2010年12月27日月曜日

NHKアナウンサーに学んだファシリテーション

12/25、土曜日。

朝から大掃除。夜、NHKの新卒就職特集を見る。

新卒問題については、じっくり年末年始に考え、まとめるつもりだけど、それにしても、アナウンサーのファシリテーション、良かったなぁ。

・場(の雰囲気)をつくる
・意見を受け止めてさらに引き出す
・論点や主張を整理する
・まとめて分かち合う

ファシリテーターにとって大切なこういう役割を見事におこなっていた。学び。

・・・・・・

「就職難問題は社会のありようの問題」という総論は同意なのだけれど、であれば、私が目指す「社会のありよう」を再整理するところから就職問題を考えなければならないよな、と思ったり。地道に努力している人が報われない社会は悲しいが、実際に今、そういうことが就職採用の現場では起きてしまっている。一方で、努力「しない」人を「社会全体で」救う必要はない。努力しないで「新卒就職問題をどうにかしろー」と思っている(言っている)学生は、たとえば、ろくに働かないで「正社員なんだから定期昇給させろー終身雇用しろー」と言う大人を見て、どう思うのだろうか。

学生の「努力」の方向性は、決して「就活」ではない。そこを大人がミスリードしてはいけない。「構造的に」努力を就活に向かわせてしまっているのも現実。キーになるのは、大学と企業と就職支援会社の接続の在り方。改めて年末年始に。

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