアコンサルタントの方…

それにしても「twitter やブログと印象が違いました」と言われることが多かった。そういうものなのかな。

●各立場の皆様への思い

・企業経営者、採用担当者
「学生に求めるレベルが高すぎる」「即戦力を期待しすぎ」「要件がはっきりしないから学生が苦労する」等々、批判も一定数あるわけだけど、やっぱり「新卒採用を実施している」ことそのものを、皆、もっと評価する(敬意を払う)ほうがいいと思う。新卒採用のメリットって、社内活性化(新しい血の導入)とか、自社理念浸透とか、社員のマネジメント力強化とか、いろいろあるけれど、今の私の立場(10年7月に起業。資本金も社員もすべて自分のみ)からすると、人を採用(雇用)すること自体がすごいことだと思うのだ。最近、(将来的な)自社採用のことをぼんやり考えたりするわけだけど、人様の人生に多大な影響を及ぼす「新卒採用」、それは生半可な気持ちではできない。

・大学教職員
無責任な外野の声だけど、やっぱり「教育機関としての誇り」を失わないでほしい。もちろん「出口(進学や就職)のことを考慮しない」という意味ではなく、「これを学べば何が得られるのですか?」という学生の問いに真っ当に答えてほしくないというか。いや、批判されない温室で「驕り」体質になるっていう、そういう低レベルの話はおいておいて(そういう先生もまだ多数いるというのは問題だけど)、「教育」は、「教育を受ける人」に対する学びへの喜びスイッチを入れてあげることは大切だけれど、「契約」であってほしくない。いま、まさに学ばんとしている人が、学びの先にあることをその時点で知っていたら、それは、学びではなく、契約履行にすぎない、と思うのだ。契約の先に何がある?支払に対して得られる既知の自分の利益、それが得られなかった場合の相手(教育側)に対する不服申し立てや訴訟。契約だから「自分がどうであったか」を脇に置き「相手が自分の期待通りの利益をもたらしてくれたか」に目がいくことになる。それって教育?教育の先には、いつの日か先生が言っていた意味を理解して感謝する、というような長い時間軸での人生の深い喜びを見いだせる気がするのだ。

・就職情報会社
応援してます。これはもう、一人ひとりが一生懸命であることを知っているから、という感情の話だけど。何にせよ「伊藤程度が黙ってろ。うるさいバカ」くらいの心持で利益を生み出してほしい。ビジネス側の人間が「自分は意味あることをしている、利益はともかく」と思った瞬間、その会社は負けだと思う。それと、大手就職情報会社を中心に「就職情報会社悪玉論」が好きな人もいるけれど、自分たちが価値あることをやっていると誇りをもって言えるなら、そんな外野の声を無視して、戦うべき人や組織と戦い、顧客に価値提供し、利益を創出し、利益出してますけど何か?と言ってほしい。

●辻さん

セミナー終了後、ジョブウェブ佐藤さんや、グロウスアイ辻さんらと食事をしたのだけれど(本田さん、常見さんは仕事で参加できず。またの機会にお願いします)楽しかった。今の早大はバレーボール部が元気、と居酒屋の大将から教えてもらったりして。

辻さんとは帰る方向が一緒(自宅は駅で2駅隣)なので、二人で二次会へ。

くだらない話もしたけど、2時まで飲み続けながら、ペンとノートを使って持論を展開する辻さん、このエネルギーすごいなぁ。笑えるくらい。前にも書いた気がするけど、私が前職の入社当時から、何だかんだと悩んだりした時に相談に乗って頂いたりしていて、ずーっとお世話になりつづけている。おもしろかった。こういうすごい方と仕事後に飲めることを、仕事の喜びのひとつとして見出したりもしている。

あっという間に終わった1月18日。

多くの方からメールを頂き、なかには過剰な私への評価をしてくださる方もいるけれど、まぁ酔いながらブログを書いてしまうような人間です。ご勘弁を。

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