2010年12月13日月曜日

腹が立つことを見つける

12/9、木曜日。

法政大学を訪問。
外では20人くらいの何かのデモ行進。

何のデモだったか分からなかった(急いでたから)ので、ヘタなことは書けないが、「学生に元気がない」と採用現場では長いこと言われ続けているなかで、社会の何かに対して腹を立て、不服を堂々と申し立てるというのは私は良いことだと思う。

うん、腹を立てる。

学生のみんなは最近、何かに腹を立てているのだろうか。

前職時代、一時、20名近くの「人事部長」にインタビューに回ったことがある。2,3年ほど前の話だ。「採用・教育を通じての課題は何ですか」と。多かった答えが「競争意欲の欠如」だった。「同期と仲良くなるのは早い。先輩社員とのコミュニケーションも上手い。でも、競争意欲を感じられない」と。

「悔しい」とか「負けたくない」という気持ちは、「ビジネスやる上で必要だぞ!」と教えられて身につくものではない。マネジメント的には「褒め8、叱り2」とか言われるけど、根本は本人のなかの「○○を手に入れたい」という欲求、欠乏感があるかないかにかかっていると思う。その欲求の満たされなさ、欠乏感の理由を外部(社会とか)に見つけたとき「不公平だ!」と腹を立て、抗議するのだと思う。

腹を立てる、というのは、そのベクトルをうまくコントロールしてあげれば、かなりのエネルギーになるのではないだろうか。働くこと、就活に関しても。だから「何だかやる気が出なくて…」と思っている人は、「腹が立つこと」を見つける、というのも一案かもしれないな。

そんなことを思った一日。

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