2011年2月1日火曜日

初任給

1/31、月曜日。

某社の説明会ファシリテーター、初日。

朝、久しぶりに8時前後の東横線に乗ったのだが、相変わらず混んでいる。もう2011年なのに、こういうのはなかなか変わらないもんだな、と思ってしまう。

説明会の仕事は、社員の方の「仕事内容」「仕事や会社への思い・姿勢」などを私が「学生視点」から公開インタビュー形式で聞き出し、足を運んでくれた学生に「リアル」を理解してもらう、というもの。

午前・午後の2回だったのだが、先方の社長・採用担当者さんからのフィードバック、学生アンケートを読む限り(そう。採用担当者さんは17時過ぎに会場を出たと思うのだが、22時30分には学生アンケートをまとめてメールをくれた。もちろん全員ではないが、たくさんの採用担当者がこの時期はこういうスケジュール感で仕事をしている)、プロとしての仕事はできたようで、少し安心。もちろん気は抜かない。

説明会ファシリテーターの仕事の良さはたくさんあるけど、個人的には、よそ様の会社の「創業者」の価値観やビジョンを聞けるのが何と言っても嬉しい。下手な「○○研修」を受けるよりもよっぽど深く沁み入るし、勉強になる。「経営は人」であることを確認。

終了後、銀行へ。

今日は、1月31日。初任給なのだ。

10年7月に会社を設立し、7月には仕事の依頼(発注)を頂き、多くの方に支えられて半年間やってきたわけだが、税理士さんとも相談し、1月から自分に給料を払う設計にしていた。じんわりくる嬉しさ。

私は昔「就職して3年で力をつけて会社を辞め、独立する」と思っていたし、言っていた。けれど、当時10名にも満たない会社で働き始め、世の中そんなに甘くないということに気づくまで、時間はかからなかった。給料分(税金など諸々考えればその2倍くらい)を稼ぐことがいかに大変かを身をもって知った(つもりだ)。どこであれ、会社に文句を言う人をみると「だったら会社を辞めて給料分稼いでみろ、こんちくしょう(←週末に落語どっぷり見たからこういうのを言いたい時期)」とよく思っていた。福利厚生ばかりを気にする就活生、すぐに転職を考える新入社員などをみて「月に20万円ももらって会社に勉強させてもらえることのありがたみに気づけ、こんちくしょう」と思っていた。

そんなことを思い出す。

夜、18時30分から商談。
今週はそこそこ外出するのだが、いよいよ説明会が開始され、このような時間のアポが多い。日中学生と向き合い、お疲れのところ時間をくれることに感謝。話題はやはり、今後(13年度卒者向け)スケジュールの変更について。11年卒者の受け入れ、12年卒者の本格化する説明会と選考、そして13年卒者向けの大幅なスケジュール変更。3シーズンが頭の中で渦巻く。大きな会社ほど、スケジュール(オペレーション)が変われば、社内外ともに影響範囲が広いから、この時期に13年卒の全体像も考えなくてはならないこともあるわけで。

『ストーリーとしての競争戦略』(楠木建・東洋経済新報社)を購入。名著の予感。

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